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天才に勝つ方法

大切なことを学んだスノーボード

趣味のスノーボードをはじめたのは、たしか25歳の冬
それからずっと続けている趣味の一つ
しかし、ついに今年は一度も滑りに行かなかった(コロナで自粛)

振り返れば、他にも趣味はあった
高校時代のギターも大学時代のスキーも単純に女子からモテたいという下世話な欲求がきっかけではじめた趣味

スノーボードをはじめた理由も同じ
(あと、先にはじめていた職場の先輩が、あまりにもヘタだったので、そんなわけないだろ、と自分もやってみたいと思って)

高校時代のギターも大学時代のスキーも、きっかけはそんなんだったけど、はじめてみると、練習すればするほど上達していくことが楽しかったし、スノーボードも最初はそうだった

当時は、スノーボードブームの真っ只中
板やウエア、ゴーグルなど、どれもカッコイイものが多く、そしてオシャレ(そして高価)

ゲレンデをプロと同じような板とウエアで、スイスイと滑ることがカッコイイ、そう思っていたし、実際にモテた(多分)

でも、あるスノーボード漫画を読んだことをきっかけに、その考え方は180度変わった
その漫画の「ある1ページ」の主人公とその師匠とのやりとり、

「ダッセー、なんだアイツら、あんなポコジャンなんかでよー」
「なんで?」
「だってさぁ、あんなの跳んで騒いでだもん… つまんんねーだろ」
「そうかな、楽しそうだよ…」
「ただのヘタクソじゃん」
「ちがうよFクン! スノーボード楽しんでいる人が、スノーボード、ウマい人… だよ」
そう、楽しんでいるヤツがウマいヤツ

ウエアのカッコよさや、転ばないよう滑ることではないことに気づかされた
今までの自分がめちゃめちゃ恥ずかしくなった
(少なからず、自分の中にも、Fクンと同じように思っていた部分があったから)

それからは、ガンガン滑って、ガシガシ転んでの繰り返し、気が付いたら、女子の目なんて気になってなかった

転ばなかった日は、新しいことにチャレンジしなかった日

改めてマンツーマンの個人レッスンも受けた(ハーフパイプのスクール)
そして、ウィスラー(カナダ)のサマーキャンプにも参加した
(当時世間は、カナダ発生のSARS(サーズ)ウイルスで騒がしかったから、周りからはかなり反対されたけど)

みんな年下で上手な人ばかりだったけど、自分には全く関係なかった
(ついでに英語が全然しゃべれなかったことも全く関係なかった)

そしたら、もっと上達していったのは、想像に難しくない

これを知る者はこれを好む者に如かず
これを好む者はこれを楽しむ者に如かず

有名な孔子のことば
天才は努力する者に勝てず、努力する者は楽しむ者には勝てない
諸説ありますが、こんな意味かと思います

どんなときでも楽しんでる人が一番強いと、孔子先輩は、2,500年も前に言っていた
だから、つらいときや苦しいときは、なるべく楽しいと思うようにしているし、そうしていると不思議とホントに楽しくなってくる(一種の自己暗示)

「いま楽しんでいるか?楽しんでいるヤツがウマいヤツ
大切にしていることばの一つ

そして実は、さらに「楽しむの者は、切実な者には勝てない」と続くらしい…

切実とは、差し迫っている、身近に深くかかわっている、よくあてはまる、適切なさま 

このあたりの話は、またいつか書きます

最後まで読んでいただきありがとうございます。


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