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イタリア滞在143日目・144日目

日・月です。日曜日はボローニャのSlow food試飲会。
終電を逃し、フィレンツェで一泊しました。イタリアの終電は22時とかなんだよ。知ってた?

日曜日

例によって美味しかったワインを記録していきます。

Bologna centraleからバスでBolognaFiereへ。入口っぽいけどここは入口じゃない。
めっちゃ歩く。遠いのと、雨の中というのもあって戸惑っている人を何人も見た。僕はと言えばGoogle Mapを信じて歩きました。
Nord. ここが入口です。
入場券は前売り券をオンラインで買えて、僕はAIS会員なので10ユーロの割引があって、それでも29ユーロの予定だったのだけど、このチラシによるとみんな20ユーロで入れるらしい。HPの情報だと20ユーロは関連業者のみだったはずなんだけど。。。イタリアだから深く考えない。
入り口の案内。人がいねえ。
ブース地図。
グラスのピックアップ。今まで行った試飲会だと受付・会計と引き換えにグラスをもらっていたけれどズラーと並んでいるのは合理的でいいね。
これはSlow foodならでは。グラスの洗い場所がある。普通の試飲会だとデポジットを払ってグラスを借りるか、入場料にグラスの代金が含まれているorサービスでグラスを持ち帰れるのだけど、ここは洗って再利用。試飲会あるあるなんだけど、いろんなワイン飲んでいると飲み口が汚れていって試飲の役割を果たせなくなるのだけど(普段はトイレに行った時に濯いだりする)、定期的に洗えるのはいいなと感じた。
試飲会は日月火でやっているどの日もイベントがある。僕は行っていないけれどイベントは会場以外の日時・場所でもやっていた。
Sciacchetrà delle Cinque Terre。リグーリアで作られる陰干ししたデザートワインのプレゼンコーナー。Cinque Terreは有名な観光地。

Il "Cinque Terre Sciacchetrà" e un vino passito, li cui colore va dal giallo dorato all'ambrato tendente al bruno. Il profumo e intenso, il sopore e dolce, talvolta tannino, di buona struttura. Il vino a denominazione di origine controllata "Cinque Terre Sciacchetrà" può presentare sentori di miele, spiezie frutta secca e il retrogusto e ammandorlato; invece, in sentori del "Cinque Terre Sciacchetrà Riserva" sono speziati e tostati e il retrogusto talvolta e ammandorlato.
Il nome "Sciacchetrà" risale alla fine dell'Ottocento. Pare che uno dei primi a utilizzarlo sia stato il pittore macchiaiolo Telemaco Signorini, il quale afferma nel suo scritto su Riomaggiore che "in settembre, dopo la vendemmia, si stendono le migliori uve al sole per ottenere il rinforzato o lo sciacchetrà".

Slow Food Presidio, Etichetta Narrante, Sciacchetrà delle Cinque Terre
冒頭にトルコの地震被害を伝える時間があった。スローフードっぽいね。
3種類飲んだけどこいつが一番うまい。Cinque Terre Sciachetrà Doc Demi.
歩いてたらポーズ決めてくれた人たち。昔アイルランドでもこーゆー人たちいたな。いーね。
試飲会あるある。土が飾ってある。
ウルグアイのワイン。Castel Pujol Folklore Carbónica. 値段調べたら520ドルなんだけど、、、やっば。
Casa Grande Carvernet Franc. こちらは469ドル。
売り子さんは代理?インポーター?の方だった。一つのブースで3つの生産者の紹介をしていた。ウルグアイから遥々来るのは大変だもんね。
ブラジルのワイン。Vinha unana - Fino Rose seco. 他のワインのエチケットのセンスもイカしてる。
https://www.vinhaunna.com.br/produtos-e-algumas-experiencias/
La Casetta - Prime Colline Ravenna Sangiovese. キャンティ・クラシコ試飲会で嫌ってほどサンジョベーゼを飲んだ僕が美味しいと感じたサンジョベーゼです。エミリア・ロマーニャ。
La Casetta - David. こっちがRiserva. DOC. こちらはなお美味しい。
美味しいと感じたワインはエチケットとラベル裏面、ブース名を撮るようにしているのだけどピースしてくれました。エミリア・ロマーニャ。
BIANCO DI CEPARANO ROMAGNA ALBANA SECCO DOCG.
Romagna Albana Passito Riserva DOCG. 甘いやつです。エミリア・ロマーニャ。
Fattoria Monticino Rosso. エミリア・ロマーニャのDOCG.
トレンティーノ・アルト・アディジェ。Tröpfltalhof - Rose Marie.
Tröpfltalhof - Garnellen. こちらはアンフォラで作ってる。白。アンフォラのワイン好きだな〜。
Tröpfltalhof - Storlond. 赤。
Tröpfltalhof - Barleith. こちらもアンフォラ。赤。
Marco Triacca. La Mossa(Valtellina Superiore DOCG),  Riserva Elisa(Valtellina Superiore DOCG),  Quattro soli(Sforzato di Valtellina DOCG).
フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア。Sirk - Mitja.
Sirk - Collio.
スロヴァキア。Bott Frigyes - Juhfark.
Bott Frigyes - Muzsla.
キプロス。Vuoni Panayia - Promara.
Vuoni Panayia - Avnthology.
社名でググっても全然情報出てこない。
 セルビア。Maurer Orion.
アルバニア・Balaj - Vlosh.
アブルッツォ。Fontefico "la canaglia" Pecorino superiore.
Fontefico "Febbre d’A." vino rosato.
Fontefico "portarispetto".
マルケ。Accadia Cantori.
チリやペルーのワインもある(飲んでない)。
間食です。
Olive ripiene all' ascolana. 大きなオリーブにお肉を詰めて揚げたものです。日本にいた時からずっと気になってたやつ。めちゃ美味しい。
Cantina Colognola - Verdicchio dei Castelli di Jesi Superiore Riserva DOCG LABIENO. マルケ。
ショップ訪れたら年齢確認でCiaoって出てくるのマジうける。
Montepulciano d’Abruzzo Colline Teramane Nostradamus. アブルッツォ。
Frappato DOC Vittoria Agrotys. シチリア。
Fabio Ferracane - FODDREÈ. シチリア。
Fabio Ferracane - CAMALEONTE.
Fabio Ferracane - MACERATO.
Fabio Ferracane - GUANCIABIANCA.
Beretta - Nostranu. サルデーニャ。
Beretta - Thurcalesu. サルデーニャ。
Berritta - Baillanu. サルデーニャ。


