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「夏休み」から始まる「子どもプロジェクト@浪江町」
8月上旬、学生時代の友人たちと「山中湖」に行った。
学生時代の恩師が、夏になると管理しに行く「山荘」があって、そこに泊まった。コロナ前にも、行ったことがある場所だ。(※サムネルは、山荘周辺の写真です。)
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一泊だけの旅行だったけれど、とにかく喋りまくった。
楽しかった。
そして、今回の「おしゃべり」は、ただの「おしゃべり」では、終わらなかった。
そこに集まったのは、学生時代の同級生という事で、「幼児教育」を専門とする私を含め、5人だった。
長年勤めた「幼稚園」を最近「退職」した人、
今でも現役で「幼稚園」や「保育」の現場にいる人、
「障がい児教育」に携わる人、
そんな人たちだ。
そして、そこにいる恩師とは、その当時の「担任」だったシスターなのだ。
「幼稚園バス」の園児「置き去り事件」について
「幼教出身者」の集まりとして、近頃、ニュース取り上げられるこの「話題」は、どうしても外せなかった。
私自身、「幼稚園勤務」当時、「園バスの添乗」は、毎日やっていた。
登園・降園、ともに園児が下りた後、忘れ物も含め、後ろの席から順に、「指差し点検」しながら、バスの中を「確認する」というのは、毎回やっていた。
前任の先生から、必ずやるようにという「引き継ぎ」も、当然あった。
運転手さんも、私が下りた後、バス内を、必ず点検していた。
そんな私からすると、何故、この様な事が起きてしまうのか、分からなかった。
🔸「朝バス」で起きる事故の「違和感」~「ベテラン」幼稚園教諭の友人が「指摘」したこと
園バス運営に関する「ルール」を教諭同士で、共有することは、マストであり、そこをバス担当の教諭が怠った事に問題は、あったのは確かだ。
勿論、当然、「園側の落ち度」である。
それは、間違いなくそうだとする見解は、みんな同じだった。
しかし、長きに亘り「幼稚園教諭」をしてきた「友人K」が、
これまでに起こっている「園バス置き去り事故」が、朝の「登園バス」で、起こっていることに「違和感を感じる」と言った。
確かに、「事故」は、「朝バス」で起こっている。
今年7月に、埼玉で起きたとされる、「園バス」の置き去りは、「朝バス」の中に残っていた子どもは、「眠っていた」とニュースにあった。
「帰りのバスなら、園児が寝てしまうのはわかる、しかし朝から、バスの中で寝てしまうって、どういう事???」
「その子の親は、何時に、子どもを寝かせたのだろう~?」
「その子は、いったいどれぐらい、睡眠をとっているのだろうか~」
友人Kは、激しい口調で言った。
私の経験から、「降園バス」では、寝てしまう子は、確かにいる。
前もって声を掛け、起こさないと、その子が下りる「バス停」に着いても起きない。そんなことは、よくあった。
起こされて、フラフラな状態で、ご挨拶をして、親に引き渡す、園で一日過ごした「お帰りの園児」(特に年少児)は、そんな感じだ。
確かに、月曜日の「朝バス」の中は、なんとなく、子たちが「お家モード」から「幼稚園モード」に切り替われない感じで、全体的に子どもの様子が「ぼ~っと」している。
しかし、「朝バス」で寝る子を、私は、見たことがない。
「朝バス」で、寝てしまうということは、その子は「体調が悪い」という事だ、熱があるとか・・・
彼女の鋭い「指摘」に、みんなが納得し、うなずいた。
幼児は、大人が一般的に思っていいる以上に、しっかりしている。
自分の役割を理解する能力がある。
幼稚園に来て、どのように行動をしなければいけないのか、子ども自身は、分かっている。
それは、幼稚園で、過ごしている子ども達を見ていれば、よくわかる。
それなのに、「登園バス」の中で、寝るって・・・普通ではない。
そもそも、朝から子どもが、「眠い」生活は、どんな生活なのだろう~
🔸彼女の指摘に、私が思い出したこと
私が、幼稚園勤務していたある日、登園時間が過ぎてから、幼稚園に連れてこられた園児がいた。
その「年少の男の子」は、「パジャマ」のまま、母親に抱っこされ、「今、起きました~」状態で、目をこすりながら、幼稚園の玄関から入ってきた。
話を聞いていると〜
前日の夜、私は食べに行ったことがないような「高級な焼肉屋さん」に、食事に出かけたそうだ。帰宅が遅くなり、寝るのも遅くなり、朝は起きれず、登園時間に間に合わなかったのだ。
母親は、「仕事」に行くので、どうしても幼稚園には連れてきたかったのだろう。
