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週末旅をお勧め(8回目):二泊三日の山口県の旅(10億円が70万円に・・・)

8回目の投稿は年末休暇の旅で週末旅ではありませんが二泊三日と言う比較的短期間の旅なので週末旅でも実現できます。この時の旅は行きたい場所が散らばっているのでレンタカーを利用して回りました。

【1】今回の旅の目的
JALグループ就航の空港の訪問と山口県の名所を回ってみたいというのがあり、さらにマイレージ修行もかねています。

【2】山口県の旅の計画(移動・宿)
移動:羽田⇒山口宇部、山口宇部⇒羽田の航空券はJALで予約する
移動:現地での移動はレンタカーを手配
宿泊:ルートを考え、萩と秋吉台のホテルを予約

今ならJALのダイナミックパッケージでお安く予約するのですが、この時もステータス修行も兼ねていたので個別に予約をした。

【3】おおよそのルート
1日目:羽田空港(08:00)⇒JAL291⇒(09:50)山口宇部空港⇒津和野⇒萩(泊)
2日目:萩⇒萩の散策⇒元之隅稲荷神社⇒角島⇒秋芳台⇒秋吉台(泊)
3日目:秋吉台⇒秋芳洞⇒下関レトロ⇒山口宇部空港(19:35)⇒JAL296⇒(21:00)羽田空港
※行く前の計画とは違い実際のルートです

【4】レンタカーだと行動範囲が広くなる
今回の旅はレンタカーを使い大きく移動して広い範囲を回る事が出来ました。山口県の旅ですが島根県や福岡県などへも足を伸ばすことが出来ました。また、途中で入手した情報などで計画変更も容易になるというメリットもあります。

(1)1日目の行程
冬の日の出は遅く羽田空港に到着した時は日が登ってすぐの事で、JALのラウンジからは国際線ターミナルの向こうに赤富士となった富士山を見る事が出来た。

第三ターミナルの向こうに富士山が

そして定刻になり山口宇部行きのJAL291便に搭乗し機内からJTAのSWALジェットが見えたので撮影。

JTAの特別塗装機

いつものように羽田空港を離陸するときの動画を撮影。

事前の確認で山口宇部空港への便は富士山の上を飛ぶので富士山は見えないとの事でしたが、気流の都合で左側から見える可能性があるとの情報で左側座席を確保していたが、本当に真上を飛行していたので見られなかった。しばらくの飛行で山口宇部空港に近づき降下している時に日立製作所の笠戸工場を俯瞰して見る事が出来た。

新幹線なども作っている工場

着陸してターミナルビルに向かう時に機内から山口宇部空港を撮影。

山口宇部空港ターミナル

スポットに到着して降機するときにポスターが目に入った。CNNが選んだ日本の最も美しい場所31選というのがあり写真に写す。

新しい情報をゲット

レンタカーを借り、ナビに津和野をセットしてスタート。借用した車にはナビがついていたが、地図が古いので案内されるルートより新しい道路ができていて少し迷いつつ津和野に到着。津和野の町は国道を走っていると見える大きな鳥居が目印でした。

国道に目印となる鳥居が

最初は鷲原八幡宮の流鏑馬神事の場所を見に行く。お宮や山門は国指定の重要文化財に指定されていますが目的はこの流鏑馬神事の馬場で鎌倉時代のものが原型をとどめているという事で、ここを歩いてみると鎌倉武将が馬に乗って弓の技を競っていた様子が感じられます。

流鏑馬で馬が走る所で石の所は的が置かれる

流鏑馬神事の場所を見た後はお宮にもお参りに行く。お宮は茅葺屋根のもので重要文化財に指定されています。

茅葺屋根のお堂

次は太鼓谷稲成神社に来ました。日本五大稲荷の一つと言われていますが、ここだけは稲成と書き、下から沢山の鳥居をくぐって登っていく事を考えていましたがカーナビに従って進むと上の駐車場についてしまいました。そこから下の鳥居まで降りてから再び正しいルートで歩いて本殿にお参り。

かなり大きな神社

そして今回の旅の隠れテーマの『富貴神社』へ。この神社は「勝負」の時に訪れる神社という事で『受験の合格』祈願、『試合の必勝』祈願、『宝くじの当選』祈願の時に訪れる人が多いという事です。この旅の直前に帯広への出張があり、その朝の星占いで「宝くじがラッキー」との事で、その日に買った年末ジャンボ宝くじを持って当選の祈願です。
町中の本当に小さな神社ですが多くの人がお参りに来ているようでした。

