心から旅行を楽しむために。「せっかくだから」を封印するという選択。
「せっかく旅行に来たんだから。」を辞めてみませんか?
今まで行ったことがない土地に来た時。
どこか遠くの海外に来た時。
自分へのご褒美に、と少し豪華めの旅プランを立てた時。
「せっかく〇〇に来たんだから」と現地のグルメを食べたり、観光地を巡ったりして楽しむ人は多いと思います。
ご当地のグルメ、美味しいですよね。
大手のガイドブックに載っている場所にくれば、そうそう「ハズレの場所だった!!」と涙を飲むこともありません。
大きな観光場所だと、人もたくさんいるし「間違いなく自分はここに来てよかった!」と感じやすいです。
貴重な旅行だもん。嫌な思い出で終わりたくない。
幸せな思い出で日々を埋め尽くしたい。
だから「せっかく〇〇に来たんだから」と理由をつけて、
旅行中の行動を決めることは当然の流れといえるでしょう。
けど、僕はあえてこの記事で言いたい。
その「せっかくだから」を思い切って抑えてみませんか?
「せっかくだから」では心からの満足は得られにくい
「せっかく旅行に来たんだから〇〇へ行こう」
このセリフを使う人の頭の中に浮かんでいるのは、
ざっくりこんなところでしょうか。
それぞれ情報を手に入れた場所は違いますが、一つ共通していること。
それは、
ということです。
簡単に言うと、「全部自分で決めてないよね。」ってこと。
満足できなくても満足できてもそれは「100%自分の責任」じゃない。
だから、本当に「心から満足だったなぁ〜〜」と感じることは
必然的に少なくなります。
別に、それでもいいんです。
有名な観光地や多くの人がオススメする場所は、訪れたほとんどの人が満足するように、楽しみがある程度設計されています。
人間が「楽しい」と思う要素の中で、できるだけ多くを詰め込もう!と
意図して「設計された楽しみ」です。
例えば、ディズニーランドやディズニーシー。
ほとんどの人にとって「夢の国」でしょうし、1日有名なアトラクションを回ってくたくたになった頃には、「楽しかったぁ〜〜!」とスッキリした気持ちでいることでしょう。
最初にも書いた通り、多くの場合、かなりの充実感や満足感を得ることができると思います。
有名な観光地やグルメスポットから得られるものも同じで。
「設計された楽しみ」である代わりに、一定の満足度や充実感は保障されているんですよね。
楽しいかもしれないけれど、本当に満足かい?
だけど、それら「だけ」であなたの欲求は100%満たせたのでしょうか?
あなたはそれでいいんでしょうか?
「世間一般は」ではなく、「あなたは」です。
多くの人にはウケないかもしれないけど、自分だからこそ「刺さる」・「経験したいと思う」・「食べたいと思う」・「行きたいと思う」。
そんな場所や、グルメ、体験があるんじゃないですか?
そういうあなただけの欲求は満たさなくていいんですか?
少なくとも僕は、「せっかくだから」だけじゃなくて、
「自分が楽しいと思うから」やろう!!ってことを増やしたいです。
「自分なりの楽しみ」を見つけ、心からの幸せを感じよう、という提案
だから僕は提案したいです。
自分の価値観や好奇心の赴くままに、行き先ややることを決めてみるんです。ガイドブックに載っていなくても、お構いなし。
(ただし、安全には気をつけた方がいいですけどね💦)
そのほうが、「心から幸せを感じる」という瞬間が増えると思うんです。
僕は先日、長崎県の壱岐島に旅行に行きました。
壱岐は鯵などの魚を中心に、壱岐ハンバーグ、壱岐ステーキ、アジの開き定食、多色海鮮丼など、魅力的なグルメがたくさんあったんです。
車で1時間も走れば島の端から端まで行けるくらいの大きさだったので、行こうと思えば、主要な観光地は全部回れたんじゃないかと思います。
(電動バイクや電動自転車など、交通手段も豊富だった!!)
「せっかくだから」それらを全部回ってみようかと思ったんですが。
僕はどうしても壱岐の自然にもっと触れたくて。
入り組んだ山道の先に、どんな景色が広がるのか ———。
これを自分の目で確かめたくて。
滞在中は、グルメや観光地は最低限にして、とにかくあちこち歩き回っていました。細い横道を見つけたらすぐ入ってましたし、竹林では俳句を読んで遊んでいました。
他の人から見たら、「こいつ何やってんの??」「そんなんで楽しいわけないじゃん!!」と思われたかもしれません。
でもこれが「僕なりの楽しみ方」でしたし、実際有名な観光地に行っていたら得られなかったであろう、心からの満足を感じることができたんですよね。
こうやって「自分の楽しみ方」を開拓して、幸せを感じる人がもっと増えてほしいなって思うんです。
多くの人に当てはまる「満足」は必ずしもあなたの「満足」になるかは分かりません。幸せを感じる部分は人それぞれですしね。
なので、自分の感じることをちょっと細かく探ってみたら、
「なんか物足りないな」って感覚が出てくることもあると思うんです。
そんな時に思い出してほしい。
幸せを感じるハードルは、もっと下がってもいいんじゃないですかね。
ささいなことで「えへへ〜〜」って心から笑ったっていいんです。
それが自分以外にしか理解できないものだったとしても。
だからこそ。
ちょっと極論に感じるかもしれないんですけど、もう一度言います。
「『せっかくだから』を思い切って抑えてみませんか?」
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