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光通信の営業組織は何が凄いのか

初めまして。
先日、令和の虎を見ていたら光通信出身の志願者が登場しました。

自分は営業ではなく、企画系職種で新卒から3年間光通信Grpの会社に在籍していました。

そこで、興味深く番組を見ていました。

志願者は自分を大きく見せたい願望が強すぎる といういわゆるイタイ系の人間でしたが、これまでの実績や今の事業に対するエネルギーは凄まじく、22歳でここまでの人間になれるのか と驚きました。

しかし、コメント欄を見てみると

「(実演したロープレに対して)顧客の意見を聞かずにただ押し売りしているだけ」

「縮小傾向にあるテレマーケティングを選ぶなんて戦略がなさすぎる」

等、手厳しいコメントが寄せられていました。

しかし、光の営業を3年間近くで観察してきた自分からすると、光の営業マンに対して「戦略」や「トーク」で突っ込むのは本質が見えていない人々だなと思いました。


光通信営業の強みは何かというと

上司から詰められるストレス>顧客に電話するストレス 

の構造を作っていること だけです。

それを言うと、オープンハウスや野村證券等の営業系組織も一緒じゃないの?と思うかもしれません。

しかし、外回り系の営業は喫茶店などでサボれますよね?しかしアウトバウンドの電話部隊は常時上司から観察されているのでサボれません。

上司に声を掛けられるくらいなら、ひたすらダイヤルを回して電話をしていた方がマシだ という意識が社員にあることが最大の強みです。

自分は現在、東証プライム上場企業で働いていますが、そこの営業の方は一般社員でも戦略や業務改善方法 ということに頭を使っています。

しかし、こと営業という職種においては数字(売上)を作ることが絶対的な目標でそれ以外は何も考えない という光通信の営業の方が結果を出せます。

トークスクリプトを磨いた方がいい/戦略を磨いた方がいい と光通信出身の営業に言うのはナンセンスです。

彼らに求めるのは

上司から詰められるストレス>顧客に電話するストレス

の状況を作ること と 

数字を出さない営業は退職に追い込むフローを作ること

だけです。

その2点の純度を高めることだけに集中させるのが、投資家の立場としての仕事なのかなと思います。

3年間働いた身として、光通信は社会的に全面的に褒めることができる企業ではないですし、テレマーケティングが迷惑だからやめたほうがいいという意見には賛成です。

しかし、ことスタートアップの企業の場合、光通信出身の営業を入れて組織を作らせること以上のセールス戦略はないと思っています

そして、今回の志願者は多分↑ができる人間でしょう。22歳なのに

ビジネスモデルが弱くても組織を作る能力一点突破でいいじゃないか そんなに批判することじゃないでしょ

と思った次第です。

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