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【アジャイル】ミドルマネジメントが分断解消のカギかも?

分断するのも架け橋になるのも、ミドル層のマネジメント次第。

イベント後のむきなおり会

以前noteの記事にもしたシンアジャイルの組織アジャイルチームのイベントを一つの区切りとして、一緒にやっていたチームのメンバーと「むきなおり」をしました。

イベントは以前に2つの記事に分けて書いています。

むきなおり会だったのでシンアジャイルで組織アジャイルチームが立ち上がった当初の課題感と、これからどういうことをやりたいかをそれぞれが出していったのですが、これからやりたいことも立ち上がり当初とほとんど同じことを各人が表出することになりました。

会社や組織の縦方向・横方向の分断の解消というテーマも当初から出ていましたし(その流れでイベントも「分断」をテーマにしていました)、自分の所属する会社やコミュニティ以外でのアジャイルの実践事例共有や、階層構造になっている会社の中でのミドルマネジメントの問題も当初から挙げられていました。それが今でも興味関心のあるテーマであることが、むきなおりをする中で明確になりました。

やはりテーマは「分断解消」

いまだにアジャイルの普及、そしてアジャイルによる本質的な社内外の課題解決(特にDXに纏わる価値創造やデジタル化、文化風土改革など)については縦方向(現場と経営)にも認識や価値観のギャップはありますし、横方向(部署や組織間)にもギャップがあります。もっといえば縦も横も、お互いに関心がなく、自分のところさえ良ければ良いという考えのもと、ギャップすらも認識されません。

そしてもっともその分断を作っているもの、そして本来解決に動くべき役割にあるものとしては、現場と経営、組織間の間に立たされているミドル層のマネジャー、つまりミドルマネジメントが実はキーパーソンであり、会社や組織が変われるのかどうかが、ミドルマネジメントの立ち振る舞いや動きにかかっていると感じています。

そこで一つアイディアが出たのですが、現場と経営、そして間に挟まれているミドルマネジメント、この三者の間で何が今起きているのか?そして我々はアジャイルによってどうなりたいか?という、AS IS/TO BE、From/Toという、現状となりたい姿を明らかにしていこうという話になりました。

分断する三者のナラティブをつくろう

その方法としてナラティブプロトタイピングを活用することにしました。
現場/ミドルマネジメント/経営の三者のナラティブ(ストーリー)をつくり、そのナラティブの中で今何が起こっていて、どう成りたいか、どう解決していくのか、を言語化し、そこから我々のチームが何を目指し、何をするのかを引き出していくやり方を試してみようということになりました。

もしこのナラティブプロトタイピングで確度はまだ高くないにしろナラティブが言語化されれば、自分たち以外のシンアジャイルコミュニティの人にも見てもらって、フィードバックがもらえます。ナラティブプロトタイピングの醍醐味はフィードバックをもらえて更新していくことですので、もしかするとこのナラティブプロトタイピングがコミュニティの中で共通認識を持たせるための一つの柱になれるかもしれません。

扱うテーマとしては「分断の解消」というのは既に明確に決めているので、次にやることは「ペルソナ」です。

このストーリーに出てくる登場人物がどういう人か?をまず明らかにしていくことにしました。現場/ミドルマネジメント/経営の三者いるので少なくとも3人のペルソナが必要そうです。

本来は同時進行で3つ作っても良いのですが、コミュニティのメンバーは常日頃一緒にいるメンバーではないので優先度を決めてやることにしました。
一番優先度が高いのは、分断の原因にも解消の貢献にも大きく影響する「ミドルマネジメント(ミドル層のマネジャー)」のペルソナを作っていこうとなりました。
ミドルマネジメントのペルソナを決めてナラティブを描いていけば、そこから経営陣や現場のイメージも沸いてきて、効率的にナラティブプロトタイピングが進められそうなイメージもあったからです。

まだまだこれから始めていきますが、ミドルマネジメントのナラティブがどういうものになるか、とても楽しみです。

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