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子どもがもらってくるネガティブなフィードバック|洗礼

子どもの幼稚園や学校の先生から、

「あなたのお子さんは授業中、落ち着きがなくて、
クラス全員に迷惑がかかっています。
お家でも子どもさんと話してみてください。」

といった連絡をもらったらどうしますか?


顔から火が出るほど恥ずかしい
うちの子がそんな事をするはずはない
きっと他の子にそそのかされているに違いない
あーわたしのせいだ・・・
うちの子はなんておバカなんだ・・・

いろいろ考えてしまうと思います。


うちの娘が幼稚園から連絡をもらった時は、
自分を責めました。
(決まりを守れない、友達と仲良く遊べない・・・
これが続くなら、カウンセラーと話し合いましょう、
と。もうずいぶん前の話ですが、笑。)

妊娠中、わたしの精神状態が不安定だったからだ
生まれてから、
わたしの子育て方法が間違えていたんだ・・・
夫婦喧嘩をしたからだ・・・

そうやって自分を責めました。
「過去」に理由を探しまくりました。

子どもを責める人もいるでしょう。

子どものおもちゃを隠したり、
「学校でちゃんとできないなら、
あなたのおもちゃ全部捨てちゃうから!」
なんてちょっと脅しのつもりで言ってしまうこともあるでしょうか。


それだけ親にとって、

子どもの家の外からもらってくるネガティブなフィードバックって、心を揺さぶられるもの

ということですよね。


これは日本もアメリカも変わらないのではないでしょうか。

それだけ子どもを大事に思っているし、大事に育てたいし、
親として「責任を担う覚悟」ができている
ことなのかも、とも思います。



ここに二つの例を紹介してみようと思います。
どちらも教室にじっと座っていられないような生徒さんです。

1年生の男の子のお母さんがボランティアに来ていました。
その時、聞こえてしまったお母さんと子どもの会話ー

「昨夜、パパが大声であなたを叱ったけど、
あれは怖かったよね。ママも怖かったよ。
でも、パパはあなたが学校で楽しく
学びも遊びもして欲しいからなのよ。
先生の言うことを聞こうよ。席に座ろうよ。」


もう一つは幼稚園生の涙の告白ー
「もう僕を叱らないで。ママには言わないで。
ママは先生から連絡をもらうと、僕のおもちゃを蹴るんだよ!」

なんだかその光景が目に浮かぶようで
胸がぎゅっと締め付けられました。


いつもはそんなに家庭の話に立ち入ることはないのですが、
(わたしの仕事は子どものサポートをすることなので、
ご家庭と連絡を取ることはしないのです)
たまたま聞こえてしまった二つの例。


両方の立場が見えてしまった瞬間です。

親の気持ちと、
子どもの気持ち&子どもから見た親の姿と。


わたしも一人目の子どもが小さかった頃は、
なんとか集団生活ができるように
”ちゃんと” 正しい習慣が身につくように
しつけ、しつけを!
なんて、躍起になっていました。


それはヨガを本格的に学ぶ前の話です。

「これは親のわたしの責任」
「なんで上手くいかないんだろう・・・
力づくで矯正する?しつけの仕方?
もうどうにもならないよー!!」

もうお手上げでした。
だって本当にわからなかったから。

(わたしの傾向として、ハートより
頭で結果を導こうとする傾向があるのです。)

当時、仲良くしていた先輩ママ友に相談とまではいかないけれど、
ちらっとこんなふうに言われたんだけど・・・なんて話したら、

特に初めての子が、
家以外の場所で何か(ネガティブなことを)言われると、
いわゆるクラッシュみたいに落ち込むよね。
わたしもそうだったよー。

となぐさめてくれました。


クラッシュとは、恋愛で(一時的に) ”恋に落ちる” みたいな意味です。
もう何も手につかなくなって、辛くて苦しくて
そのことで頭がいっぱいになっちゃう、みたいな。

まさにそんな感じでした。



その頃、ヨガを学んでいたのですが、
(娘が幼稚園に入ったのを機にヨガスクールに通い始めました)
わたし自身が少しづつ変化していきました。


小さな子どもだって、立派な一人の人間で、
わたしのところへ子どもとして生まれてきてくれた、
ただそれだけのこと。

そして生まれてから
一番近くにいる大人=親を見ながらたくさん学ぶので、

親の影響を受けやすいだけの話。


だから、

子どもの評価=親への評価 

でもあるのだけど、

子どもが受ける評価
=子どもの持って生まれた本質的なもの+親の影響

でもあるのだ、と理解しました。


そして、外からもらうフィードバック(評価)は
あくまでも特定の場所からのもので、
その子どもや親の人格を非難するものではない
ということも理解しました。

全てそのままで完璧なのです。

(魂の前世や家系に潜む要因もありますが
それも含め全てよくできているのです。)


それが分かってから、
立て続けに、自分がいかに整っていなかったのか
気づくようになりました。

『整っていない』状態とは、

  • 人や環境のせいにしてばかり

  • もっと認められたい、という強い気持ち

  • 感情的になりやすい

  • 過去の選択したことへの後悔

  • 過去の自分を忘れられない思い

  • 未来への不安

  • 罪悪感

あとは何かな・・・

あとは、

  • 自分の置かれた環境への不満

だったかな。

とにかく、目の前の子育てと日々の生活とで
手も頭も心も、いっぱいにふさがっていたのです。

余裕がなかった
頭でっかちだった
要らない思いで重たかった

です。

もしかしたらここにインナーチャイルドの
癒やされていない思いも含まれているのかもしれません。


でもヨガを学び始めたことで、自分が変わっていきました。

本質を見ようとする姿勢が身についた
ただ受け止められるようになった
感情的にならなくても、伝えたいことを伝えられるようになった
過去や未来だけではなく『今』を感じられるようになった

と思います。

やっぱり親子の絆というのか、
目に見えないエネルギーが作用したのか
わたしが整うようになったら、
娘の態度も落ち着くようになりました



子どもが、家の外でネガティブなフィードバックを受けたら、

ただ受け止める。

誰もが通る道。

ちょっとした洗礼みたいなもの。

子どもや親の人格を非難するものではない

と理解し、

自分にやさしい気持ちを持って
ご自身と向き合ってみるのはいかがでしょうか?

というお話でした⭐︎


こういうお仕事もさせていただいてます。



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