きみにふれたくて
あらしの よくあさ
ちいさな畑ガーデンの 植物たちは
つよい はげしい 西風をうけ
全体的に 東に なびいていました
それでも そこにただよう ふんいきは
いつもと かわらない
はなびらを ぼろぼろに しながらも
コスモスたちは まるで なにもなかったかのように
いつもどおり たのしそうに 咲いていて
その くしゃくしゃの はなの うえ
はなと おなじいろの モンシロチョウが
あわい グリーンの ひとみを パチクリさせて
くつろいでいました
あぁ それにしても なんて たくさんの 蝶たち!
あらしの よくあさは いつもそう
みているだけで こころが じんわり あたたまって
夜空の星に 手をのばすように
気づけば いつも きみに向け
手を そっと のばしてしまう
その うつくしさに ふれたくて
まぶしい きみに ちかづきたくて
あぁ そこに いるだけで
蝶たちは すばらしくて
夜空に輝く 星のように
そこに いるだけで 嬉しくて あかるくて
いつも そばに いてほしいよ
ずっと ずっと いてほしいよ。