手の空いている先生が、その子の「着替え」を手伝い、教室に連れて行った。
私がこの話をすると
「ショッピングモールとかに、夜の9時頃、行くと、けっこう、子どもを見かけるのよね~」と、別な友人が言った。
この子たちは、いったい何時に寝るのだろう~
「発達障害」と間違われる子ども達
そんな話をしている中で、私が最近読んだ「本」の話をした。
その本がこれ
⇓⇓⇓
この本には、「発達障がい」と診断される子どもの中に、実際はそうではなく、生活習慣に原因があり、それに「似た症状」を引き起こしてい症例を紹介している。
「生活習慣」を「子どものリズム」に合わせることで、落ち着いた「情緒」を取り戻せるケースが多分にあることが、書かれている。
子どもにとって、いかに「睡眠」が大切であるか、「睡眠」がしっかりとれていないことで、ストレスとなり、「発達障がい」のような症状(暴言、友達を叩く、偏食、パニックetc…)が、発症すると書かれている。
2004年に「発達障がい児支援法」制定され、「発達障がい」という言葉が、良くも、悪くも広がった。
「発達障がい」の「要因」は、「先天的」なモノであって、「後天的要因」によって起こる、症状とは違う。
「障がい児」に関わっている友人に、私は、しつこいぐらい「質問」してしまったけれど、
幼少期に経験したことにより「精神障がい」を発症するケースは、確かにあって、
このような「後天的な要因」から引き起こされるケースにも、完治が難しい場合もあるという事を、その友人の話から、私は理解した。
そうであっても、「人間は、昼間動いて、夜は寝る動物」という著者(成田菜緒子先生)の言葉の通りに「子どもの生活のリズム」を、整えることで、その子が「本来の自分」を取り戻せる。
それは、親以外、誰にも出来ないことだ。
「子どもプロジェクト@浪江町」を立ち上げる!
昨今の、子ども事情について、話が盛り上がっていると、シスターが、子どもを対象にした「プロジェクト」を立ち上げるために、準備していると言いだした。
しかも、7年計画だという。
シスターは今、79歳・・・だったかな~
7年後は、いくつなんだ~
もともと、彼女が関わっている「ボランティア活動」があって、
これまで、「カンボジアの子ども支援」や、国内においては「子ども食堂」などを運営して来た。
その流れで、「子どもプロジェクトをやろう!」と、思いついたらしい。
既に、「福島県 浪江町」という場所も、決めているというのだ。
ここに来たら、「親」も「子ども」も、何も考えず、「ぼーっとできる場所」、それを作りたい。
シスターは、そう言った。
🔹「浪江町」という場所
ホームページを見るとわかるけれど、浪江町は、「東日本大震災」で、津波と原発被害を受けた場所だ。除染が終わった地域もあるけれど、まだ、「帰還困難地域」を多く含む場所だ。
「浪江町」は、シスター自身が、幼い頃、過ごされた場所で、その家は、津波で流された。
その場所で、やることにも「意味」を持っている。
たまたま、この文章を書いている日、
ニュースで、「原発処理水放出」が開始されることが発表された。
どうなるのだろ~
しかし、そんなことは関係なく、シスターは、浪江町で「子どもプロジェクト」を立ち上げるのだろう。
ここから始まる~
私も含めて、この数年、「子どもに携わる仕事」をしてきた人は、、みんな、「なんか、おかしい~」と感じている。
資本主義をベースに、流れている時間のなかで、「子ども」だけでなく、「大人」も振り回されている。
欲望に支えられた資本主義社会は、「バベルの塔」のように、昨日より今日、今日より明日を目指して、膨れ上がっていく。
その中で、「子ども」も「大人」も、疲弊していく。
子どもの「本質」を理解していない人たちが作った「システム」の中で、「駒」として仕事をしていると、本当に自分がやっていることが、「子どもの最善の利益」になっているのだろうかと、自己矛盾を感じてきた。
それは、私だけでは、ないはずだ。
わかるけど、「どうしたらイイのか」分からない。
メンバーとして集まっているのは、そんな気持ちを抱えて、子ども達と関わってきた、人たちだ。
私たちは、シスターに「お手伝いします!」と宣言をしてきた。
まずは、「福島にみんなで行こう!」という事になった。
9月早々に、そのためのミーティング(分かち合い)の日程を決めた。
ここから、始まる!
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まだまだ白紙状態ですけれど、noteでも、少しずつ発信できたら、イイなぁ~と思っています。
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