新しいキーボード(キー配列の編集)
前回に引き続き、キーボードのお話。
今回は、MAC本体と、Keychron K2キーボードの修飾キーを編集して、ショートカットのキーコンビネーションの配置をWindows風にしたおはなしです。少しでもお役に立てれば幸いです。
前回の記事はこちらから
MAC本体の修飾キーの編集
私のMACは、日本語JIS配列キーボード。
既に8年以上も使っているとはいえ、身体に染み付いたWIndowsのショートカットキーの操作から未だに頭が切り替えられず、文章をコピペや切り貼りするとき、MACでは下段左から3番目のCommandキーを押しながら、
Command + c (MAC OSでのコピー。WIndowsではControl + c)
Command + x (MAC OSでの切り取り。WIndowsではControl + x)
Command + v (MAC OSでのペースト。WIndowsではControl + v)
としないといけないのに、指はWIndowsキーボード配列ではControlキーであるところの「左下隅のキー」を押しながら「 c 」や「 x 」「 v 」を押してしまう。
私のMACでは、キーボードの左下隅はControlキーではなく何故かCapLockキーがあります。結果、訳わからないことになって、イライラしてしまうというわけです。
そもそも、Caps Lockキーは、shiftキーのすぐ上じゃないとダメでしょう(苦笑
大文字を連続入力するつもりで、shiftキーのすぐ上のキーを押しても大文字にならないし。
日本の多くのMAC使いの諸兄からは、「一体何を言っているんだ?」と言われそうですが、何十年もWIndowsキーボード使ってきている(現在進行形)ので、身体に染み付いた操作の変更は、そんなに簡単には柔軟に対応できないのです(涙
いっそ開き直って、システム環境設定で、これらの修飾キーの配置を変更することにしました。即ち、
Caps Lockキーを、Commandキーに変更
Controlキーを、Caps Lockキーに変更
Commandキーを、Controlキーに変更
こうすることで、WIndowsキーボードで慣れた操作で、MAC上でも同じ機能を実現できます。
私の場合、MAC操作時にControlキーやOptionキーが必要になることは稀、というか、これらを使うショートカットキーが私のメモリーに記録されていないので、これらのキーがどこにあるのかはあまり問題ではありません。
永年身体に染み付いた癖を許容してくれるMAC、好きです。
キーキャップが変更できたら、もっと素敵なんですけど、MACのキーボードのメンテナンスって、確か中身を全部分解しないとできないんじゃなかったっけ? 大ごとです。手書きのシールで代用します。
Keychron K2キーボードの修飾キーの編集
次は、Keychron K2キーボードの番です。
折角MAC本体の修飾キーの配置を私好みに編集したので、こちらもそれに合わせましょう。即ち、
Controlキーを、Commandキーに変更
Commandキーを、Controlキーに変更
こうすることで、MAC接続時もWindows接続時も、身体に染み付いた「左下隅のキー」+「c」等のコンビネーションで同じ機能を実現できます。
MACのショートカットキーの編集(2022/2/28追記)
上記の修飾キーを編集すると、画面ショットキーが無効になってしまいます。この問題の対策について説明します。
Keychronに問い合わせたら、このキーはShift + Command + 4の各キーを同時に押したものと見做すキーという回答でした。CommandキーだったキーをControlキーに変えてしまったので、このキーを押すとMAC側では、Shift + Control + 4という誤った組み合わせと認識してしまうため、画面ショットキーが機能しないという訳です。
そこで、ショートカットキーの定義自体を修正します。
即ち、画面ショットのショートカットキーを、Shift + Control + 4という組み合わせに変更します。この組み合わせは、他には定義されていないようなので、このように変更しても差し支えないと思います。
これで画面ショットキーも有効になりました。めでたしめでたし。
最後に、Keychron K2のキーキャップを移動させます
まずは、左側のCommandキーを左下隅(これ重要)へ移動します。これで、Windowsキーボードみたいに「左下隅のキー」+「c」でコピーができるようになります。
右側のCommandキーも同様に、元々Controlキーがあった場所へ移動します。
ここで更にもう一捻りします。
スペースキーの両横をControlキーにしたのは良いのですが、もう一つ、私の身体が覚えてしまっているWindowsのショートカットキーがありました。それは、Altキーです。Excelのセル内で改行するにはAltキーを押しながらReturnキーを押します。そしてそのAltキーは、Windowsキーボード(US配列)ではスペースキーの両横です。このKeychron K2キーボードは、Windowsマシンにも繋ぎ換えて使うのでこの操作も大事です。そのため、ここはWIndows用のAltと印刷されたキーキャップにします。
出来上がったレイアウトはこんな感じ
今までは、MACを使うときはMACのデフォルト設定、Windowsの時はWindowsのデフォルト設定という具合に、基本「郷に入れば郷に従え」主義で過ごしてきましたが、異なるOS間で同じキーボードを使うという、これまで経験したことがない状況に際して、身体に染み付いた操作感に設定を合わせるという方針に転換してみました。
Windowsのショートカットキーを意識した修飾キー配置のMAC/Windows両対応キーボード、結構気に入ってます。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
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