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【カルチャー雑感】2023年08月27日~09月02日のアルバム、書籍、映画

この一週間でふれて、印象に残ったものの感想です。


音楽(アルバム)

スピッツ「ひみつスタジオ」(2023)

今年5月にリリースされたスピッツの新作。難しい言葉を遣わずに「スピッツらしさ」と「新しさ」を表現している。何も特別なことはしていないのに、聴いている側の音楽体験としては特別なものになる。「ベテランのバンドの曲作りってこうやれば良いんですよ」って言われてる気がした。


書籍

若林正恭「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」(2020)

コロナ以前、5日間の夏休みを利用して、「内向き芸人」若林さんはキューバへと旅立った。旅で見たもの、聞いたもの、体験したこと、全部取りこぼしてなるものかと言わんばかりの細かい描写にやられた。「ここまで内面むき出しで書いてしまって良いんですか?」と若林さんに伝えたくなる。文庫版には、書き下ろしの章も収録。


映画

「CLOSE/クロース」(ルーカス・ドン/ベルギー他/2023)

レミが同性愛者であるとはっきり明言していなかったのは、彼自身も自らのセクシャリティを理解していなかったことの表れなのだろうか。自分が中学生の時にレオとレミと出会っていたら、どんな態度を取っていたのか考えてしまう。レオに何もしてあげられない自分が悔しいとすら思った。

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