新しいキーボード
ずっと前から気になっていた、外付けのキーボードをついに入手しました。今宵はキーボードについて(新しいキーボードの習熟を兼ねて)語りたいと思います。お時間のある方は暫しお付き合いいただけると幸いです。
いい感じのメカニカルキーボードが欲しい
遥か昔、メインフレームコンピューターのセンターコンソールやターミナルの無骨なメカニカルキーボードを「ぶっ叩く」のが気持ち良かったという、その感覚が身体に残っていたのかもしれません。そういった理由で、Laptop PCのキーボードにはどこか不満でした。
IBM PC/AT互換機のデスクトップ機を使っていたころは、当然のようにメカニカルなフルサイズキーボードでした。電源ケーブルみたいな異様に太いケーブルでの接続を余儀なくされましたが、キータッチは良くて、使いやすかったと思います。
しかし、テキストベースのMS-DOSから、マウスを使うGUIベースのWindowsになると、右手が遠い!とにかく遠い!フルサイズキーボードとマウスはとにかく相性が悪かった。Laptop PCに宗旨替えしたのもそれが一因だったかもしれません。けど、それと同時にキータッチへの不満を持ち始めることになりました。
キーボード、どれにするかな?
私の場合、キーボードなどのガジェットを品定めをするのは、まあ、なんというか、趣味みたいなものです。
ネットで検索したり、店頭で試したりして、仕様や売値を調べたり、購入者のコメントをサーチしたりして、あーでもないこーでもないと考えるのが楽しいんです。実際のところ、なんか良いのがないかなと探し始めて数年経ちました。
理想は、サイズ的にはマウスとの相性を考慮してLaptop PCと同じサイズ幅。でも、打鍵感はしっかり。机の上をすっきりさせるためにも、無線接続が望ましい。
これまで気になったものの中では、Apple社のMagic Keyboardが凄く格好良いと思ったのですが、打鍵感が私的にイマイチでした。買う気満々でお店に行ったのに、実際に触ってみて諦めました。
結果的に、ずいぶんと長い時間、彷徨っていました。
そしてついに買ったのは、Keychron K2
YouTubeで好評だった、Keychron社のメカニカルキーボード。
テンキーが省略されますので、横幅はLaptop PCと同じ。マウスとの相性はバッチリです。メカニカルキーボードということで、叩き甲斐があります。
バックライト無しなので無線接続用の電池の持ちがよく、アルミフレームの重量感で安定しているので打鍵中に机の上を滑らず、おまけにキータッチが気に入らなければキースイッチを変更可能というホットスワップ対応モデルを、メーカーのWebサイトで注文しました。本体価格$79、送料$22(合計€91、約1万2千円)でした。最小構成なら本体価格$59です。
中国広州市から出荷され、東莞市、ベルギーを経由してオランダの自宅に届くまで、15日間でした。日本からの国際郵便は通常2〜3週間かかりますから、結構早いのではないでしょうか。
今、この文章は、この新しいキーボードをMACに繋いで打ってますが、とても良い感じです。触覚的な感触を得られるという茶軸のキースイッチを選択しましたが、それなりにしっかりした打鍵感で満足しています。
キーボード配列について
以前から、米国仕様のUS配列や日本語に対応したJIS配列のキーボードが存在するのは知ってましたが、世の中には他にも沢山のキーボード配列があるのには驚かされます。
ドイツの職場で支給されたPCは、ドイツ語配列でした。ウムラウト(ä, ü, ö)やエスツェット(ß)といったドイツ語特有の文字があるので、それらがキーボードに配置されるのは理解できるのですが、なぜか「Y」と「Z」が、US版と比べて入れ替わってます。確かにドイツ語で「Z」をみる機会は多いような気がしますが、わざわざ入れ替えなくてもと思うのは、わたしだけでしょうか?ドイツ人の同僚からは、「なんでお前たちが使うキーボードは俺らのと違うんだ?めっちゃ面倒くさいんだけど」と言われたことがありますが、これって、、、言ったもの勝ちですよね(苦笑
オランダの職場で支給されたPCは、Laptop PCはUS配列なのですが、事務所用の外付けキーボードはオランダ語配列で、記号の配置が微妙に異なります。また、デフォルトの言語設定がオランダ語対応英語版のため、アポストロフィー「 ' 」を打った時の挙動がUS配列とは異なったりして、ややこしいこと極まりない。
ちなみに私が今回購入したのはUS配列です。キーがスカスカで打鍵ミスが多発して好きになれない業務用PCのキーボードを置き換えて、イライラを解消するのが目的ですので、この方が都合がよかったのです。MACに繋ぎ替えたときに、JIS配列MACとの違いで戸惑うかと心配したのですが、意外とそうでもありませんでした。むしろ、業務用PCとJIS配列MACとで記号の場所が異なっていたことによる混乱が収まりつつあります。
ただし、US配列だとリターンキーが小さく感じてしまうのは如何ともし難い事実です。改行のためと言うよりも、漢字変換の確定作業のため、リターンキーの重要性は英作文している時とは異なりますからね。この点、むしろJIS配列かUK配列を選択する方が正解だったかもしれませんが、後の祭りです。
気になっている件
購入前に悩んだのは、キースイッチの選択(赤軸;柔 / 茶軸;並 / 青軸;硬)が間違っていなかったか?という点ですが、今のところ概ねokです。もうちょっと硬めでも良かったかも。しばらく使ってみて、気になるようであればキースイッチを交換します。
もう一点は、キーキャップのデザインです。
シフトキーとの組み合わせで入力する文字と、単独で入力できる文字が横に並んで表記されています。個人的には縦に並んでいる方が好み。
別売で様々なデザインのキーキャップが発売されてますので、必要であれば変更するつもりです。(気になっているのはこのデザイン)無線接続は3つ登録でき、キー操作で切り替えができます。
自前のMAC、iPhone、業務用PCを登録しました。
切替が完了するまで少しタイムラグがありますが、接続後はいずれも問題なく利用可能でした。とりあえずは一番接続時間が長い業務用PCとはケーブル接続、それ以外を無線接続して使い勝手を見てみようと思います。パームレストは一緒に買っておくべきでした。
実際にキーボードを使ってみてからパームレストを入手するかどうか考えようと思っていましたが、無しだとどうしても気になって仕方がありませんでした。結局、別途パームレストを追加で注文しました。(オランダのKeychron代理店だと、注文の翌日配送でした。キーボードの配送に15日間待ったのって、、、。希望するモデルが無かったから仕方なかったのですけど。)純正品ですので相性バッチリで、使い勝手も良く、とても良い感じです。
出来れば、パームレストのサイズの分、キーボードの前に何もないエリア、もしくはタッチパッドを設けてもらえると嬉しかったかなぁ。その内側にバッテリーを配置すれば、全体をもう少し薄くすることも可能だと思うんですけどね。
最後に
これからしばらく使ってみて、また何か気付いたら追加記事を公開しますね。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
これまでの収益は全て、それを必要としておられる方々へ、支援機関を通して寄付させていただきました。この活動は今後も継続したいと思っています。引き続きよろしくお願いいたします。