ちゅうい

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最近の記事

化学小説 日経新聞

いつものように新聞記事の切り抜き作業をしていたら、ふだんはほとんど目が止まることのない「証券」のページの小さいコラムに気づいた。老眼鏡かけないと見えないやん、と思いつつ目を凝らして読むと、「5話連続」とか「科学小説」とか書いてある。7cmかける9cmほどの枠に、どれだけの文字が入るのかしれないが、推理小説風になっていて、10月5日が第1話。終わりはえっ、という感じで次号に続く。ノーベル賞を取られた吉野先生が「私の履歴書」を連載中でもあり、化学って面白んだなと思い始めたところな

    • 企業のモラル

      古びた表現だけれどブラックかどうかは順法精神の範囲として本題から切り離して、国や世界経済との関わりというマクロ目線で企業のモラルをどう評価すべきか、ひとつ疑問を提議したい。 かつてリーマンショックに世界中が奈落の底を見たとき、金融業界を救済する政策に賛否が渦巻いた。社会基盤を守るためにやむをえない選択肢だったが巨額報酬を得ていたウォール街のビジネスエリートへの嫉視と格差への怒りが先鋭化した。救済策のコストは世界中のあらゆる階層の人に世代を超えて負担させたのだろう。救済された

      • 東京オリンピック2020

        なぜ、オリンピックを開催するのですか? こんな質問が出なかっただろうか。コロナが収束せず、あらゆるところで多くの犠牲を強いられている中で、なぜ?という抵抗があった気がする。 最初は「復興五輪」と銘打っていたのが、コロナ克服五輪だかなんだかに変わった(らしい)ことを揶揄する向きもあった。 これだけ毎日感動の嵐に見舞われ、夢中になり、励まされ勇気付けられてみると、「なぜ」という問いかけが無意味にすら思えてくる。理由なんて、結局のところ完全に後付けだった。オリンピックを開催す

        • 株式上場の動機

          勤務先では上場準備プロジェクトが佳境にさしかかっている。関係者が大きな目標に向かって盛り上がり日夜寝食を忘れて頑張っている・・・姿を、私は当初夢見ていた。数年前、口ばかりで一向に計画に着手しようとしない創業者に、後継者への継承にまつわる税制対策のタイムリミットの問題を持ち出し、幹部会議では上場後にM&Aで大飛躍する夢を語ったりして漸く主幹事証券や監査法人の選定などに漕ぎ着けたころ、創業者から告げられた言葉に対して私は担当を退く決意をした。「君らが上場したいと言うからやってみよ

        化学小説 日経新聞

          書籍の広告

          石原慎太郎著「あるヤクザの生涯」という幻冬舎の書籍の広告を新聞で時々みかける。かなり大きな広告で評判も売れ行きもいいのだろう。昔気質に憧れを持つ身にとって魅力的な書籍だ。一方で、「ヤクザ」という存在に恐々ながらドラマチックな興味を持ってしまうのは自分だけではないだろうと思うと、こんな広告を大々的に打ち出してもいいものか、と、ふと思う。ノンフィクションだそうなので、そこに書籍としての価値や意義があるのかもしれないが、どうだろうか。 アメリカの現状を思う。自由と民主主義を何より

          書籍の広告

          イトマン処理

          2月6日の朝刊に、住友銀行頭取を務めた巽外夫氏が97歳で死去した記事が出た。前任の磯田一郎会長と対照的なタイプで表立ったことをしないひとだったそうだ。磯田会長に退任を迫りイトマン処理の陣頭指揮をとって住友銀行を再生させた功労者と記事を読むと、外資によくみられるような、前任者の否定の上に功を誇るようなひとに聞こえるが、そうではないようだ。経営の世界で大きな実績を残しつつ、人として大切な節度やモラルを代償にしなかった稀有な人物だった。 偶然だと思うが、同じ日の紙面に、”國重惇史

