妹が両親を毒親だと叫んだ日。
毒親ってなんなんだろう?
いつものようにYouTubeで動画を見ていた時のこと。
突然、違う部屋から妹の叫び声が聞こえてきた。
「お前なんか毒親だ!謝れ!私に謝れ!」
私は驚いた。何に驚いたんだろうか?
妹の悲痛な叫び声にか?自分の親に向かって放った言葉にか?
それともこうなるだろうとわかっていたことにか?
私は17歳の時、高校を中退して一人旅をした。
と言ってもおばさんの家に泊まってはいたけれど。
そこでは色んな大人たちが私の話に耳を傾けてくれることに驚いた。
誰もつまらなさそうにしないで、私の顔を見て話を聞いてくれるのだ。
初めて感じた幸福感だった。
それまで私の周りの大人はみんな、真剣に子供の話を聞かなかった。
保育園の頃から感じていたことだった。
母も父も仕事で忙しいんだろう、と子供ながらに感じて何を話してもうわの空でテレビを見ながら相槌をしている両親を諦めていた。
いや相槌してくれていただけましかもしれない。そう自分に言い聞かせていた。
だからこそ驚いた。
そして思ってしまったのだ。私の親ってちょっと変…なのかな?
それから不信感を抱きながら生きてきたわけだが、
妹の叫び声が聞こえた瞬間にもうこれはそうなんだと。
今の時代、ネットでいろんなことがわかる。(8割嘘だと思ってるけど。)
その中で『毒親』というワードは最近よく聞くようになった。
妹はそのネットの海で見つけたんだ。
私自身も薄々気づいてはいたけど、「こんな私を育ててくれたしなぁ」と思っていた。いや待てよ。こんな私ってなんだ?
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