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【海外旅行記|DAY2|前編】女3人気ままなポルトガル旅行を振り返ってみた【サンベント駅|エッグタルト】

2019年12月の女3人ポルトガル旅行を、引き続き振り返っていきます。
DAY1〜2はVlogにもまとめてみました。よろしければご覧ください。

20時間に及ぶ長旅の疲れをすっきり癒やし、ポルトの街歩きにでかけます。
眠い目をこすりつつ、ひんやり冷えた街の空気に目を覚ませられます。
マルケスの駅からは、メトロでサン・ベント駅へ。

実はメトロから上がるとすぐにお目当ての国鉄サン・ベント駅が現れるのですが、腹が減っては戦はできぬということで、まずは向かいのカフェで朝ごはんといきます。

エッグタルトとおじさまの粋なはからい

お邪魔したのはThe Traveller Caffe さん。
場所柄もあってか、世界中から旅人たちが訪れるようで、壁中に旅人たちのコメントが残されていて目にも楽しかったです。
旅の始まりにはうってつけのかわいらしいお店でした。

ポルトガルが日本にカステラをもたらしたことは有名ですが、
それもあってかポルトガルのお菓子はどれも懐かしく感じられ、初めて食べる気がしないものばかりでした。
卵と小麦粉、お砂糖は控えめな甘さのものが多かったです。

ショーケースいっぱいの幸せな黄色たち。メルティングイエロー。
いずれも1〜2ユーロと、お値段まで可愛らしかったです。

小文字のiの点がハートになっててかわいい

私たちはそれぞれ、エッグタルトひとつプラスケイジャーダひとつという組み合わせで注文することにしました。
エッグタルトはポルトガル語でパステル・デ・ナタといいます。
ナタ だけで販売していることもあります。
東京にはナタ屋さんがあるみたいですね…行ってみたいな。

エッグタルト×3、ケイジャーダ×3と注文をしたところ、お店のおじさまが何やら説明してくださいました。しかし私たちの理解が及ばず…
オッケーオッケー!と言っていたところ、下の画像のようにケイジャーダが3種類運ばれてきました。思わずあれ…?と顔を見合わせてしまいました。

手のひらサイズでぱくぱくいける

ケイジャーダはプレーンのものだけしかないと思い込んでいた私たちは、てっきりおじさまがオススメのマフィンでもセレクトして持ってきてくれたのかな…?と勘繰りかけましたが、その場でネット検索して解決。
ケイジャーダとはチーズ味がスタンダードではあるものの、アーモンドやオレンジなどのフレーバーがあったりするみたいです。
どうやらおじさまは、3人で分けるなら3種類持ってきてあげるけどいい?という旨のことを仰っていたようでした。

そういう気遣いというかプラスワンな提案、とってもあたたかくて素敵だなぁと、まだ1日目の朝なのに大感動に包まれたのでした。

青一色の美術館のようなサン・ベント駅へ

心も身体も温まったところで、サン・ベント駅へ向かいます。
国鉄のサン・ベント駅は、その駅舎の美しさからポルトの観光には外せない名所となっています。
駅舎の内側が、アズレージョというポルトガルのタイルで出来た巨大壁画でぐるりと囲まれているのです。

空も晴れていて、駅の周りからブルーの景色が広がります。

一歩踏み入れると、目に飛び込んでくるのは青、青、青…!
圧巻の青さですが、それもそのはず、なんと2万枚ものタイルを使用しているのです。
描かれているのは、セウタ攻略やポルト入城などのポルトガルの歴史的な場面たち。

青の濃淡だけでこの奥行き

緻密で奥行きのある大きな壁画はさながら美術館のようですが、現役の駅舎なので一般の利用者たちが行き交います。3人で一心に眺め続けましたが、なんせ天井が高くだだっ広いので、人を避けながら首をぐるぐるさせているうちに散り散りになってしまいました。

時計に時刻表。駅として立派にポルトの交通の要衝となっています

四角いタイルが敷き詰められていますが、これは一体どのようにして一枚の絵画にしているんでしょう…不思議で仕方がありません。

アーチの向こうはカフェや切符売り場

ポルトを旅行する際は、こちらの駅を起点とすることもあるかと思います。
しかし電車に乗らないとしても、訪れる価値のある場所に違いないので、ぜひ一度訪れてみてください。

青と黄色のコングレガドス教会

サン・ベント駅を背にしてすぐ右に見えるのが、コングレガドス教会です。
旅を通してアズレージョ外壁の教会はいくつか見ましたが、黄色の窓枠はこちらしか見なかったなと思います。特徴的でコントラストが素敵。

缶詰の遊園地 カーサオリエンタル

てくてく歩いて、5分ほどで、缶詰屋さんのカーサオリエンタル(casa oriental)に到着します。
ポルトガルの名物は海産物で、特にバカリャウ(干しダラ)、タコ、イワシが有名です。
それらを味付けし、缶詰にしたもの専門のお土産屋さんがコチラ。

遊園地みたい

正直なところ、そこらのスーパーで買えるものでも充分に美味しくそしてお安いのですが…
なんといってもこのパッケージが可愛いので、やっぱりお土産にはおすすめです!
保存も効きますし、スーツケースの中で壊れたりつぶれたりしないのも優秀ポイントです。

試食のディスプレイもかわい〜

この頃は試食もできました。コロナ禍を経た今はどうかわかりませんが、復活してるといいな。

メトロのサン・ベント駅を出てからずっと徒歩でしたが、まだまだ歩いてレロ書店に向かいます。ポルトの街は小さくまとまっているので、坂道にヒイヒイ言いつつも休憩を挟めば余裕で歩いて回れます。街歩き好きな方にうってつけ!

文字をつらつら書いていたら今度は絵を描きたくなってきたので、何年か越しの続きのイラスト作成にも取り掛かります。
情報は古いかもしれないけれど、旅の思い出は自分のものだから。
それではまた次回。

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