ハッタツソン2022
ソーシャルグッドビジネスが様々な分野で盛り上がっていることを感じるこの頃です。
ハッタツソンもその一つで、私も発達障害児を抱える親としてとても気になる内容だったので参加しました。
最終プレゼンとして各チーム代表の発表があり、それに対して審査員の方々がコメントをしておられました。
< 審査員 >
村中直人 Neurodiversity at Work株式会社 代表取締役
秋元祥治 株式会社やろまい 代表取締役
遠藤光太 フリーライター
高岡謙二 エクスポート・ジャパン株式会社 代表取締役
下川哲平 NTT西日本イノベーション戦略室
谷口千春 株式会社 真屋 minagarten代表
高田・野村 株式会社モリサワ 営業企画部
自分の子供が発達障害であることによって、それまでとは全く違う見え方になったのは自然なことでしょう。
外国で言葉もままならない中で、初めての子が遺伝子疾患による発達障害であることを受け入れる受け入れないの前に、無我夢中で、毎日子育てをしていました。
そんな我が子も韓国で小学5年生。
中学校、高校・・・この先どんな未来が待ち受けているのでしょうか。
ハッタツソンに話を戻すと、特徴的なのは発達障害の当事者とそうでない方が一緒に取り組む点であると思います。
学校教育も同じで、韓国では重度の障害児は専門の学校へ行きますが、ごく限られた枠に入れるのは少数で、ほとんどが一般の学校へ入学します。
そこでは基本的に、一日の半分を普通学級、半分を特別学級で過ごします。
例えば一学年5クラスあって、特別学級の生徒が同学年5人いると仮定すれば、各クラスに一人は特別支援対象の生徒がいるわけです。
学年が上がるにつれて、同級生たちはあまり関与してこないと聞いていましたが、初めて付き添った現地学習(という名目の遠足)で私が見たのは、あまりにも自然に一緒に行動する子供たちの姿でした。
他のクラスにいる自閉症の子は、ある生徒が手をつないで一緒にまわっていました。
一年生のころから、いつもクラスに一人は支援対象の同級生が当たり前にいる環境で過ごしてきた子供たち。
特別視するわけでも、距離をおくわけでもなく、同級生の一人、そして友達。
子供たちの学校はロシアやウズベキスタンなどの外国籍の子供たちもクラスに数人いるので、あらゆる多様性の中で過ごしています。
そこに、大人のような線引きは存在しません。
それは、ハッタツソン最終プレゼンの最後に、ある審査員の方がおっしゃった内容に通じるものでもありました。
発達障害など違いを抱える人たちにも優しい社会は、結局のところ全ての違い(国や文化など)にも優しい社会につながるのだと。
環境問題も似たようなことが言えるのではないかと思います。
目に見えない方は点字のないゴミをどう分別して廃棄すればいいのでしょうか?
誰もが分かりやすいゴミの分別であったり、分別の必要のないものを作ったり・・・できることはまだまだたくさんありそうです☆彡
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