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新卒フリーランス2年目。あの日言われた「焦らなくていい」の意味がわかった。

「今は焦らなくていいよ。そのまま続けてればなんとかなるから。もっと長い目で見てごらん?」


フリーランス2年目。


今やっているエンジニアの仕事を続けることに、迷っていた僕が、相談した15年目の先輩フリーランスに相談した時に受けたアドバイスです。


焦って待ち合わせの1時間前にカフェにつき、ソワソワしながら相談した僕に、こともなさげに先輩の口から出てきた言葉がこれでした。


「いやいやいや、そんなこと言ってもね。聞いてくださいよ。」
「もっと長い目で?僕は今悩んでいるのに?」


当時は意味が分からず、心の中で不満が爆発していました。


「なんや、適当にアドバイスしてんじゃねえぞ!!」とエセ関西弁で怒鳴り散らかしていたかもしれません。
(さすがにそれは冗談ですが、そのくらいの気持ちでした。笑)


ただ、今ならこの先輩が言いたかったことが少しわかる気がします。
起業や独立はもっと長い目で見ていいんです。


長い目で見るから面白いんです。


「起業・独立したけど今のままでいいんかなぁ」
「なんか自分のやっていることに不安を感じる」
「なにかに焦っている自分がいるけど、原因がわからない」


そんな人は、ぜひ最後まで読んでいってください。


▼著者カンタン紹介
言葉で遊ぶライフコーチ × AIエンジニア。新卒で独立 → 「普通」のエンジニアに限界 → 旅人 → 自分の感情を解放 → 好きなことでキャリアを作る生活へ。「自分の好きを語り、生きる」をテーマに発信。ポーカーが好き。


もっと長い尺で見てみたら、変わる方が自然。


僕がフリーランスとして独立したのは22歳。
大学4回生の頃でした。


冒頭の先輩に相談した時は23歳。


仮にこのまま死ぬまでフリーランスを続けるとして。
死ぬのが早く見て70歳だとしてもあと50年弱。


それと比べたら僕が過ごしてきた2年間なんてささいなものです。


確かに、2年の間僕はエンジニアとして、苦労も成功も失敗もしました。


コミュニティに入り、情報を集め、いろいろ考えた上でこれからの時代の先行き的にエンジニアを続けることに将来性はあるのか、不安になったので、先輩に相談をしたんです。


当時の僕には僕なりの葛藤もありましたし、その心労は無かったことにはできません。(実際、先輩もそれを無視したわけでは無いでしょう。)


けど、人生全体で見れば本当に短い時間でしかない。


しかも当時の僕はまだまだ23歳。
変わりようなんていくらでもあるし、いくらでもやり直しは効きます。


ましてや、老舗の大企業や、古き良き駄菓子屋じゃあるまいし、個人のエンジニアを今後50年、同じ形で続けていく方が不自然だし、難しい。


むしろ、働き方や生き方が変わる方が自然だったんです。


「エンジニアをこのまま続けていてもいいのか」という僕の悩みは全く不安がるようなことでもなく、本来考えなくてもいいことだったんですね。


個人事業主は遊撃部隊みたいなもので、いろんな可能性がありうるって部分が一番の強みです。だからこそ、いろんな人がいて、いろんな生き方が合って面白いんです。


だから、僕ももっと自分の可能性に目を向けるべきでした。


もしかしたら、エンジニア以外にもやりたいと思える仕事を見つけるかもしれないし、サブウェポンとなる仕事を見つけ、パラレルワークをしているかもしれない。


こう考えられていたのであれば、当時の行動も変わっていたんじゃないかなと思います。


実際、今はタロットで仕事を作ろうとしていたり、ポーカーをしていたり、当時からは想像もできない暮らしをなんとか作れているわけです。


未来は不思議なものですね。あるいは先輩の先見の目がすごかったのか。
いずれにしても、「未来は意外とどうにかなる」ってこと。


起業・独立に関わっている人にはもちろん、生きているすべてのひとへこれだけは忘れないでいて欲しいと思います。


「見えない」不安だけに心を蝕まれていると、短期的な不安を感じやすい。


当時の僕が本当は何を怖がっていたのか、今ならわかる気がします。


「今やっていること、持っているものを失うこと」が怖かったんです。
僕の場合は「フリーランスのエンジニアである」ということ。


自分のやっていることが間違っているんじゃないか。
他の人がやっている稼ぎ方の方がいいんじゃ無いだろうか。
時代の流れで、今やっていることでは稼げなくなるんじゃないか。


