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【経験談】パワハラ被害攻略方法② 万が一の休職に備えてやっておいた方がいいこと

この記事は、
そして現在2回目の休職者が
自身の経験に基づき
有益な情報・アドバイス

発信しています(完全無料)




(1)まずは、セルフチェックしてみよう!


この記事を読む前に、
自分の今を客観的に
見てみませんか?

アメリカで撮影🇺🇸


最近の自分を思い出してください。

以下に当てはまる項目は
ありますか?

【職場での自分】

  • 職場に行く/働くのがかなり辛い

  • 多分、自分は無理をして働いている

  • 職場に嫌な人がいて、気が滅入る

  • 「自分のせいだ」「自分が悪い」と思うことが最近多い

  • 誰かに謝っていることが多い

  • 仕事でミスが増えた

  • 「自分にしかできない」「自分がこの仕事をしなくてはいけない」と責務を感じる仕事がある


【プライベートでの自分】

  • 朝起きれない/夜寝れない

  • 食欲がない

  • 急に涙が出てくる

  • 悲しいニュースや事件を見ると、気が滅入る

  • 誰かに言われた「何か」が、ずっと心にひっかかっている

  • 漠然と何かが怖い、不安だと思うことが増えた


◾️当てはまるものはありましたか?


これは私が過去・そして現在の
休職前に感じていたことです。

私は当てはまる量とか、
関係ないと思っています。


少なくとも一つでも当てはまれば
ある日急に、パタっと
動けなくなる日が
あってもおかしくない。

そういう指針だと思ってください。

でも、怖がらないでください。
いま、自分を見つめられた。
それはラッキーなことです!

もしかしたら、
受け止め難いと感じた方も
いるかもしれません。

でも、知ることで
予防もケアもできます。

前向きに受け止めてくださいね!

それでは、 この記事のテーマ
「万が一の休職に備えて
やっておいたほうがいいこと」
経験談に基づいてお話しします!

静岡の日本平で撮影


(2)経験談。1回目の休職とそのときの失敗


◾️私が休職を決めた経緯


私は自分が人生で
休職するなんて
想像もしていませんでした。

だけど休職をする
3ヶ月ぐらい前から
心療内科に通院して
薬を飲みながら
仕事をしていました。


最終的に休職を決めたのは
自分自身でした。

当時リモートワークしていたとき
ある先輩に言われた一言で
大泣きしました。

上司に言っても
「うん、頑張れ」で終わり。

同じ部署の先輩に相談しても
3月の繁忙期のせいか返事はなく。

もうこんな職場、行きたくない。

あの先輩に、会いたくない。


その一心で、
かかりつけの病院に
休務要請の診断書をください

と言いました。

そのときは繁忙期で
私と、ある先輩しか
できない仕事をしていました。

イメージ的には
経理部の決算時期に
特殊パートの担当者がいなくなる
と思ってください。


そのせいで私は医者にも
「診断書を会社に出すか
まだ迷っているけど、
限界だったら休みたい。
お守りとしてほしい」

と言いました。

ちなみに診断書は
自費で一通5,000円ぐらい。


私はその診断書をもらったあと
会社の保健師と相談し、
お休みをすることにしました。
診断書は会社に提出しました。


◾️3ヶ月前から予兆はあった

3ヶ月前のとき、
夫からは休職の選択肢
かるーく言われていました。

一緒に暮らす夫から見れば
私のその時の状況は
かなりギリギリで
もう休ませた方がいい
と思うもの
だったと思います。

思い返せば会社でも
仕事中に涙が止まらない……
でもなんで泣いているか
よくわからない……

そんなことがありました。

ここで教訓。

自分の「まだやれる」判定は、
メンタルやられているときは
バグッている。


結局私も、その2ヶ月後に
ちゃんとお休みになったので
自分の判断ってアテにならない
って改めて思いました。

だから、みなさんには
前述のセルフチェックを
一番最初にしてもらいました!

