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ホテルサービス その300 - 分業制 -

ホテル接客は西洋方式の分業制
旅館の接客は日本古来の担当制

西洋方式の仕組みは常に複数のスタッフが関与して馴れ合いや不正を牽制していること

日本古来の仕組みは常に1人がゲストに付き添い忖度の宝庫となり不正の温床に繋がる

一棟建てのお部屋だったりすれば清掃は🧹
掃く、吸う、拭く、たたく、洗う、拭う、整える、磨く…の作業を1人で行う

いわゆる日本は「任せる=信頼」という図式が尊ばれそれが不正の温床となってきた

これは終身雇用制や徒弟制度の地盤の上で確立されて来たものです

先人たちはこの制度をとても緻密に運用し公私ともに上司が部下の世話をやいて(親切の押し売り)相談相手としてマウントを取る

今ではSNSの発展に伴いそれが形骸化して上司による部下の囲い込みが良くない事だと分かった若人の定着率は下がって来ている事実

分業制の欧米諸国では「Internal Control」というマトリックスを使いその効果は高いと聞く

これは「企業内の不正を管理しながらモチベーションを同時に高める」ことだそうだ

そのために1人のゲストに「複数のスタッフが関与」することで透明性を高めています

この様な方法を100年以上前から取り入れ実践しているのが世界標準ホテルと言えよう

個人の適正もあるので「分業制」なのか「担当制」なのか結論は個人次第ですが?

分業制のホテル業界は私の歩んだ道として性格に合っていると確信しています

明日は接客の音階はラ音について…
書いて参ります✍️

HOTEL DIRECTOR

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