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10/23 3度目のネパールへ

ほこりっぽいカトマンズにやってきた!

ちょっと意外なんだけど、日本からネパールへの直行便はない。航空券を調べたとき気づいたのは、おそらくキャセイパシフィック(香港−ネパール間はグループ会社のキャセイドラゴン)を使って香港経由で行くのがいちばんスムーズだと思う。ただし、4〜5時間乗って、香港で乗り換えてまた4〜5時間なので、まとめて寝られないし、めんどくさいと言えばめんどくさい。それと、毎日運航しているわけではないようなので、キャセイにこだわると日にちが限られる。

私たちは始発の電車で家を出て、7時15分に成田空港で待ち合わせした。往路は香港でのトランジットの時間が6時間あって、本当に長く感じた。ラウンジでも使えれば余裕で時間をつぶせたと思うが・・・。カトマンズの空港に着いたのは、現地時刻の22時。時差が−3時間15分あるので(この15分というのがナゾ)、朝4時に起きてから夜中の1時ごろまで移動していたことになる。長い1日だった・・・。

カトマンズのトリプヴァン空港に着いてすぐ、今回の旅のガイドをしてくれるシェルパのナワンくんにメッセージすると、もう空港の外で待っているというので一安心。この空港に降り立つのももう3度目なので、私にとっては特に驚きはない。去年来たときは、荷物受取所にあるトイレに入ったら、何とトイレットペーパーがなかった。仕方ないので、いまだに使い方がよくわからないあのシャワーで流してみたのだが、まわりが水浸しになってしまった・・・。空港の国際線のトイレだからと油断していた(トイレットペーパー必携)。

オンライン申請しておいたビザを持ってお金を払い、入国審査を通過。荷物受取所に行くと、人が多すぎてベルトコンベアで流れてくる荷物が見えない。もちろん、日本のようにベルトコンベアの手前に線が引いてあったりはしない。それでも何とか荷物を受け取って、税関を通って外へ。

到着ロビー(というほどの場所でもないが)に出ると、夜遅いというのに、外には迎えに来ている人やらタクシーの客引きやらがびっしりいるのが、ガラス越しに見えた。「うわ、すごい人・・・」と、初ネパールのあやのさんとゆかちゃんがつぶやいている。帰るときにナワンくんが教えてくれたのだが、ネパールでは出迎えや見送りが盛大で、1人につき10人も15人も来るらしい。

ナワンくんは、ガラスの外側ではなく、中側にいた(中に入れる人と入れない人の差がまたナゾ)。「また会えて嬉しいよ」と、ネパールらしく握手であいさつ。相変わらず物腰の柔らかい、好青年だ。そこで、ナワンくんに手伝ってもらって、スマホのSIMカードを購入して(顔写真を1枚準備しておくとスムーズ。なくてもその場でスマホで撮ってくれる)、タクシーでホテルへ。

空港から街の中心地までは車で20〜30分程度。カトマンズには信号が1つしかないうえ、しょっちゅう停電するので機能していない。車やバイク、人が縦横無尽に行き交ういつもの喧騒が見られるかと思ったが、さすがにもう夜遅いので、道は空いていた。それでもこのほこりっぽい空気を吸うと、ネパールに着いたことを実感する

水道、電気、インフラがまだまだのカトマンズ

ホテルは、アウトドアショップやお土産店、宿の多いタメル地区にあった。ホームページにはぱっと見きれいそうな客室の写真が載っていたが、実態は何となく想像がついていた。家具に手彫りの装飾がしてあったりして、インテリアは凝っているのだが・・・。

ゆかちゃんがシングルルーム、あやのさんと私がダブルルームと分かれて泊まることになった。が、ゆかちゃんの部屋のほうがランクが上らしく、部屋やベッドも広いし、シャワーに湯船がついていた。ダブルルームでシャワーを浴びるとユニットバス中水浸しになりそうだったので、私たちはゆかちゃんの部屋に集合して、交代でシャワーを浴びることにした。

最初にゆかちゃんがシャワーを浴びている間、私たちは部屋のミニバーにあったエベレストビールを飲んだ。シャワーを浴びてきたゆかちゃんが、「なんかお湯が鉄くさい・・・」と言う。私もシャワーを使わせてもらって、「ああ、そういえばこんなふうだったな」と懐かしく思い出す。シャンプーとコンディショナーを使っても、髪がきしきしする。バスルームの清掃状況も、決してきれいとは言えない。「私、この調子で山小屋生活やっていけるかな・・・」と、不安になったらしいゆかちゃんがつぶやく。

私が前回と前々回来たときは、ここよりももっと上位の、おそらくカトマンズでも最高級のホテルに泊まった。それでもお湯は茶色くて鉄くさかったし、電気はときどき止まった。確かに初日は気になったかもしれない。でも、いざトレッキングに行ったら、そんなことまったく気にならなくなるぐらい、ネパールが大好きになってしまったのだ。

初日はちょっとびっくりしたかもしれないけど、2人もトレッキングを通して、私と同じように思ってくれるといいな。そう思いながら眠りについた。


※慣れない「ですます」調だとどうも書きづらいので、今回から「である」調にしちゃいました。おかげで執筆速度が2倍ぐらいになりました。

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