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【北海道】札幌・定山渓の百日氷

①イントロ〜北海道のスイーツのレベルの高さ


思い出すだけで食べたい。
札幌にそんなかき氷がある。


私は出身は福岡で
北海道に10年近く住んでいる。


私が北海道に来て
最初にびっくりしたのは
スイーツのレベルの高さだ。


スイーツに使う材料のほとんどは
北海道産で手に入る。

牛乳、卵、小麦粉、
チーズ、フルーツ。

その上、さらに
パティシェたちのレベルも高い。


最高の食材で
最高のパティシエたちが作る
スイーツがおいしくないわけがない。


今日はその中でここ数年、
札幌で大人気の百日氷という
夏秋の100日しか営業しない
人気のカキ氷屋さんについて
ご紹介したいと思う。


※これ以上、入店しずらいのは
 勘弁だから本当は
 教えたくないんだけどね…!笑


②事前予約はほぼ無理ゲー!森乃湯本店

百日氷が食べれる場所・方法は
2023年夏現在、2か所だ。

どちらも札幌中心地から
1時間未満で行ける定山渓にある。


①森乃湯本店(完全予約制)
②山ノ風マチ店(メイン店舗)


私は2020年に①へ行った。
午前中に整理券をもらい、
数時間並んで食べた。

近くの札幌ノースサファリで遊んだ後に行った


お店はとても素敵な雰囲気だ。

夜はホテル宿泊者の温泉になる
緑がとても綺麗なのだ


とても素敵なところだったので、
このかき氷店を営業する
第一寶亭留
には
その年の冬に泊まりにきた。

手前は期間限定のトウキビ味🌽


数時間待って食べる価値のある
素晴らしく手の込んだかき氷だ。

トッピングがポップコーンなんてイケてる


この本店は
最大8時間待ちだったらしく
それが理由でメインの店を
山ノ風マチエリアを作り、
店に移したそうだ。

そしてこの店はホテルの宿泊者と
前日予約で30分で5名までの
予約を受けるシステムになった。



私は台湾から友達がくるので
前日18時にドキドキしながら
夫にも協力してもらって
パソコン1台、スマホ1台で
予約に臨んだ。

しかし結果は壊滅的だった。

電話番号やメールアドレスなど
入力することが結構多くて
申し込みボタンを押した時には
sold outだった。


やってみてわかったが
これはほぼ無理だ。

おひとり様ならまだいけるが
複数名だとかなり厳しい。
1分未満で全ての予約が埋まる。

ちなみにこれは平日の話だ。
そうなると土日なんて
もっと無理だろう。


ちなみにキャンセルが出て
平日の当日朝に1名分枠が
2日連続で空いていた。

でも1名枠なのでどのみち
2名でいこうとしてる私は
指を咥えて眺めるだけなのだ。


③ 1日60名の整理券!山ノ風マチ店


諦めきれないので、
新しくできた山ノ風マチ店へ
朝10:30の整理券配布に向けて
行くことにした。


10:30ピッタリに駐車場について
少し並んでいたので
整理券をもらったのは10:40だった。

帰宅後、記念に自宅で撮影した


整理券は20番だったが、
11時すぎたころに
QRコードを確認すると
自分の番まで残り9組だと出た。

2〜3時間くらいかなと予測して
周辺散策を楽しむことにした。

見事なデザイン


天気が良くて最高だった。
友達も「軽井沢みたい!すてき!」
と喜んでいた。


④周辺散策とランチ「雨ノ日と雪ノ日」


ここには本当はベーカリーがある。

そこのハンバーガーが
とても美味しいと聞いていたのだが
残念ながら水曜定休日で
食べられなかった。

ちなみにここは足湯もあるが
これも定休日に伴い
利用できなかった。残念、、。


そこで今回はランチに
横断歩道を渡ったところにある
「雨の日と雪の日」という系列店で
ピザを食べることにした。

私にとっては、
2020年に来た時と
ほぼ同じ流れになったが
ピザは美味しかった。

2020年に食べたカレーピザ


カレーピザは今回なかったので
限定メニューだったようだ。

今回食べた1番人気のサラダピザ


⑤周辺散策とデザート「ロケール定山渓」


ピザを食べ終わったのは12時過ぎで
残り4組と表示された。 


しかも30分以上、
この残グループ数は変わらなかった。
作るのも食べるのも時間がかかる。


私は残り1組となったら
呼ばれると思っていた。
ここが大きな勘違いだった(後述)