小さな神社ですが

この後は津和野の町の散策です。町の中で一番目立つのは津和野カトリック教会で殿町通りにあります。

津和野カトリック教会

中に入る事もでき、畳敷きが非常に珍しくステンドグラスが綺麗で差し込む光で床にその色が綺麗な模様を作り素晴らしかったです。

畳みが敷かれているのは珍しい

なまこ壁にある立派な門は大岡家老門で建物は津和野の教育委員会になっています。

津和野の街並み

お昼はの時間になったので車を止めた所にある食堂でうどんを食べる。大きなお揚げに肉に卵など具もふんだんにあり美味しかったです。

お昼のうどん

食後は津和野駅のSL山口号の施設を見に行く。まずは津和野の駅舎で新しく作られた駅舎の様ですが街並みにマッチするような建物でした。

津和野駅の駅舎

駅の横にはSLのD51が静態保存されています。

静態保存のD51

先程は静態保存でしたが駅の北側には転車台に補給の施設などがあり時期的にSLの運転期間でなかったのは残念です。

水や石炭を補給する所
転車台

津和野の最後は乙女峠に行く。街中から車一台幅の細い道を進み駐車場に車を置いてから歩いていきます。

乙女峠への道

その先の山の中のちょっとした広場には聖堂があります。

乙女峠の聖堂

そこにある公衆電話は少し変わっていて受話器が2つある珍しいものです。

受話器が2個

津和野の観光をした後はレンタカーで一機に移動です。山陰山陽の真ん中から一気に日本海側へ移動です。目指すは須佐ホルンフェルスで海に突き出たスパッと斧で切り取ったような岩でストライプの模様が印象的との事です。駐車場があり車を止めて海岸を見ると少し見えています。

駐車場から少し見える

旅行前の情報ではフェンスもなく自然のままですごそうでしたが、実際に来てみてもフェンスもないし斜めに傾いた岩の上から見ると落ちそうで怖かったです。下まで歩いていけ下から見るとまた迫力がありました。

すぐ近くで撮影

駐車場に戻る途中で全体を俯瞰して見る事が出来る場所があり写真を一枚撮影。

俯瞰して海岸線を撮影

1日目の予定した観光は終わったので宿泊の萩に向かいます。須佐ホルンフェルスの所から萩へは日本海側の海岸線を進みます。萩への半分くらいの所にある清ヶ浜海水浴場駐車場で休憩です。海岸線が見渡せるので撮影した日本海の風景で、冬なら暗くて陰鬱な風景をイメージするのですが晴れていて綺麗な海で遠くに野島が見えました。

海岸線

思ったより道路がすいていて萩に早めにつきそうなので萩の町の手前にある恵美須ヶ鼻造船所跡に立ち寄ります。長州藩の造船所の跡で、軍艦島と同じ「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産に認定されています。その造船所の石造り防波堤が現存し、この時は上に登ることもできました。

石造りの防波堤

世界遺産と言えば近くにもう一つの世界遺産があり立ち寄ります。萩反射炉で日本に現存する近代反射炉は2つしかなく、その一つがこれで「明治の産業革命遺産」として世界遺産の構成要素の一つになっています。

反射炉

2日目の午前は萩市内を散策する計画ですがまだ少し時間の余裕があるので市内から少し離れている松陰神社に立ち寄りました。松陰神社は吉田松陰を祭る神社で歴史的には新しいもので、幕末から明治の時代の著名人を多くが関わった吉田松陰を祀っているという事で訪問しました。

松陰神社

その松陰神社には松下村塾があります。吉田松陰が幽閉されていた三畳間もある建物で、ここで門下生に色々と教えていました

松下村塾

ホテルにチェックインしホテル近くのお店で海鮮丼+うにを食べましたが、値段が少し高かったです。

箱ごとウニが付いていて価格もビックリ

(2)2日目の行程
2日目ぼ午前中は萩市内を散策してから宿泊地の秋吉台に移動する予定ですが山口宇部空港に到着したときに見たポスターの場所を昨夜調べていて、これは行かなくてはと追加で決めています。まずはし朝から市内を散策。 あちこちで江戸時代の街並みが残る萩市内は歩いて回るのにぴったりです。舗装がされていますが昔風の街並みです。

