見出し画像

【看護師が実践】ストレスを減らすための3つの方法と健康管理のコツ

毎日忙しく働いていると、自分の体調や健康を気にかけることができないですよね。

体は悲鳴を上げているのに気がつかないなんてこともあるのではないでしょうか?

私の場合は、休憩時間があまりとれないことが多かったため、ついつい早食いをしてしまうことがありました。

ほかにもいけないとわかっていながら真夜中にお菓子を食べたり、夜勤明けは不規則な生活になり夜更かしをしてしまったり…。

でも、同僚を見ているといつも元気な人が多く、夜勤明けでも旅行に行くなどアクティブに活動している人が多かったので、不思議に思っていました。

今回は勤務が不規則な看護師がどのように体調管理を実施しているのかをまとめました。

看護師だけではなく、ストレスを感じているあなたにもきっと役に立つ情報満載ですので、ぜひ参考にしてみてください。


現代人は疲れている!体調不良はどうして起こるの?


医療の進歩により平均寿命は年々伸び続けており、業務をしていても70代80代の元気な高齢者が増えているように感じます。

でも、周りをみると「最近疲れてる」とか「体調が悪いんだよね」など体調不良を訴える声って多くありませんか?

医学は進歩しているのになぜ?と思う方もいるのではないでしょうか。

現代の体調不良の原因として最も考えられているのは、ストレスや不規則な生活による「自律神経の乱れ」です。


(1)自律神経の乱れとは


自律神経という単語はなんとなく聞いたことあるけど具体的なことはわからないという方も多いのではないでしょうか?

自律神経とは私たちの意思とは関係なく、呼吸や体温調節、排泄など体のさまざまな機能を自動的に調整している神経のことです。

主に活動時(日中)に活発になる「交感神経」と安静時に活発になる「副交感神経」があります。

持続的なストレスや不規則な生活が続くと、活動的な時間が長いため交感神経が優位な状態が続きます。

本来なら就寝時やリラックスしたい時に優位になるはずの副交感神経が機能不全に陥り、体が常に活動している状態になってしまうのです。

ずっと体が過活動な状態になると、疲労がたまってくることは想像に難くないですよね。

神経は自分で調整できないため、「今休みたい!」と思っても切り替えられないのです…。

参考:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-082.html 


(2)現代はストレスフル!


現代はモノや情報があふれ、買いたいものがあればすぐに手に入りますよね。

しかし、そんな状況がストレスを増大させていると言われているのです。

ストレスとは「外部からの刺激を受けたときに感じる緊張状態のこと」です。

言葉にするとわかりにくいかもしれませんが、テレビの音や友人との会話、刺激をうけて不安を感じたり、悩んだりすることもすべてストレスに繋がるのです。

そして、結婚や就職、家族が増えたりという環境の変化もストレスの要因になります。

さらに、仕事での人間関係やプレッシャーなどのストレスも大きいですよね。

ストレスが溜まると自律神経やホルモンバランスに影響するのはもちろん、うつ病や依存症、暴飲暴食など体への負担が大きくなるため、上手にストレスを発散させていきましょう。

参考:https://www.mhlw.go.jp/kokoro/first/first02_1.html


これやってみて!おすすめ対処法3選


(1)スマホ・テレビ・パソコン…辞めてみませんか?


私は以前、休憩時間や空いてる時間はスマホでSNSを見たり漫画を見たりすることが多かったです。

以前一緒に働いていた先輩に「スマホばっかり見てるとストレスじゃない?」と言われたことがあるのですが、当時は楽しいから見ていたのでストレスなんて思ってなかったです。

しかし、スマホやテレビを長時間見ていると眼の疲労(眼精疲労)はもちろんのこと、全くリラックス効果もなく、脳が疲労してしまうのです!

