見出し画像

【仕事・アジャイル】小さな成功から仕事は楽しくなる

小さくても、少しでも、成果を出して前に進むと楽しくなる。

自己肯定感とメタ認知

こんな記事を読みました。

書かれていることは以前からよく知っていることですが、端的にまとめてあって改めて気づかされました。大きな事をするための小さな積み重ね、そしてそれをできるようにする2つの能力、それが「自己肯定感」と「メタ認知」です。

私は昔から比較的、自己肯定感が低いタイプでした。
人と自分を比較していかに自分の方が有能であることを示せるかという気持ちがありました。ただ、そこを頑張っても何も生まれない、思ったようにはならないというところから、仕事も主体的に動き、チャレンジをして、自らのキャリアを作る動き方に変えていきました。

自己肯定感が高まってくると、また何故か人と比較するようになってきます。何故自分はここまでやってるのにあいつの方がポジションが上なのか?自分ばかり大変だ、と思うこともありました。この記事にあるように、自己肯定感が高くても、メタ認知が低いと自分を俯瞰的に観ることができなくなります。

まさにちょっと前の自分がこの記事にある「自己肯定感は高いが、メタ認知が低く、仕事が上手くいってない・評価されてないと感じる」「仕事も楽しくない、幸福度が低い」という状況でした。

アジャイルとの出会い、小さな成果と学び

これまでもアジャイルのことを書いていますが、アジャイルのスクラムの動き方はまさに「自己肯定感を高め、メタ認知も高める」活動でした。

スクラムの価値や原則は、働く中で自分やチームのメンバーと素直に意味のある対話ができるようなものが定義されています。自分が何ができるのか、チームにどう貢献するか、そして自分が困っても助けてもらえ逆に誰かを助けることもできる…まさに自分がチームの一人として認められるものになります。

また、スクラムだとスプリントという短い期間に優先してやることを持っているリソースの中で決めてコミットし、最後に成果をみんなで確認して称えあい、そしてふりかえりで学びを得て改善していく…この動き方も、先程の記事にあった「小さな成果を積み重ねる」ことに繋がります。

アジャイルとは、顧客や世の中の状況の変化に柔軟に対応できるようになることであり、多くはプロダクト開発で採用されるようなものです。
変化に追従して柔軟に動くために、チームの一人一人が同じ共通認識を持ち、そして今やるべきことを自律的にやり、価値を生まない行動をできるだけしないで、チームとして成長していく…これはプロダクト開発のチームだけではなく、あらゆる組織やチームの動き方としてあるべき姿でもあります。

アジャイルであれば、楽しく働けるはず

アジャイルな動き方ができれば、既に書いたように「小さな成功を得て、それを積み重ねることができる」そして「アジャイルの動き方や価値観は、自己肯定感を高め、メタ認知も高めるものである」ところに繋がり、結果的に仕事が楽しくなってくるのです。

アジャイルを導入したことによる結果は成功だけではなく、失敗も多いでしょう。アジャイルをやったら辛かったこともあるでしょう。
失敗や辛い思い出は、振り返って見るとどうしても自分達ではコントロールできない大きな外因だったり、自分たちや周りがアジャイルの本質を見誤っていたり、短期でアジャイルの効果を得ようと焦っていたのではないでしょうか。

私はアジャイルの概念的なところ、アジャイルが提供する価値自体は大きく見ると正しいと思っています。勿論うまくいくのは置かれている状況にも寄るというのも正しいのですが、アジャイルを適用することで成果を出し続ける、学び続ける、それにより働くことが楽しくなる…という流れは信じたく、そしてアジャイルに期待し続けていることは今も変わりません。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?