古い町並み

さらにこちらは古い瓦を使った土塀などが朝日を浴びてオレンジ色になっていていい感じです。

瓦などを流用した土壁

町中からすぐ近い菊ヶ浜に来ました。萩城跡や古い町並みが残る城下町からほど近いところにあり、白砂青松の美しい海岸です。砂浜の向こうに見える山は、かつて萩城が築かれた「指月山」です。

菊が浜

さらに歩いていると夏ミカンが植えられているところが多く見かけます。これは明治になって生活の術を失った士族たちを救うために推奨されたので園地は武家屋敷をそのまま使ったので今でも萩は昔の街並みが残っています。

塀の上に夏ミカンが

市内を散策し『鉄』趣味の萩駅に向かいます。そこに行く途中にある金谷神社に立ち寄ります。鎌倉時代のものですが、現在の地に遷宮してきたそうです。

神社の鳥居

楼門は立派なもので色が赤いことからわかるように天満宮です。

楼門はとても立派

次は萩駅です。街はずれにあり無人駅で交通の中心ではないですね。昔からの街で鉄道を通すときに反対運動で迂回してしまったと推理しましたが。

萩駅は街中から離れた所にある無人駅

ひと通り萩市内を歩いて巡った後にお昼になったので「畔亭」というところに入ります。萩博物館の近くにあるお店で地図を見ながら行ってみると入り口は敷居が高そうで「しまった!」と思いましたがメニューがおいてありリーズナブルな値段だったので入店。テーブルからはお庭の綺麗な景色を見ながら食事をする事ができます。

座席からの中庭

注文したのはハンバーグの定食で1400円でしたが、長萩和牛とむつみ豚のハンバーグはふわっとしたものでとても美味しく満足しました。

今日のお昼ご飯

最初の計画では萩の後は山口市を観光して秋吉谷に行く予定でしたが元之隅稲荷神社に行くことに変更し、そのルートでは角島も立ち寄れる。萩からは海岸線を進む。長門海岸は日本海で冬を考えどよんとした暗いイメージでしたが海の色は青く南国の海のようでした。海岸線には山陰本線の線路があり、ここに列車が走っているときに撮影してもきれいだろうなという印象が残りました。

印象とは違う明るい日本海

さらに進むと住友大阪セメントのベルトコンベアの下をくぐります。秋吉台はカルスト台地で石灰岩が多く、その近くの山はセメントの元になる石灰岩を採掘しています。その採掘した石灰岩はトラックなどの輸送ではなく海岸線の工場までこのベルトコンベアで運ばれています。

ベルトコンベア

そして元乃隅稲成神社に到着今回の旅行のプランを立てているときには目的地に入っていませんでしたが、山口宇部空港にポスターが貼ってあり急遽加えた目的地でしたが、海の青さと鳥居の赤のコントラストが綺麗で、CNNが美しい日本の風景31選に選ばれた事はあるなと感心。まずは上から撮影した写真を。

上から撮影した鳥居

そして海岸線まで降りての撮影。上の方に社殿があり参拝はここから鳥居をくぐって登って行くことになります。

下から撮影した並び鳥居

そして海岸線には変わった岩などがあり

海岸線の奇石

龍宮の潮吹というスポットがあります。波が押し寄せた時に細い穴から海水が吹き上がる現象があります。波が激しい時は物凄く上がるそうですが、この日は海は穏やかだったのか、少しだけ見えました。

少しだけ汐が吹いている

計画変更のついでに角島大橋まで来ました。沖縄の伊良部大橋が完成し無料の橋の長さの日本一を譲ってしまいましたが青い海に架かる橋は沖縄の橋のようでした。

展望台から

2日目の午後は車移動がほとんどですが宿泊の秋吉台に向かう途中に『鉄』趣味の関係で難読駅名で知られている特牛駅があり立ち寄りました。

ネコちゃんもポーズ

宿泊は秋吉台のホテルで行く途中で秋吉台のカルスト台地を少し撮影。

冬のカルスト台地(1)
冬のカルスト台地(2)

ホテルの付近には街がないので2食付きで予約し夕食は思いのほか豪華だった

ホテルの夕食

(3)3日目の行程
秋吉台のホテルに宿泊したのは秋芳洞の観光に便利だったからです。このホテルでは秋芳洞の入口までの無料バスがあり、洞窟を歩いて戻らずにエレベータで出てくるとホテルに戻れるので、車を置いたまま観光が可能です。その送迎バスを撮影し入口に向かう。

