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【仕事・コーチング】リスペクトしよう

普段から一緒に働く仲間をリスペクトしていますか?

あるクライアントさんのコーチングの中で、どうしてもチームの中で意見が対立してしまう、議論して決めて一度合意したことでも後から文句を言い出すなど、チームの中での関係性がギクシャクしてしまうというテーマでコーチングを行いました。(そのクライアントさんはチームのリーダーです)

チームといっても色んな人がいますし、それぞれの思いがあったりすると対立して意見を言い合うのは仕方が無いことですし、ある側面で見れば、チームのメンバーは受け身ではなく、自分の意見を出せる人達であり、チームで活発な議論がなされていると捉えることができます。

ただ、一つの目標に向かうチームですので、意見が対立したままでは前に進みません。議論はした上で、リーダーは方向性を決めて前に進めていかなければなりません。それもリーダーが言ったから決めたからではなく、リーダーはメンバーの意見も取り入れつつ、納得した結論を出していく必要があります。そして、100%全て納得してもらえない場合でも、コミュニケーションを絶やすこと無く、フォローしてチームとして進んでいく必要があります。

クライアントであるリーダーさんは、これまでも様々なチームの問題を抱えていましたが、自分の力で解決してきていました。(私のコーチングもある程度、お役には立てていたようです)

しかし色々アクションを取ってみたものの、コミュニケーションや人間関係の問題は全て解決はしきれず、常に何か引っかかるものがあったようです。

ある時、意見の食い違いが何故常々起きるのか?を掘り下げた際、そのクライアントさんが仰ったのは、価値観の違いやそれぞれの持つ「正義」というのが違っているからと仰いました。

その後、ハッとされて仰ったのは、お互いの価値観や正義の違いをすり合わせること無く、議論をしていたことはマズかったのではないか?
もっというと、価値観の違いについて、正解がない中でお互い同じチームの中でリスペクト(尊重)できてなかったのではないか?と気づかれました。

その結果、そのクライアントさんが取ったアクションは、お互いの価値観を表出しあってそれについて話をする場を設けるというものでした。

リスペクト(Respect)を辞書通りに捉えると、「尊重」「尊敬」などありますが、最も大事なのは、

それぞれの価値観であったり、発想や考えなどは「自分と違っていて当然。それはそれで大切なものとして認められるべき」という考え方

“respect(リスペクト)” の本当の意味

という部分だと思います。

お互いの価値観を違うものであることを前提に、違いを認め合う(リスペクトする)ことで、チームとしてより成長できるのではないでしょうか。

コーチングを通じて、良い気づきと学びの機会をくださった、本件のクライアントさんに感謝いたします。


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