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【イベント】「第10回ものづくり・現場力事例フェア」開催!

2023年3月3日、新横浜プリンスホテルにて「第10回ものづくり・現場力事例フェア」が開催されました。

昨今の状況からしばらくWEB開催が続いておりましたが、今年は3年ぶりのリアル開催!当日は400名を超える、多くのお客様にご来場いただきました。

ものづくり・現場力事例フェアとは?

2014年3月に第1回を開催以来毎年実施してきた、
『製造企業の分科会やサークル活動の優秀事例が一堂に会する、他に例を見ない大規模な事例発表大会』

リアルな現場の活動内容を貴重な発表資料と合わせて生で聞いて学べる場として、毎年多くのものづくりに携わる方々にご参加いただいています。

会場の様子

当日受付で配られたずっしり分厚い資料。講演企業全ての貴重な発表資料が詰まっています。受付の机にずらーっと並んだテキストの山は大盛況の証!

ご来場されたお客様を一番最初にお迎えする、受付チーム。
たくさんのお客様がいらっしゃるため、大忙しの受付ですが(有難い、うれしい悲鳴!)チームワークばっちりにやり遂げました。

笑顔もとても素敵です!

こちらは本日のスケジュールを確認中。
一日を通してめいっぱいのスケジュールで動くため、大忙しの本日。
ブリーフィングは欠かせません。

講演者様の切り替えのタイミングや、昼食のご案内、移動の時間などもしっかり頭に入れておかなくては・・・!

『 2023ものづくり川柳⼤賞』表彰式

今回のフェアの中では、「2023ものづくり川柳大賞」の表彰も行われました。このポスター、「自分の職場にも貼ってる!」「なんかどこかで見たことあるぞ!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

毎年、実際にものづくりの現場で働く方に応募いただいているものづくり川柳。時事ネタに富んだ、笑ってしまう川柳が目白押しです。

今年はこの5つの川柳が受賞しました!

受賞者のうち、2名が会場まで来て下さいました。
受賞者には賞状と記念の盾が贈られました。

(藤村順⼦⽒ ∕ 株式会社デンソー 幸⽥製作所)

【⼤賞】無線ラン 電波が途切れて ⼈がラン

(受賞者コメント)
実際に無線の状態が悪かったときに、この川柳を思いつきました。
職場全体で川柳に応募する動きがあって、自分は1つでしたが何通も応募している方もいました。周りのひとに「受賞したって!」と教えてもらってびっくりしました。

(北本 慎一氏 / 西部石油株式会社 山口製油所)

【優秀賞】マニュアルは 動画で倍速 Z世代

(受賞者コメント)
今回のは自分も経験していたり、周りや娘の話をきいて思いついたこと。この川柳が受賞してから、「実は自分も倍速でみているよ」と教えてくれる同僚もいました。もちろん特に真剣に聞きたい場面は、普通の速度です。

あらためて、受賞者の皆様おめでとございます!
今年もたくさんのご応募ありがとうございました。

基調講演

午前中は基調講演。
参加者全員で共通の講演を聴講します。


マツダのモノ造り
~生産ビルディングブロック構想によるフレキシブル生産の進化~
マツダ株式会社 執行役員 弘中 武都 氏

現場主義で一挙両立の実現を
〜サステナビリティ経営課題実態調査2022から~
JMAC・取締役 大谷 羊平


基調講演は今回は録画配信は無し。
会場に来ていただいた方のみが聞ける、大変貴重な講演となりました。

事例発表 

事例発表は全部で4会場。
全5回のタイムスケジュールの中で、会場を移動して、お話を聞きます。

というわけで、「20社全部聞きたい!」と思っても、残念ながら会場で聞けるのは5社のみ。それぞれが配布資料から内容を判断し、「自社に合っている」「興味がある」発表会場を選ぶわけですね。

会場のテーマはそれぞれ
A会場:設備に強い人づくり
B会場:人材が支える現場力
C会場:最新の「働き方改革」・「省エネルギー活動」
D会場:デジタル活用による改善・改革

ずっと同じ会場にいてもよし、講演ごとに移動してもよし。
こちらはD会場の様子です。

最初にこの事例を推薦したコンサルタントから、
見どころやコンサルティングを行ったうえでのポイントをお話しします。

実際に事例を自社に持ち帰り、推進する上でのヒントにもなります。

各45分の発表の中で、質疑応答も行われます。
講演者に直接質問しやすいのは、リアル開催の醍醐味!