ホテルの送迎バス

送迎バスを降りて洞窟の入口に向かう途中にあったもので「クィーンズヘッド」で台湾にある野柳地質公園との観光学術交流協定の締結を記念して作られた、クィーンズヘッド(女王頭)のレプリカがありました。

クイーンズヘッド

秋芳洞の入り口は洞窟から流れてきた水が川となっている場所にかかっている橋を渡っていきます。

秋芳洞の入口

中は様々な鍾乳石や奇岩がありますが、いちばん有名なのは百枚皿で石灰分を含んだ水が作るたくさんの小さな池はトルコにあるパムッカレと同じ成り立ちですね。

百枚皿

鍾乳石を見ながらあるきたくさんの写真を撮影しましたが一枚だけ紹介。

洞内で撮影

秋芳洞の中からはエレベータで秋吉台カルスト展望台に上がれます。

エレベータの出口

展望台からは散策路があり少し歩いて撮影したのがこれで、枯れた草がまだ多く石がはっきりと見えない状態でちょっと残念。

展望台からのカルスト台地

ホテルに戻り車で一気に移動し門司港の観光。まず撮影したのは北九州市立国際友好記念図書館の建物でかつてはここと大連の間は国際航路で結ばれていたとの事で大連市と友好都市の関係にあり、その大連にある東清鉄道汽船事務所を複製して作られた近代の建物でした。

門司港レトロ

着いた時はお昼に近かったので名物と言われている焼きカレーを昼食に

下関名物の焼きカレー

門司港のレトロ地区は繁栄した時から一気に衰退したのでレトロな建物が残されていて、北海道の小樽と同じような運命をたどっています。門司に来たのは『鉄』趣味で門司駅を見るためでしたが工事中で全体が見られる工事をしている一部だけが見られる状態でした。ちゃんと調べてなくて残念。

工事の様子もまた貴重かな

その代わりに近くにあるJR九州の鉄道記念館があり入ってみました。車両などが展示されています。

お召列車も展示

建物中には昔の風景を再現した展示などもあります。

情景展示

鉄道記念館を見た後は和布刈公園に来ました。ここは関門海峡に面していて関門橋を撮影。

関門橋

そして福岡と山口のあいだは地下の人道トンネルで歩いて行き来が出来るので歩いて往復してみました。人道橋には県境のマークがあります。

人道トンネルの県境

山口側の人道トンネルの出口の所には壇ノ浦の古戦場があります。そこには昔の復元した大砲などが展示されていました。

下関側の公園

再び人道トンネルを歩き車で和布刈公園の上の展望台に行き上から関門橋を撮影。

展望台からの撮影

高速を使い一気に空港に移動する途中のSAで早めの夕食のうどんをたべる。

最後の夕食は質素に

夕暮れの山口宇部空港に到着しターミナルビルを撮影する。

山口宇部空港

お土産を物色した後に展望デッキが無料になっていたので出て空港を撮影。ちょうどANAのBoeing787の特別塗装機がプッシュバックされている所だった。

展望デッキから

定刻になり機内に入り山口宇部空港を離陸する所を動画撮影

羽田空港までは夜景などを見ながら過ごし、羽田空港に着陸するときの動画を撮影し今回の旅は終了。

【4】まとめ
・津和野の町巡りでは古い町並みをゆったりと巡ることが出来、神社のお参りでいいことがあった。
・須佐ホルンフェルスは圧巻の迫力でビックリした。
・山口宇部空港に貼ってあったポスターで急遽加えた元乃隅神社は凄く良かった
・最終日は門司港(福岡県)に行ったが門司港駅が工事中で見られず残念だった。

【5】後日談
タイトルの10億円が70万円にはこんな顛末があります。
この旅行の直前に帯広の出張がありました。そして出張の朝のTV番組の星占いで「宝くじがラッキー」という事で年末ジャンボ宝くじを購入する事にしました。帯広は良く出張に行っていてホテル近くの売り場があるのは知っていましたが到着後は時間的に終っているだろうと羽田空港で購入しました。それをもって富貴神社でお願いをしたのですが、なんと70万円が当っていました。喜んでいたのですが、その後に帯広出張の時に買おうとした宝くじ売り場を見ると『当売り場で年末ジャンボが前後賞10億円の当選が出ました!』とあり、もしと思ったわけです。

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