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見えてきた企業の実態


どうも、じぇいかわさきです。

2021年度を迎えたわけですが、コロナの影響を受けて世の中が一気に変わったような気がしますね。

何が変わったかって、今までの常識と言われている昭和体質の崩壊ではないでしょうか。


ニュースを見ている中で、気になるのはできるのにやらない企業体質ってところですね。

特に、コロナの影響を最小限に抑えるために、テレワークなどを推奨し人の動きを抑制したほうが良い事は一目瞭然。

しかしながら、多くの会社はインフラ投資が間に合わないとか言う理由で、未だにF2Fを推奨している。

仕事はチームでやるものだ、チームは常に顔を合わせ阿吽の呼吸で実現するのだ。

そういう昭和枯れすすきのような根性論でいる上司が多いのも事実。


一方で若者の減による企業の弱体も進んでいる。

名だたる企業が毎年新入社員を最小しても、それ以上に年配者が多く存在しているので、いわゆる頭でっかちの構造な企業が多い。

こちらも、昭和体質だと会社にしがみついていれば給料はある程度保証されるので、定年までは絶対にしがみついているというオヤジも多い。

あわよくば、雇用延長で更にしがみつこうってのも目に見えている。

ここで見えてくる企業のやばい状況。


できる改革も行わず、効率化を先送りし無駄な費用を垂れ流し続ける。

そして、若者が増えないので年配者を継続雇用するため、企業の若返りが先送りされる。

年配者を使い続けることは、会社にとって安い賃金で指導しなくても良く、即戦力な人材を使い続けられる。

これは一見メリットのようだが、5年、10年というスパンで見たらマイナスにしかならない。


経産省の掛け声も有り、世の中DXだと言っていますが、年取った頭の硬いオジサンばかりでは、掛け声だけで内容は全く変わらないんだよ。

逆に、変える時には自分の都合の良いように変えていくので、必ずしも時代にマッチはしていかない。

こんな企業に若者が入ってくるだろうか?


有名企業だから、大企業だから安泰、そんな理由で会社を選んだ若者は、夢もなくやめはしないだろうが、会社にとっての大事な基盤にもなり得ないのではないだろうか。

何かをやりたい、やってみたいという意思を持っている若者が、社会を変えていくと思えるのだが、そういう若者は群れを好まないだろう。

群れを好まない若者は、ガチガチの未だ年功序列の企業に入ろうとするだろうか。


若返りだ、改革だといいながら組織変更をしているが、変わったとしても大きく年齢が若返ることも無いのが日本企業。

ましてや、退任した人たちがいつまでも会社に残り、裏で牛耳っているのだから根本体質が変わるわけもない。

単なる世間に向けたパフォーマンスだけだ。

だから、大手の企業は任期毎に入れ替えを行っているが、大きく伸びている会社はほぼゼロだよね。


自分が定年になりよくわかったが、今まで第一線で動いていた人間が残っているようでは、会社としては良くない状況。

ただでさえ、言われたことしかやらない風潮が強くなってきている中、年配者が残っていれば、どうせその人達がやるだろうと思われかねない。

定年に成り雇用延長をすれば、会社としても安く実践的な人を使い続けられるので、メリットは大きいだろう。

しかし、それ以上に若者の育成という部分が遅れて企業としての体質が弱まっていくことは間違いない。


どう有るべきか、日本の企業は決断する時期に来ているのではないだろうか。

じぇいかわさきです。生産技術者として35年、今まで培った経験とスキルを元に、ものづくりに関わる世の出来事に対して思ったことをホンネで書いてます。ノウハウやアイデアもありますよ。 また写真も全力で撮っています、気に入った写真があればサポートや感想をぜひお寄せください。