フィンランドで撮影


◾️休職しても、経済的な保証はある


そのとき夫から、

「休職しても生活の保証されて
7〜8割お給料はもらえると思うよ」


と健康保険組合のサイトを
見せてもらったのを覚えています。


私の場合は通院もしていたし、
病院に言えば
診断書はもらえます。

診断書が出れば
上記サイトに書かれている
傷病手当金はもらえる。

「病院はね、いつでも
ジョーツマの味方なんだよ」

「診断書って、最強なんだよ」

そう教えてもらって、
全く知らなかったので、
ホッとしたのを覚えています。


だから私は本当に限界がきたとき
自分で「診断書ください」って
言えたのだと思います。

ところが!私のしくじりは
ここにありました……!


◾️失敗談:自分の休職の取り扱いを確認せず、休んだ


みなさん、重要なことを言います。

会社の労務担当者に
必ず以下を聞きましょう。

○自分が病院から診断書を得て休んだ場合、服務の取り扱いはどうなるのか

○休んだ場合の経済的な保証はあるのか

これは会社の方針によって、
全く変わります。

私の会社は、
想像以上にいい会社で、
手厚い会社でした。

そのため、前述した
健康保険組合の
傷病手当金申請は
全くいらないものでした。

さらに、
きちんと説明できる人は、
労務部門の担当者のみです。


上司・保健師・産業医など
会社の中にいろいろいますが
あまりアテにしない方がいです。


というのも!

私の場合ですが、
お休みに入ったので
もう「休職している」
と思っていたんです。

翌月にお金が入るのかとか
全然わかりませんでした。

結果的には、翌月の4月に
いつもぐらいの手取りが
振り込まれていました。

そして5月に復職。
同僚たちは思った以上に
笑顔で迎えてくれました。


よし、また心機一転!
がんばろー!と
明るく考えていたそのときでした。


有給欄を見ると
自分が思っていた有給の
1/3になっていたのです。


私は保健師に
どういうことかと尋ねました。


「え、病気や怪我をして休んだら
有給を使うのは普通でしょ…?」


そんな答えが返ってきました。


つまり私は1.5ヶ月休んだけど
積立の有給+新年度の有給が
使われてしまっていました。

4月に振り込まれていたお金は
ただの有給でのお給料。

え、じゃあなんで5000円払って
診断書出したの……?


私は自分のペースで
きつかったら半休など使って
働こうと思ってたのに、
5月の時点で有給がわずかになって
その一年は本当にきつかったです。
(心の余裕がね!)


これは私の会社の場合の話。
でもみなさんに言いたい!

服務取り扱いや経済的な保証については、必ず労務担当者に聞く!

○ネット情報だけで判断しない!会社特有の事情がある!


余談ですが、公務員の友達が
長期休職したときに

「長期で休んでしまったから
その期間の手当額は減ったけど、
お見舞金という別の名前で
お金が入ってきて助かった


と言っていました。

こういったことは、
公にされていないはずです。

そんなの言ってたら
悪用される危険もあるし
働いている従業員にとっても、
モチベさがりますからね。

でも必要な人は
正しく知って、使うべき!

「メンタルまいってる、休みたい。
でも経済的に不安!
これじゃ休めないんです!」

とはっきり労務担当者に
相談してみましょう!


ちなみに私は、2回目の休職で
はじめて確認しました……!泣

(後述します)


このとき2年の月日が流れてます。
それでも真の情報は
労務担当者に聞くまで
本当にわからなかったです!


