メリット

適応障害の休職中の過ごし方〜適応障害教師のnote2〜


こんにちは、TTです。


適応障害になり、休職が始まってから、
そろそろ3ヶ月になります。

今回は僕が休職中にどのように
過ごしてきたのか
まとめたいと思います。

適応障害に悩む誰かの
助けになれば幸いです。


年明けから復帰ということで、
年末に一度職場に顔を出すことになりました。

今年は5日までが閉庁で
7日から子どもが登校してくるので、
新学期に向けた準備と
休職中の引き継ぎが
できないからです。

学校から電話がかかってきたので、
気づかないフリをしようか迷ったのですが、
かけ直しました。

前回、学校と電話をした時は
それ以降寝込んでしまったのですが、
今回は大丈夫でした。
でも、電話が終わった後、
手と足が震えていました。

翌朝妻には、
「寝てる時、寝言と歯ぎしりが
すごかったよ」と
言われました。

まぁ完治は確実にしてないですよね。



前置きが長くなりましたが、
僕の休職中の過ごし方を
まとめたいと思います。



休職後1週間"動けない"

休職がスタートしてからは、
本当に毎日落ち着きませんでした。

学校のこと、子どものこと、職員室のこと、
仕事のことが頭の中でぐるぐる回っています。

頭の中から仕事のことを
追い出そうとしても、
少し油断すると頭は仕事のことばかり。

仕事のことが頭に浮かぶと、
もう何もできません。

横になって、ただ不安と戦うだけ。

最初の1ヶ月は
まともに動けないし、
外に出ようともあまり
思いませんでした。

午前中ベッドからでられないことも
多々ありました。
突然何もやる気が出なくなり
寝込むことはしょっちゅうです。

そんな毎日が続きました。



家事ができるようになる

1週間が経過すると、
少しずつ動けるようになりました。

洗濯や夕飯作りなど、
家事ができるように。

家事をしていると、
頭の中で嫌なことを考える時間が
削られて楽になりました。

特に料理は頭を使うし、
良い運動にもなりました。

今までは仕事の帰りが遅く
夕飯の支度は妻に任せっきりだったので、
自分が料理を作って
食べてもらうことに喜びも感じました。

改めて妻には感謝です。



漫画とブログに没頭する

頭から仕事のことをなくするために
「ONE PIECE」の漫画を読むことに
没頭するようになりました。

94巻まである超大作である
「ONE PIECE」は、
読み応え満点で、
何回読んでも面白い。

現実世界のことを忘れて、
読んでいる間はワクワクでいっぱいでした。

本当に「ONE PIECE」の存在には
助けられたと思います。


そして、一度更新をやめて
しばらく書けていなかったブログを
書き始めました。

ブログも本当は書きたかったけど、
パソコンを開く時間が取れず、
ずっと更新できないままでした。

いざ時間ができると、
書きたいことは次々と頭に浮かびます。

それはもう毎日、
朝から晩までパソコンと向き合いました。

SEOの知識もつけ、
HTMLやCSSの編集もできるようになり、
有料のテーマも買いました。

とにかく知識をつけることが楽しい。
「これが学ぶことなんだ」とつくづく思います。


前にリゾバで知り合った人が、
「24時間考えていられることを見つけた」
と言っていたことを思い出します。

そんなに自分を奮い立たせるものが
あるのだろうか?

それが自分にとって、
「ブログ」だったのではないかなと、
今では思っています。

これは人生を変える大発見です。


そして、
「ONE PIECE」と「ブログ」が
毎日自分を安定させる
大事な存在になりました。



人と会う

休職中、とにかく時間ができました。

今までは忙しくて会えなかった人、
休みが不定休の友人とも
たくさん会いに行きました。

教師をしている友人と
職場のことや、教育について
語ってみたり。

教師を辞めた人に
話を聞いてみたり。

はたまた全く関係のない
セミナーに参加してみたり、
東京の友だちに会いに行ったり。

自分の現状を話すと、
誰もが優しく耳を傾けてくれました。
(優しく聞いてくれる人の所に
足を運んでいるのですが。)


また、同じ職場である同僚の
友人とも何度かご飯に行きました。
(職場で唯一世間話ができる仲)

職場の現状や、自分が担任している
子どもたちの様子を定期的に
教えてもらいました。

その友人のおかげで、
1ヶ月の予定だった休職を
年末まで伸ばす決心がつきました。


本を読む

とにかくたくさんの本を
読みました。

適応障害の本、退職についての本
ブログの本、時間術の本、
フィンランドの教育についての本、
フリーランスの本、
睡眠の本、健康の本、
世界一周の本、速読の本。

あと、「ONE PIECE」と。

自分の興味を持った本を
片っ端から手にして読みました。

この3ヶ月で読んだ本によって、
今後の人生が大きく変わったと
確信しています。



3ヶ月経ち、運動を始める

ここにきてやっと、
運動をはじめました。

理由は東京に行った時、
抗うつの薬を持っていくのを忘れて
2日間飲まなかった時、
立ちくらみがして動けなくなってしまったから。

「このままでは何もできなくなってしまう」
という恐怖が頭に浮かびました。

それからは、
毎朝30分のウォーキングと
夕方に3kmのランニングをしています。

ジムにも通おうかと思いましたが、
行かなくなるともったいないし、
いつでも行けると行かないだろうと
思ってやめました。



自分のやりたいことをやればいい

3ヶ月休職して、
とにかく自分のペースで生活することが
大事だと感じます。

何もやる気にならなければ、
無理してやらなくてもいい。

動きたくなければベッドにいればいいんです。

そのうち、自分で
「何かしなきゃ」とか
「これではまずい」と
思う時がやってきます。

「漫画を読んでいる間は忘れられる」、
「これをしたら仕事のことは忘れられる」
というのも人それぞれです。

とにかく自分のやりたいこと、
できることを自分のペースでしましょう。

無理に「あれしなきゃ」
と考えてしまうと、
できなかった時に
「自分なんて、、、」と
無駄に苦しむことになります。

何もできなくていいんです。
何かしてみようと思った時に、
自分から動けばいいんです。

徐々にできることは増えていきますから。


と、僕は今思っています。

僕もこれから復帰に向けて
いろんな不安に襲われると思います。

自分を見失わず、
自分のペースでいきたいと思っています。


この記事が苦しんでいる誰かの
心の支えになれば幸いです。