事例を推進した担当者から、直々にお話を伺える貴重な機会です。
成功したこと、失敗したこと、学んだことを担当者の目線で聞くことができました。

なんといっても、このものづくり事例フェアの目的は
「他社の事例をヒントに、自社に持ち帰って実践への足掛かりにすること」
です。これなら自社でもできるかも!の改善のカギが1つでも多く見つけられれば幸いです。

会場展示

当日はIoT7つ道具認定企業のデジタルツール展示もありました。
フェア参加者がツールを実際に見ながら、自社のDX化に使えるか?を検討することができました。実際にツールに触れることができれば、イメージも湧きやすいですね!

IoT7つ道具ってそもそも何のこと?
IoT7つ道具の社内認知活動、導入事例はこちら

今回出展いただいた全13社のベンダー様の中から、
前回の記事では紹介できなかった6社をご紹介します!

AirGRID(株式会社パトライト)

  • 使用する表示灯を無線で後付けし、設備の稼働をガントチャートなどで表示することが可能

  • 機械の新旧や、設備メーカーが混在しても一括した管理ができる

  • 海外拠点の稼働状況を日本国内で集約して管理するなど、工場ごとにの生産状況や能力値を把握することができる

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Edgecross基本ソフトウェア(一般社団法人Edgecrossコンソーシアム)

  • PoCの構築支援ツール

  • 製造機械からデータを集め、見える化。電流値、温度、圧力など測定できるデータは多岐にわたる

  • リソースが少ない中でもDXに取り組みたい企業のスタートアップにおすすめ。機械導入に対する支援もある

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TRASAS(京都機械工具株式会社)

  • ボルトの締結管理。締める強さ(トルク)の見える化

  • 人によって異なる「強さ」の感覚を無くし、緩みや閉め忘れによる不良品の発生を防ぐことができる

  • 教育や技術伝承にもおすすめ

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Real Wear(NSW株式会社)

  • スマートグラスによる現場の遠隔支援

  • ヘルメットや頭に直接取り付けるため、手が離せない場所などでも利用することができる

  • 自社の豊富なソフトウェアにより、データの見える化、分析、現場支援(教育)など、ワンストップサービスでの支援が可能

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傾斜監視システム(SONAS株式会社)

  • 電柱、足場などに装置を取り付け、傾きを無線で確認

  • 振動を計測して、揺れ、劣化、傾きなどのデータを収集する

  • 現場の安全・保全だけでなく、研究用としても利用実績あり

点検エース(株式会社ビジー・ビー)

  • 製造業、インフラ、建設業などに最適なペーパーレスソフト

  • これまでチェックシートを印刷して、手書きで記入して、事務所で入力するといった作業が省略できる

  • エクセルのアドイン機能で、見慣れた画面そのままで直接入力がしやすく、画像のハンドリングが簡単

詳しく見る

ほかにもたくさんのベンダーさんにツールをご紹介頂きました!
ありがとうございました!

※セールスワン株式会社、株式会社テクノア、SCSK株式会社、ウエストユニティス株式会社、株式会社シーイーシー、株式会社バイオネット研究所、有限会社創造デザイン」

大盛況だった「第10回ものづくり・現場力事例フェア」。
来年度の開催もすでに決まっております。ぜひ、ご参加お待ちしています!

最後までお読みいただきありがとうございました!


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