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安全な場所はどこ?

学校では机の下に避難するようにと学んできましたが、家やオフィスでは転倒してくる家具等が多いため、一概に正しいとは言えません。揺れの大きい地震の時には、固定されていない家具は動きますし、人は思うように動けません。固定されていない家具の近くに居ることで家具同士に挟まれたり、逃げ道の同線が塞がれてしまうこともあります。
また、家具が倒れてきたときにはさらに危険な状態になりかねません。
物が倒れてこない場所、倒れてきても当たらない場所に避難することが大切です。
また、地震によって扉が歪み開かなくなる場合があります。揺れ始めると移動が困難になるため、緊急地震速報が鳴ったらすぐ玄関を開けて安全な場所に身を置きましょう。

正常性バイアス

地震の時に最も恐ろしいのは「大丈夫だろう」「なんとかなるだろう」と根拠なく感じてしまうこと=『正常性バイアス』です。
正常性バイアスが働くと、非常事態の時にもそれを異常と認識できず、避難などの動きを遅らせてしまい、結果被害が拡大する要因となります。

地震の多い地域の人は特に注意が必要です。
地震に慣れてしまうと、無意識のうちに「大丈夫だろう」と感じてしまいます。日ごろから、地震が起きた時に安全な場所に避難する癖をつけることが身を守ることにつながります。

令和6年能登半島地震により被災された皆さまおよび関係者の方々へ

石川県能登地方を震源とする令和6年能登半島地震によりお亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。
また復興にご尽力されている方々に深く敬意を表します。
不安が募る状況が続いておられますが、皆さまの安全と、一日も早い復興をお祈りしております。