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お金を何に使うか

S席10,000円の芝居のチケットを買ってしまった。唐突。10,000円すごい高いと思ったけど買った。買わなければ2度と買えないと思ったから。買わなければ買えない。買いたくても買えなああ。買ったその先にある体験も味わえない。だから買った。だったらもう買うしかなかったのだ。むしろ買わざるを、のやつだ。誰が川猿だ。

何にいくら出せるかということは、何をどこまで体験したいかにもよる。腕時計にポーンと何十万円も出せる人はその腕時計をする体験を味わいたい。のかな。そんなことを?そんなことを味わうための何十万円?いや違うのだろう。私はS席10,000円のチケットを買うのだってその先にある体験がいかに素晴らしいものだという予測の上でもかなり悩んで買ったし、いましている3万円程度の時計なんて1年半くらいずっとAmazonのお買い物カゴの中に入っちゃ出て出ちゃ入ってしていたのだ。だから腕時計何十万円の先にある体験は未体験。その先に何があるのだろう。

私はすぐ安物や中古品を探してしまうタイプで、いかにお得にお安く買ったかという話をするにつけ「高いの買わないとすぐ壊れますよ」「高い方が結局は長持ちですよ」「結果、新品のがいいってなりますよ」と、ことごとく老婆心を投げ込んでくる友だちがいて、先日はドライヤーが壊れたので新しいドライヤー選びをしていたらふとその友だちの顔が浮かび、また安物買ってとか言われるかと思い(話さなきゃいいんだけど)それなりの値段のドライヤーを買ってみた。確かに何となく風の感じも違えば風量も温度の調節もデジタル制御で細かくできる、という話をしたら「ドライヤーはどれも同じ」と一刀両断された土曜日。
明日も書きます。

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