ストレスは外部刺激という話をしましたが、まさにスマホやテレビは刺激の塊です。
むしろ刺激を得たいから見ているのだと思います。

さらにその刺激による不安や悩みも増えていき、悪循環に陥ってしまいます。


まず30分デジタル家電やスマホに触らずに過ごしてみましょう。

本を読むでもよし、散歩をするのでもよし、絵をかくのでもよし。

私はスマホを常に携帯していましたが、あまり触らないようにするために充電ができる置き場所を作ってみました。

すると、その場所までスマホを取りに行くのが面倒になり、あまりスマホを見なくなりました。

SNSもなんとなく見ていただけで、意識して見てみると最後に見た内容と時間が経ってから見た内容があまり変わらなかったんです。

「調べたかったら自分で検索するだろうな…ずっと見ていても意味ないな」と感じたため、見る時間が徐々に減っていきました。


(2)正しい睡眠をとろう


「睡眠の質は大切」「睡眠不足は良くない」とは聞きますが、なかなか改善できないところですよね。

仕事で忙しく、帰ってきて自分のことをしていたらもうこんな時間…。

私も、夜勤明けはぐっすり夜まで寝てしまい、夜中に寝れなくなったなど睡眠に関しては本当にないがしろにしていたなと感じています。

しかし、夜勤後の休みにぼんやりしてしまったり、やる気が出なかったりして、こんな過ごし方もったいない!と思い始めてから睡眠のとり方について見直しました。

睡眠時間は8時間と言われていましたが、今は一概にみんなが8時間という決まりはないようです。

人間の睡眠サイクル(レム睡眠⇔ノンレム睡眠)は90分周期といいますが、そうではない人もいるので、自分のちょうどいいサイクルを見つけるとよさそうです。

私はまず、一か月ほど睡眠時間と自分の体調を記録しチェックしてみました。

その結果、夜勤以外では6時間睡眠、夜勤明けは帰ってから3時間仮眠して夜は普通に寝るのが一番体調がいい状態で過ごすことができると発見。

それからはほとんどこの時間を守るようにしています。

自分の睡眠サイクルがわかるとスケジューリングもしやすく、ご機嫌に過ごせるのでおすす
めです。


(3)心から楽しいと思える時間を作る


あなたは心から楽しんで何かに没頭する時間はありますか?

私には趣味と呼べるものがなく、自宅でぼんやりしていると休日が終わることがよくありました。

しかし、息子と過ごした休日に近所を一緒に散歩すると、とてもウキウキして楽しかったのです。

いままでも散歩はしていましたが、ふいに「散歩って楽しいじゃん!」と感じ、それからは一人で買い物に歩いて出かけるようになりました。

どうしても外の気温に左右されることもありますが、お店に入った瞬間の安心感はやみつきになります。

嫌なことがあった日、とりあえず外に出て散歩をしてみるととてもスッキリします。

時間は10分でも15分でもいいんです。

自分が心から好きだと思えることを探してみませんか?


我慢は禁物!病院に相談しよう


(1)不調を感じたらどこに受診するべき?

この症状は内科?耳鼻科?などと迷った経験はありませんか?

例えばめまいの症状があったとして、耳鼻科疾患が原因のこともありますし、脱水の症状でもあるため内科に行くべきです。

脳の疾患だったら神経内科なんてことも…。

でも何の疾患かなんてわからないですよね。

もし悩むことがあったら、お住まいの市町村の保健所や保健センターに確認してみましょう。

保健所や保健センターには保健師が常駐しているため、症状をヒアリングし受診機関のアドバイスをしてくれます。

都道府県や市町村によりますが、夜間の電話対応窓口もありますので、「〇〇県(または〇〇市) 受診相談」などと検索すると相談窓口の電話番号が表示されます。


参考:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19-kikokusyasessyokusya.html


また、なんでも相談できるかかりつけ医を見つけることもおすすめです。

だれでも一度は病院にかかったことがありますよね。

その時の医師の対応などを見て、話しやすく質問しやすそうだったり、なにかアドバイスをしてくれるような医師であれば、今後もかかりつけ医として病気にかかったら受診していくとよいでしょう。

あなたの体の状態を一番わかってくれている先生がいることは心強いと同時に安心ですよね。

まだ若いしかかりつけなんて早い…と思われるかもしれませんが、医療関係のお友達や知り合いがいない場合は相談できる医療機関は必要ではないでしょうか?

(2)人間ドックのススメ


人間ドックを受けたことはありますか??

「値段が高いから…」「異常なしだったらもったいない」

こう思われる方もいるのではないでしょうか?

でも、人間ドックはこの先にかかる病院代や治療費を減らしてくれるかもしれません。

それだけではなく、早期発見で本来なら悪化するまでわからなかった疾患が見つかる可能性もあります。

ここでは人間ドックについて説明していこうと思います。


私は25歳のころ、検診で子宮頚部高度異形成と診断されました。

これは子宮頸がんの一歩手前の状態です。

自覚症状もなく、なんとなく受けた検診でしたが重大な病気が分かり愕然としました。

手術をし、現在も2-3ヵ月に1回の検診を受けています。

自分の体なのに私たちが感じたり気が付いたりすることって限られてしまいます。

今は人間ドックや検診も手厚くお手軽なものも増えていますよね。

医療の発達はめざましく、血液検査や尿検査でガンがわかる技術などもあるのです。

まずは近医で話を聞いてみてはいかがでしょうか?


いま、自分の体と向き合おう


あなたが抱えているストレスは大きいものでしょうか?

ストレスが大きければ大きいほど、体にかかる負担も増えてしまいます。

ぜひ自分の体と会話して、ストレスとうまく付き合うために今できることからはじめてみませんか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?