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キャリアコンサルタントの転職事情から思うこと

ご無沙汰しております。

今回、改めて転職というものについて考えてみたいと思います。とりとめのない話になりますがお付き合いください。

私はこれまで5年近くキャリアコンサルタントとしての仕事を続けてきました。この約5年の間に現職を含め3社の経験です。なかなか多いというか転職のペースが早いというか。

先日の記事にも書きましたが、キャリアコンサルタントの活動領域としてもっとも多いのが企業です。しかし私は、企業内で活動をすることについてはキャリアスタート時から選択肢には入れていませんでした。それは、仕事をしたくてもできない人、転職を検討している人をターゲットにしていたからです。

しかし、ここまでの経験からわかったことですが、このような領域の求人になると極端に少なくなります。それは大阪を中心とした関西都市圏でも同様です。

そこで、重要な鍵となるのが知識や経験もですが、何よりこの仕事に対する自分の考え方です。キャリアコンサルタントとしてどのような領域にしろ、自分なりの考えをしっかりと思っておかなければ面接で採用されにくいと思いました。そのためにも、内的キャリアが外的キャリアよりも重要になってくると思います。

しかしながら、このような考えをしっかり持っていたとしても必ずしも採用されるとは限りません。マッチングと一言で語ってしまうほど簡単なものではありません。それは、自分の考えと企業側の考えとがマッチしないといけないからです。また、崇高な考えをもっていたとしても、実際の経験に裏打ちされたものでなければ簡単に見透かされてしまいます。やはり、キャリアコンサルタントのキャリア観を構築するのは一朝一夕では難しいですね。

では、キャリアコンサルタント未経験の人はどうすればいいのでしょうか。

やはり、これもそれまでの経験に裏打ちされたキャリアコンサルタントとしての仕事観のようなものを自分の言葉で語ることが必要なようにおもいます。どのような職種業種を経験していても、キャリアコンサルタントを志すことになったのは事実なわけですよね。そこには何らかのきっかけや思いや出来事があるはずです。そこで勝負していくしかないのかもしれません。

今回の私の活動で考えさせられたことがあります。それは、キャリアコンサルタントとしてのこの仕事への見方だけでなく、各支援機関との連携も含めたクライアントの立場からの見方も重要だということです。

クライアントがキャリアコンサルタントに期待すること、また、キャリアコンサルタントが所属する組織に期待すること、求めていることが何かをしっかりと把握しておく必要があるように思います。

ただ単に、「この仕事がしたい」「困っている人を助けたい」だけでは実際の採用を勝ち取ることは難しいのではないでしょうか。

求人数の絶対数が少ないこの領域では、そういう内的キャリアの側面がものをいうと思います。そういう厳しい世界です。

ちょっと話が変わるのですが、私が望んでいる仕事の領域は公共事業になるため非正規雇用が大半です。また、公共事業ですから受託事業になります。そのため、自分の雇用が継続できるかという問題と、所属している組織機関が無事に受託を勝ち取れるかという二重の壁が存在します。今回の私は、前者の壁に阻まれた形ですね。

このような仕事は、比較的都市圏で多いように思いますが募集がかかる時期が偏重しています。

それにしても、キャリアコンサルタント自身の転職事情は依然厳しいなと思う今日この頃です。仕事を求めている人の支援をしている人が、自分の仕事が明日からなくなるなんてことが当たり前のように存在していることも、笑うに笑えない話です。

以上、私のとりとめのない話でした。

今回はここまで。

また次回よろしくお願いします。

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