          イトマン処理

          韓国の検察

          権力の座にあるうちに都合のよい政策を決めるのはトランプだけではない。文在寅氏も退任後の訴追を免れるべく、政府高官への捜査権を検察から与党の意向に沿う新組織に移管することに成功した。 先進国の民間企業が”内部統制”の強化に目くじらをたてているのと対照的だ。

          韓国の検察

          美意識

          多弁雄弁はカッコ悪い、と思って育ってきた。子供の時からの価値観に影響された生き方は中々変えられない。今更、流行らない考えと思いつつ、藤沢周平や山本周五郎を読むと、そーでしょう、そーでしょう、と嬉しくなる。はたからみるとやせ我慢にしか見えないだろう。それでも言説を器用に左右しながら意見を通していく者への羨望は、元から無い。男は黙ってサッポロビール。(恵比寿、大好き)

          #ジョブ型

          ジョブ型とメンバーシップ型。雇用契約が伝統的な日本スタイルから欧米スタイルに変わるべきだという説で使われる用語。 新卒一括採用方式は変えた方がいいと思うが、ジョブ型がいいかメンバーシップ型がいいかという議論にはメンバーシップ型の長所の認識が足りないような気がする。メンバーシップ型の長所が活かせなくなったのは雇用制度とは違うところにあるように思う。

          対人スタイル

          猫派と犬派で対人スタイルが異なるという見方に共感。犬派の人は猫に嫌われるらしい。猫が、ひとの対人スタイルを嗅ぎ分けるというのが根拠なく納得できる気がする。 僕がうまく付き合えない人たちは、猫を飼っている、そんな気がする。

          対人スタイル

          用語

          昨今の用語 同調圧力 エモい 儒教 朱子学 陽明学 禅宗 浄土宗 天台宗 曹洞宗 真言宗

          PCR検査キット

          自分で新型コロナウィルス感染の有無を確認するPCR検査キットがネットで販売されることになったとの新聞記事。自分で検体を採取して送ったら数時間で結果メールが通知される。ナイス!そうこなくっちゃ。と思いましたが、迅速検査というサービスは15,000円。えっ?日常的に使える価格ではないと思いますが。別の会社のサービスも同じくらいの価格。原価を知らないので一概に高いと思ってもいけないのですが、年初コロナ禍勃発時ドラッグストアにマスクが品切れして数千円の価格も出現した頃を思い出してしま

          PCR検査キット

          梅田スカイビル空中庭園から見たブルームーン

          梅田スカイビル空中庭園から見たブルームーン

          世界の脅威

          まだソ連という国があったころ、自由民主主義という価値観を共有しているつもりの国々の仮想敵国は共産主義国だった。ソ連とアメリカが核弾頭の数を競っていたし、いろんな政治的思惑が東西対立を正当化の道具にしていた。西側陣営、東側陣営と分かれていても突然核ミサイルが落ちてくる恐怖は世界中の人が知っていた。 今の時代は「地球温暖化」が核兵器同様の世界の脅威になって、様々な政治的思惑の道具になっている気がする。世界平和がSDGに置き換わった。まったく異なる領域だけれど、世界中の人々の思考

          世界の脅威

          財政バブル

          先進国の政府債務は第二次世界大戦時のピーク超え、とか。戦争をしていないのに財政が膨張するのは何故?パンデミックへの対応は世界大戦並みの危機対応だということだろうか。

          財政バブル

          学術会議。任命拒否された人はきっと理由に心当たりがあるはず。「これしきのことで政府は判断するのか!」と声を上げればいいのに。理由の説明を避けている政府もコメントせざるを得なくなる。拒否された人も自分の主義主張を世に問う絶好の機会なのに。

          学術会議。任命拒否された人はきっと理由に心当たりがあるはず。「これしきのことで政府は判断するのか!」と声を上げればいいのに。理由の説明を避けている政府もコメントせざるを得なくなる。拒否された人も自分の主義主張を世に問う絶好の機会なのに。