全て、そうかもしれないけれど、そうじゃないかもしれないこと。
もっとハッキリ言うと「今の時点では分からないこと」です。


これらの未来の漠然とした「見えない」ことにを考えてしまい、今の自分のアイデンティティである「フリーランスのエンジニアであること」が保てない可能性が頭から離れなくなってしまった。


結果、どうなったかというと・・・


・未来について考えることを避けるようになった。
・だから、未来のポジティブな可能性を考える思考にならない
・「じゃあ今どうにかしなきゃ」と焦る。


底なし沼にハマるみたいに、ズブズブと不安が陥り、視野も狭くなり。
どんどん心も荒んでいきました。


話を聞いてくれた先輩がいなかったら、僕はフリーランス2年目にして見事に廃業だったでしょうし、結局会社員に戻ったとしても、心は不安に包まれたままで、満足に活躍できていなかった気がします。


だから、本当にあの時の出会いに感謝しています。


もし今、僕と同じようなことで悩んでいる人に出会ったら、僕も先輩と同じアドバイスをするでしょう。


大丈夫。ゆっくりと、じっくりでいい。


起業生活を長く続ける。これを前提としたら。


この記事を読んでいるあなたは今、起業・独立生活の最中でしょうか?
それとも、準備をしている最中でしょうか?


いずれにしても、起業や独立を志している以上、なるべく失敗しないように進めるでしょうし、成功することを見越して計画を立て、行動すると思います。


失敗しないためのリスクヘッジをすることはあっても、失敗に向かってわざわざ行動したいと思う人はいないでしょう。


つまりは、個人であれ法人であれ、起業・独立という今までとは全く違う生活形態にどっぷり何年も、何十年も浸かることが、ほぼほぼ確定しているわけです。


だったら、実際の行動だけじゃなく、心の面でも「長く続けること」を前提にして考えてみてください。そうすることを自分に許してみてください。


資本主義の競争社会の中で、「早く利益を上げないといけない」「とにかく成果を出そう」と焦りが生まれたり、「このままでいいのか」という気持ちが出てきたり、思い通りにならないことはたくさんあると思います。


力を尽くして、方法を探して、エネルギーを使って問題に向き合うことも大切ですが、同じくらい、問題を受け流す心のしなやかさを持つことはとても大切です。


そうしないとだんだんと心がすり減ってしまいますしね。


実際、先輩にあった当時の僕の心には余裕がなかったので、冒頭にも書いた通り1時間前に待ち合わせ場所に着いたわけです。「早く解決法を教えてくれ!」と気持ちが逸りすぎていました。


自分ではその時は気づいていませんでしたが。


そんなわけで、再三この記事で伝えたいことはたった1つ。


大丈夫。ゆっくりと、じっくりでいい。


何度も自分に言い聞かせてみてください。


すぐには納得できないかもしれません。
腹の奥で「そうじゃねえんだよ!」と気持ちが煮えたぎっているかもしれません。


それでも、この言葉をどうか頭の片隅に置いておいてみてください。


きっとどこかで、「あ、そういえばこんなこと言ってる奴がいたな」と思い出す時がきます。その時は、また記事を読み返しにでもきてください笑


僕も日々じっくり進む身。


一緒に生きていきましょ〜〜〜!


それでは今日はこの辺で。



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【プロフィール】

◾️語り屋タツミ
「自分の『好き』を語る生き方を」をテーマに発信する25歳。
学生時代、組織で生きることに絶望し、ほぼ感情のない毎日を送る。
大卒後、すぐに独立しフリーランスという生き方やコーチングとの出会いの中で、「自分にとっての価値を生き方にする」ことの大切さを痛感。
現在は個人向けにホームページ制作やライフコーチを提供しつつ、自分の好奇心のままに仕事と遊びを両立する生活をしています✨


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