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ハウツー本が身にならないわけ

ハウツー本を読んで試してみたけど、全然身につかないということが私にはよくありました。「これだ!」と思って試してみてもうまくいかない。これはどうしてなんでしょう。

それには一つの大きな理由があると思います。

今回はそのことについて話していきます。

短所を改善するのは身にならない


私の短所は人とコミュニケーションを取ることです。

そこで、私は短所を改善するために、多くの本を読みました。それで改善しようとしたのですが、なかなかうまくいきません。

その原因が、明らかになったのはコミュニケーションの取り方の本を読みすすめるようになってから、だいぶ後でした。

私はHSPでした。とても敏感な人ということです。そもそも、私はコミュニケーションをとることにストレスを感じざる負えません。なので、コミュニケーションを取る時に、必ず無理をする必要があるのです。

それなのに、「自ら話しかけろ」とか「積極的に」などのアドバイスを本からされていたので、疲れ果ててしまって、俺には結局コミュニケーションはできないんだと挫折感を味わうことになってしまいました。

無理をして本を読んで短所を改善しようとしても身になりませんでした。

読めば読むほど自信を失う

ハウツー本を読んで自信を失うのは、著者の考え方の一例をうのみにしてしまうことにあると思います。

どうしてかというと、著者が書いてあることは、その人が成功した唯一の正解のように書かれているからです。

けれど、それはその著者にとっての長所を生かす方法であって、あなたにあてはまるとは言っていません。

それなのに、その通りに行動しても、私のように自信を失ってしまうかもしれません。

ハウツー本を活かすなら自分の長所を見直す


私は会話をするのが苦手でした。というか、会話をすること自体は好きなのですが、どうしてもストレスを感じてしまうのです。

しかし、私は他の人の話を聞いてアイデアをまとめることは得意だと自負していました。

つまり、私が必要だったのは、誰とでも話すコミュニケーション術のような本ではありませんでした。必要だったのは内向的な人が少ない数の人とコミュニケーションをとる方法でした。

そこで内向的な人のためのコミュニケーション方法に関しての本を読みました。そこで書いてあることを実践してみると、いままでよりうまくいくことに気が付きました

私はやたらめったら話しかけるのをやめました、話しかけるとすれば、息の合う友人だけです。

そうすることで、ストレスを減らすことに成功し、新しいアイデアや自分の考えをまとめることができるようになりました。

要するに、大事なのは、誰かの長所を真似するのではなく、自分に合った長所を伸ばすための本を読むことです。
だから、自分の長所が分かっていて、それを伸ばすために、本を読むという行為は大変意味があるものになります。

最後に


本を読んでも、納得行かないことは大いにあると思います。それなのに、試しにやってみてもうまくいかない挫折してしまうということはあったでしょうか。

なら、その本は身になりません。ならば、自分に合った本を探すということに着目するのがいいと思います。

そのためには、自分の長所は何かというのを考えるのが一番の近道だと思います。

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