北海道の大雪山の登山にて撮影


(2)経験談。2回目の休職


◾️全てが順調だったのに、突然

2年後に2回目の休職が訪れます。
これは本当に突然でした。。

私は復職後一年、
穏やかに仕事をしていました。
ちょっと暇なぐらい。

そして二年目では
本来のパフォーマンスを
存分に発揮しまくりました。

これが本当の自分!
休職しても自分は取り戻せる。
それが嬉しくて
バリバリ働いていました。


ところが、ある日、珍事が起きます。
有料記事ではないオープン公開なので
詳しくはここでは書きませんが……

一言で言うと、
職場である事件がおこり、
フラッシュバックをがおきました。


それは自分に直接
言われたものではないけど
見ているだけで恐怖。


もともと2年間
例の先輩とは同じ執務室。
毎日声は聞こえるので
我慢しながら働いてました。


私は、食欲がなくなりました。

不安な気持ちが多く、
また前回のように

「会社には行けない」
「会社には行きたくない」

と強く思いました。


◾️失敗は繰り返さない!防衛策

前回の休職時は、
保健師と上司だけの対応でした。

しかし今回は
いろいろ問題があって
労務担当者が登場。

幸いなことに、
その担当者は
知り合いでもありました。

私はここで初めて
前回の休職で前項で記載した
「休職時の服務」
「経済的な保証」
を教えてもらいました。


「特にうちの会社はここが他社より手厚いところなんだよ。だから安心していいんだよ」

などと教えてもらい、
ちょっと会社のことも
見直しました。


さらに休職に入る時には
「長期休職者のしおり」
というものも、もらいました。

こんなのあるんだ……と
びっくりでした。

休職経験がある人でも、
労働組合の人でも、
保健師であっても、

服務や保証内容を知らない、
誤解釈していることがあります。

繰り返しますが、
絶対に労務担当者に聞いてください!



◾️日本は社会保障がある国

この手厚さは、会社でなくても
前述した傷病手当金と同じ考えです。
違いとしては「誰が払うか」

今回改めて知りましたが
日本は保証に恵まれている国です。


生活保護もあるし、
障害者手帳もあります。

障害者手帳は
メンタルの病気でも
長期がすればもらえることも。

まずここは、安心しましょう!
働かなくても、生きていけると!
療養が優先です。



◾️稼げる額が減るなんて、悔しいよね


もちろん、私にも「加害者」と
思っている人がいます。

会社のことも、もう大嫌いです。
2回もこんな目にあって、
本当に気が狂いそうなほど
たくさん泣きました。


あと私は「旦那さんいるから大丈夫でしょ?」と思われているかもしれませんが……


私は実は世帯主です。
家のローンもあります。

「稼げる額が減る」
これは私にとって大問題でした。

しかも自分一人が
犠牲になるならまだしも、
愛する夫の生活レベルも
下げてしまうかもしれないこと。


夫は会社員ですが、
主夫になってもいいからと
夫に言ってたぐらいで、
私は自分の稼ぎで
夫を幸せにしたかった。

だから
本当に腹が立つんですよ。
人生計画狂うし、
プライドもズタズタ。

100%貰えていたはずのお金が
70%とかそれ以下になるとか
本当にありえないです。

でも、だからと言って
耐えるところを
間違ってはいけない。


頑張るべきところは
このシーンではないんです。


自分が踏ん張ること、頑張ること。

それはあなたが
叶えたい夢のために
使うべきパワーです。


いっぱい悔しいと思います。
でも一度、その拳は引っ込めて。

しっかり休んで、元気になったら
あとでその拳をもう一度
全力で出しましょう!笑


バリ島にて撮影


(3)他に休職前にやっておくべきことリスト


就業規則の印刷or自宅PCへの転送

②労働組合があれば、その担当者の連絡先(労務担当者・保健師・信頼できる同僚でもいいです!)

信頼できる同僚/他部門の知り合いに、自分の気持ちなどを伝えておく

④ハラスメント関係の証拠があれば、自宅のPCへ転送


①と②の詳細(メリット)は、
前回記事に理由を書いています。

まぁとにかく「休職中に不安があったら、安心して相談できる窓口を確保しておこう」ということです。


※大変申し訳ありませんが有料記事です。しかし、弁護士からいただいたアドバイスなども書いてますので、かなり中身は充実しています。ご検討ください。


◾️休職理由が改ざんされる!?

