#1 こんばんは、じょんです

ご挨拶


みなさん、こんばんは〜
普段は大学でジェンダー・セクシュアリティを専攻しながら、「チルいジェンダートーク」というポッドキャストで喋っています、じょんと申します。
お初にお目にかかります、初めましての人。はろーはろー、ラジオでおなじみの人!
ポッドキャストの公式noteも僕が管理しているのですが、こちらのnoteではもっと個人的かつとりとめもないことを更新していこうと思っています。
ジェンダーと関係あることないこと、言葉にしたいことを綴っていきますので、よかったらお付き合いくださいな。
(もし良ければ、仲間たちで作っているラジオも是非!聞いてくださいねー!)

じょんとバイキュリアス

さて、今回は僕の性的指向について最近思うことを書いていこうと思います。

じょんはラジオ初回で性的指向が分からないと言っていたのですが、最近「バイキュリアス」というアイデンティティが一番自分に近いような気がしています。バイキュリアスというアイデンティティは、ネットではこう解釈されています。

https://news.livedoor.com/lite/article_detail/19799894/
バイキュリアスは、「女性も男性も好きになることに興味・関心があるが、完全に好きになってはいない」という風に説明がありますね。この引用の後半部分、「ヘテロセクシャルと自認しつつ、同性にも恋愛や性的指向がある」というのが、じょんの今の状態に近いんですよ。
僕はシス女性で、男性に対して恋愛的・性的な関心が向く人間です。ヘテロセクシャルとしての面を持っています。
ただ、ヘテロセクシャルと名乗るには違和感があるんです。男性に対して抱く感覚とは違うのですが、女性やその他の性というカテゴリに属する人にも強く惹かれることがあるということも事実で。もっとあの人のことを知りたい、より親密な関係性を築きたい、繋がりたい、触れたいと思うのは、何?ともやもやしていた時、ふとインターネットの海からやってきたのがこの言葉、バイキュリアス。

自分のセクシャリティに必ずしも名前をつけなくても良い。今も前も僕はそう思っています。ただ、バイキュリアスという言葉は、曖昧なままでいた自分のいちぶぶんに、仮の輪郭を与えてくれたのかな、と思います。名前が僕の曖昧な部分を許してくれたような。
でもこの許しって誰からのものなんでしょう?名前を与えられるまで無いことにされていたものが可視化された喜びなのでしょうか?
あるいは、もしかしたらヘテロセクシャルであるという特権性を回避するために、アクセサリー的な感覚で後付け的にクィアな属性を得たい、という碌でもない欲望から来たものなのでしょうか?僕は今、それがとても怖いです。自分が誰かの大切なアイデンティティを侵害して、傷つけてしまうことが。

また、「バイキュリアス」という言葉が全部僕の性的指向について説明しているかというかというと、そうでもない気がするんですよね。
僕という存在を一つの言葉で説明できた気になるな、とカテゴライズされること自体への反抗心やら、よりはっきりしたものへの憧れやらが名乗りを引き留めている。それから、やはりヘテロセクシャルというラベルを剥がしたいというところから来てるのでは?という自分自身への疑念は捨てられない。
でもやっぱり、男性でない性を持つ人に親密な感情を抱くこの疼きは、セクシャリティでなくては何なのだろう?
はっきりしたアイデンティティを求める僕と、曖昧な揺らぎの中に佇む自分を何だかんだ愛している僕。全部僕なので。じょんって名前が全部表して、適度に隠してくれたらいいのに。

ラジオのリスナーの中にも、ラジオを聴いていて自分のセクシャリティに気付いたとコメントで教えてくださった方がいらっしゃいました。コメントありがとうございます。
そうですよね、無限にあるセクシャリティに名前がついていたりついてなかったり、そのことすら社会はなかなか教えてくれなかったり。何かあなたにピンと来る名前が見つけるお手伝いができたら嬉しいし、逆に名前に縛られる必要もない気がします。とりあえずコレって仮の腰掛けとして何かの名前を使うのもアリだし、複数の名前を使っちゃっても良いだろうし。もちろん使わないと言う選択をするのもアリ。僕は誰かに許可を与えるような大層な存在でもないけども。
セクシャリティは生まれ落ちて与えられたものなのに、言葉は自分で選び取る必要がある。だから、自分のほんとうと言葉に少しズレが生じても、それは自然なことかもしれませんね。

おわりに

つらつらと駄文を書き連ねてしまいましたが、こんなところで記事を〆ようかと思います。

自分って ややこしい。

セクシャリティについてや自分について、もっと勉強して、分かることを増やしていきたいですね。
誰かの尊い領域を踏み荒らさずに、自分と自分の仲間を見つけたいと思う、今日この頃です。

ではでは〜おやすみなさい〜

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