食後のコーヒーが飲みたくなって
かき氷を提供している
「ハレとケ洋菓子店」建物の
右横の駐車場の裏にある
「ロケール定山渓」へ行った。


素敵なお店です


ここは山ノ風マチの系列ではない。
だからHPにも載ってなくて
初めて知った。

魅力的なメニューがずらり


かき氷が待っているのに
だいぶ美味しそうなものが
私たちを誘惑してくる。

友達に「これからかき氷だよね…」
と言うと「これは別腹でしょ」
返事が返ってきたので
ソフトクリームも注文することに。

数量限定って惹かれる


ブルーチーズをかけた
限定ソフトに私たちは心惹かれた。

ちなみに一個1000円以上する!

他のメニューと迷ったが、
2人でシェアすることにした。


お金を払って
作ってもらっている時だった。


QRコードを読み取った
スマホの画面が
動いていることに気づく。


残り3組となったので
お店へ移動してくれと
書いてあったのだ。


私たちは「えーー!」と驚きながら
友達がコーヒーとアイスを受け取り、
私が先にお店へ行くことにした。


⑥ついに百日氷!しかも気合の入った初氷メニュー!

今年は6/17から始まり、
私は5日後に訪れた。

かき氷の限定メニューは
20日ごとに変わる。

そしてこの初氷が値段も1番高く
1番気合の入った雰囲気がある。


シェアするために
この限定メニューの
「苫小牧いちご」


そしてレギュラーメニューの
「余市くるみとバナナきな粉」を
注文した。


もちろん、事情を話して
さっき買ったコーヒーと
ソフトクリームを持って
入店させてもらった。


入店後も結構待ち時間があったので
その間にブルーチーズの
ソフトクリームをいただいていた。

犯罪的な組み合わせだ。
ブルーチーズのしょっぱさと
甘いクリームが絶妙なにマッチする。

なんで今までこのメニューが
この世になかったのだろうと
思うほどだった。


そしてお通しのかき氷がやってきた。


生姜シロップと大葉が爽やかで、
でもちゃんと甘みがある。

お口の中を綺麗に整えてくれる。


そしてかき氷もきた。

初氷 苫小牧いちご
余市くるみとバナナきな粉


実に見事…!

どちらも素晴らしく美味しかった。

特にいちごのほうは、
パルメザンチーズ、山わさびなど
びっくりする組み合わせの
トッピングだ。


内側にもレモンのババロアや
ピスタチオのババロアが。


友達とそのサプライズを
楽しみながら味わった。

私は余市クルミの香りと
トップにあるババロアが
めちゃくちゃ好みだった。


ババロアって普段
なかなか食べない。

この柔らかい食感が
優しくてたまらなかった。


ものすごくお腹いっぱいになって
途中で苦しくもなったが
コーヒーに助けてもらったり、
友達とかえっこして食べきった。


⑦かき氷だけで終わらない、最後のプレゼント

大満足して帰ろうとしたときに
不思議な棚を見つけた。

この中にはお店からとって
「ハレの日」にふさわしい、
大切な人に贈りたくなる言葉
書かれたお店の名刺が
たくさん入っていた。


海外の友達と行ったから
余計に良かったのだが、
日本語の美しさや
その言葉を使う文化や価値観を
改めて感じることができた。


私はこれらの言葉をもらい、
先日亡くなった
ペットの仏壇に
このカードを置いた。


今の時代はインスタ映えだけが
クローズアップされてしまう。

でもこういうふうに
心に染みることがあってこと
本当の旅の醍醐味だ。

ここに来て良かったと
心から感じることができた。


このタイミングで私にとって
必要なシーンがこれだったと思う。


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