③の理由は、
自分が休んでいる間に、

職場で自分の休職理由が
改ざんされている


ことがあるからです。

私はがっつりされていました。

だから1回目の復職時、
「Aさんのせいでしょ」
といろんな人に言われました。


「え、Bさんのせいだよ?」
と思っていました。

そしてBさんは数ヶ月後、
何事もなく出世しました。
闇ですよね。


ちなみに1回目で
改ざんされているので
2回目の今も、原因について
会社と話のトーンがあわず、
困っています。。


◾️職場の同僚以外にも休職中に話せる人を


職場で起きた問題は
同僚たちも気まずいです。

理由はおそらく
「助けてあげれなかった」
という罪悪感があるから。

これは自分も経験があります。
すっごい心配なんだけど
日頃そんな接点がなくて、
詳細事情も知らないから
余計に声をかけずらいとか。

長期休職者の人が復職して
エレベーターで
乗り合わせたことがありました。

「あ……」と思いました。

声をかけたい。

なんて声をかける?


「お元気でしたか?」よそよそしい。

「大変でしたね」他人事っぽい。。

すごく難しいんですよね。。


自分はメンタル最悪の時、
誰からも連絡がこなくて
「もうみんなに嫌われてる」
って1ヶ月ぐらい
ずっと落ち込んで泣いてました。

元気になってきて、
少しずつ客観性を取り戻し、
悲観的にならなくなりました。


※前述の内容にも触れますが、
本当に元気になるって、
世界の見え方が変わる。

とっても大事なことなんです!


ということで、
職場の人たちだけの
ネットワークでは
十分じゃないかもしれない。

だからこそ、同じ社内で
部門外に味方がいると、
なおのこといいです!


私は、会社と争いまくってるとき
部門外の先輩たちに
相談にのってもらい、
LINEの交換もしました。


おかげでいま、二人の先輩が
何かあればすぐに電話くれるし、
メッセージ交換します。

休職中って結構寂しいんです。


でも社内の人なら
会社の状況も少し知れますよね。

何も知らないと妄想が膨らむので
たまに会社の状況を
知るのも良いこと。


多分、だいたいは次から次に
問題が起きたりしてますよ。

自分が休職してるくらいですから。


メンタルが
ボコボコになったあとでは、
誰かに頼るのは
遠慮しちゃうかもしれません。

多少まだ元気なうちに、
ぜひプライベートでも連絡が取れる
セーフティーワークを
築いておいてください!


スウェーデンで撮影


(4)終わりに


「休職」という選択肢。


「漠然と不安なもの」

から

「恵まれた選択の一つ」


そんなふうに見えたら
いいなと思います。


私も今回結構エッセイを
かなり書きました!

あ、同じ気持ちだ。
自分はそれ以上に辛い。
え、この人この程度で休む?

いろんな感想あると思います。
もし自分の判断がつかなければ
一つの目安になったらいいなと。


一方で、たとえば入社してわずかで
元々手取りが少ないのに
7割しか保証されないなんて
暮らす上で心配だよ
とか、
そういうのもあると思います。

実家を頼れる、
頼れないもありますよね。
私も親に休職していることは
伏せています。

でもとにかく、
先に想像して不安になるより、
流れに身を任せてみる
のもありです。

自分が今回休職して、
ちょうど1ヶ月前に
感じたことなんですけど……

闘う内容が減ると、
思考が変わります。

絶対譲れない条件、
怒り、悲しみ。
少しずつ、手放せます。

本当に自分にとって大切なことが
わかってきます。

1ヶ月前なら
考えられなかったことが
考えられるようになります。

そうすると、
悪いことばかりではない。
そう思える自分に出会えたり。


諦めずにいきましょう。

私も支えてくれる先輩たちに

「会社の中にあなたの人生があるんじゃない。あなたの人生のなかに、会社が少しあるだけよ」


そう言われて。

今日も生きています。

数ヶ月後に復職するかも
まだわかりません。

でもいいんです。

なんとかなる!
そう信じています!

一人じゃないからね。
頑張りすぎずにいきましょう。


最後までお読みいただき
本当にありがとうございました。

また連載続けたいと思います。
(フォローも大歓迎です!)



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