試飲会が思っていたよりもよくて。

Slow Foodイベントにはミラノ。ボローニャでそれぞれ1回行ったことがあったけれど、どちらもあまりいい印象ないんです。寂れている印象。

今回も人がすごく多いイベントではなかったけれど、置いているワインが存外よかった。イタリア以外の国のものがあったり(そして美味しかったり、もちろんイタリアのも美味しかったり)。

今回初めてテーマを決めて試飲をしました。ザ・DOCGをめぐる回。

イタリアワインにはDOC/DOCGといった格付けがあり、フランスほど厳格なものではないのですが品質を推定する導にはなります。ワインソムリエの資格をとるのならこれらのDOCGは覚えなければいけないのですが、名前を覚えるのはもちろん味を知ることも大事です。

DOCGを探しつつ、エチケットや国や地域を見てワイナリーを巡っていたら意外と当たりに出会えて。楽しめた。

そうこうしながらBologna Centraleに戻って時間を潰しつつ泥酔のあまり待合室で寝落ちして起きたら出発5分前。

急いでバス停に向かったもののバスが来ない。駅に問い合わせに出かけたら「その電車なら"もう"出たわよ」とおっしゃる。

電車?

そう、行きは電車⇨バスで来たから帰りもてっきりバス⇨電車と思いきや、電車⇨電車だったのです。そんなことあるかい。

安く帰れる鈍行はもうないと聞いて仕方なくフランチャ・ロッサ(特急)に乗ってフィレンツェに向かったら帰りの電車がない。おいおい。特急まで乗ってここまで来たのにおうちに帰れないの?

とゆーことで久々にホステルに泊まりました。もちろん外泊の予定などなかったので着替えなどは一切ない。タオルもないからシャワーにも入れない。フィレンツェに観光に来ていた大学生と喋って寝ました。慣れないベッドでなかなか寝つけなかった。


月曜日

翌朝です。

mercato centraleでみかんをゲット。2階は初めて行ったけれどお食事ゾーンになっているようです。
料理教室もあった。
朝のお散歩。運転席が古い。
Blue Box(続き気になる)
Kubota!
スマホで語学学校の授業を受けてからランチを食べます。「フィレンツェ 安い うまい」で見つけたお店。Cent poveri. 有名なお店のようです。
プリモ・セコンド・水・ワインがついてなんと11ユーロ。これは安い。
コペルトが洒落てる。
メニュー。口コミによると煮込みが美味いらしいのだけど見つけられず。
ワインはデカンタに注いであって、ソッコー出てくる。
一人なのに水は750ml/75cl.
tradizionaleなのが食べたいと言ったらラザーニャ Lasagne alla parmigianaを勧められました。3分もかからずに出てきたので作り置き(出来立て)を切り分けた感じですね。パスタが柔らかい。味はまあまあ。
Milanese di Tacchino con patate fritte. ミラノ風ターキーってなんだろと好奇心で頼んだのだけどミラノ風コトレッタをターキーでやっただけどの変哲もない料理だった。チョイスミスった。ポテトに塩はかかってない。
店員に「塩をくれ」と言ったら右のおじちゃん(francesco)が塩をくれた。左のおじちゃん(Leandro)は後から来てローストビーフを分けてくれた。これがめちゃんこ美味しい。Buonissimo!と驚いていたらfrancescoが「今日のは特に美味しい」と言っていた。Leandroはワインも分けてくれた。
向かいのお姉さんはfrancescoとLeandroと話していたら「ここに座っていい?」と混ざってきた。3人とも常連らしく、3人ともローストビーフを頼んでいた。常連が頼んでいるものなのでこのお店ではローストビーフ以外頼んじゃダメだと思う。
店員がお姉さんを茶化して「あなたの彼氏?」と僕を指して言ったら「ええそう、今日は彼氏よ」と冗談を飛ばしていた。僕もこれくらいの冗談を理解、言えるようになりたいな。
帰ります。
夜は先週に引き続きAISソムリエのクラスを見学。今回は生徒に混じって座れたのでスライドがよく見えた。
ボトルは赤い布で隠してグラスに注がれます。
白白赤。左がGIallo paglierino, 真ん中がGiallo dorato, 右がRosso rubyno.

AISのワインソムリエコースはイタリアでは基本的にイタリア語で受けることができて、1コースの履修におよそ3ヶ月かかる。レベルは3レベルある。全てのレベルが毎度開催される訳ではないので全てのレベルを通過するには2年ほどかかったりする。

日本語で短期で履修する方法もあるけれど、体験談がウェブ上に全然ないんですよね。もちろん、オリーブオイルソムリエでも。

そんなこんなで。学んでいる雰囲気は今後も積極的に発信予定です。

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不定期連載。実験的に始めます。買い切り。

イタリア滞在期(2022.10~)を連載中です。イタリア料理、ナチュラルワイン、日々のこと。エッセィ。

Grazie per leggere. Ci vediamo. 読んでくれてありがとう。また会おう!