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【コーチング】どう転がってもポジティブ!
前回の記事の続きになります。
もしダメだったら…
前回書いたように、Bさんは昇格試験の合否が出ていない状況で宙ぶらりんの状態でした。それが不安になっている原因だということもわかりました。
もう少し不安の中身を聞いてみることにしました。
「合否によって、今やっている仕事や役割には影響するのですか?」
そう問いかけるとBさん曰く、昇格前提でリーダーを任されている認識でそのままリーダーを続けられるかは上司の判断、やる業務は変わらないので役職の持つ責任の持ち方が変わるとのこと。
その後、気になることをBさんは言いました。
「上司判断次第だが、もしダメだったら今のポジションは下りようかな…他の人に渡したいかな…」
そこで私が再び問いました。
「『ダメだったら他の人に渡したい?』何故そう思ったのですか?」
Bさん曰く、自分が今のポジションにいることで、そのポジションが出来ない他の人がいるはず。次に来る向いている人に経験してもらいたい…とのこと。
なるほど…まだ引っかかるところがあったので、もう少し問いかけてみました。
今の仕事、本当にやりたい?
そこで私はBさんに伺いました。
「今の仕事って、本当にやりたい仕事なんですか?」
そこでBさんが言いました。
「描いているキャリアプランとしてはやりたい」
「叶うなら合格して、厳しい道のりを進んで行きたい」
「今は、宙ぶらりんなので、色々考えてしまうだけかもしれない」
私はちょっとホッとしました。キャリアプランを叶えようとする意思と熱量は消えていないようです。
どちらに転んでもポジティブだった
そこでさらに聞きました。
「今回の試験の合否が、Bさんのキャリアプランは大きく影響しますか?」
少し考えてBさんは言いました。
「受からなかったら、別のやりたいことを探してもいいかなと」
「ダメだったらこれを機会に別の存在のあり方もあるかなと」
「実際、昇格試験中に人生を見つめ直し、試験中に辞める人もいるらしく、今回身を以て自分でも感じるものがあった。別の自分のあり方があってもよいかな」
かなり掘り下げてきたので、これまでを踏まえてどう感じているか?を聞いてみました。
Bさん曰く、今回話をしてみて試験の合否がどう転んでも、自分としてはポジティブであることを改めて認識できたとのこと。コーチングの中で不安な部分が話せて良かった。あとは合否の結果が出てから考えればよいかなと思ったそうです。
今は宙ぶらりんでも、Bさんにとってはどう転んでもポジティブである。その気づきをBさんが自ら得ただけでも、Bさんは前に進むことができているなと思いました。
また合否の結果でお話ができればなと思っています。
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