【学級通信】(高校1年:第009号)体育祭と応援団の話
2017-05-25
「中間テストはいかがでしたか?」
来週の授業では結果の返却がされると思います。結果に一喜一憂するのではなく、
「できなかった問題の解き直し(改善)」
をしてください。解き直さないで、わからないままに過ごすことのないようにしましょう。これが分かっている人は、テスト前よりテスト後に頑張ります。普通の人は、テスト前に頑張って、テスト後に休み(遊び)ますが、
「勉強できる人は、テスト後に頑張ります。そして周りを出し抜きます」
これが一番効果があります。担任として、皆さんのテスト結果が良ければ嬉しいですし、悪ければ悲しくなりますし、あ~お家の人に電話するか…orzってなりますが、そんな結果の話よりも、できなかった問題の解き直しをすることを皆さんには強く期待しています。
1.体育祭の応援団とは?
中間テストの後にやってくるのは、体育祭です。このクラスは何だかよくわかりませんが応援団がクラスの半数を越えます。
「この応援団というものは一体なんなのでしょうか?」
私が先生になったときからず~とこのシステムがあります。なので、十数年間ずっと見続けています。保護者の皆さんは「応援団」という言葉だけではわからないかもしれませんね。最近の高校での応援団とは、学ラン着て白い手袋付けて、
「ふれ~ふれ~OO団!」
「さんさんななびょ~し!」
とか大声を出す、あの応援団ではありません。何と表現したら良いのかわかりませんが、簡潔に書くと、
「流行りの曲にヒラヒラの衣装を着けてグラウンドで演技という名のダンスパフォーマンス集団」
です。書き方に悪意があるように思われるかもしれませんが、そんなことはありませんのでお気を悪くされないように。
2.応援団はとにかく楽しいらしい
この応援団というものは、とにかく生徒は楽しいらしいです。どのくらい楽しいのかというと、夜の公園とかで練習して、近所から苦情をもらい、先生に怒られちゃうくらいです(笑)。また、朝練で早く来て、練習して疲れて、授業中に寝てしまい、先生に怒られちゃうくらいです(笑)。書き方に悪意があるように思われるかもしれませんが、そんなことはありませんのでお気を悪くされないように。
ちなみに、この応援団の魅力は昭和生まれのおじさんにはまったく理解できません(理解のない担任でゴメンね)。だけど、生徒の皆さんが
「とにかく応援団をやりたい。とにかく応援団が楽しい。それはクラスがツマらないとか、部活に入ってないとか、勉強が嫌いだとかではなく、とにかく一年に一回でも行事で盛り上がりたいという気持ちからくるもの」
であることは理解しているつもりです。
3.応援団は苦労する
応援団をやってみると苦労することも知っています。
「苦労の原因のほとんどは人間関係です」
「誰々が練習してくれない」
「1年生のやる気が感じられない」
「練習への出席率が低いとか」
…先輩になればなるほど、偉い役割になればなるほど苦労します。それを乗り越えるのも行事の醍醐味ですから、私はニヤニヤしながら見てようと思います。ちなみに、ペアダン(男女がペアを組むダンスの通称)でのトラブルは後を引くのでお気を付けください。
4.体育祭は競技が中心
クラス競技や個人種目についてですが、当然こちらも頑張ってください。応援団に夢中になって競技がテキトーになるのは本末転倒です。そうなってしまっては、おいおい!誰の応援(団)だよ!って突っ込まれます。応援団あるあるですが、
「内輪だけで楽しんでいるけど…クラスのことちゃんとやれよ!」
ってけっこう思われたりもしています。優先順位は、
「クラス競技 > 委員会・部活の役割 > 応援団」
という順番ですのでお間違いなく。応援団もそうじゃない生徒も、体育祭に向けてクラス1つになれることを期待します。そこで重要な役割を果たすのが、体育委員です。委員の役割はとっても大きいです。
「クラスが体育祭に向けてどうなるのか?」
とても楽しみに見ています。体育委員にもクラスにも期待しています。
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