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爆速かつ不確実なプロジェクトに"足"をつけるデザイナー

こんにちは。noteでプロダクトマネージャーをしているjitsuzonです。
AIアシスタント(β)」という機能を先日リリースしまして、そのプロダクトマネージャーを担当しています。度が入った眼鏡をかけています。

弊社noteにはバリュー(行動指針)に沿って同僚を紹介する「#バリューバトン」という企画があります。ありがたいことにご紹介いただきました。

良いことばっかりで照れました!いつもお仕事でもお世話になっています。ありがとうございます。山下さんが持つ、受容からのアクションの的確さ、経験や理解力に裏打ちされた安定感、総合的な問題解決力の高さにいつも痺れています。どういう半生を過ごしたらそうなるのか、ハラスメントにならない範囲で伺いたいです。
このまま山下さんにもらったバトンをリバースしてもいいなと思いつつ、別のナイスな同僚を紹介させてください。

デザイナーとしてAIアシスタント機能を共に実現してくれた さんです!まずはこちらをご覧ください。

すごいよ!なんかもういろいろすごい!鮎界で一番すごい!
プロダクトマネージャーの僕視点でどこがすごいのか、くわしく語らせてください。

企画から3週間かつ新技術を使う

鮎さんの記事にあるように、企画からたった3週間で機能をリリースする、というエゲツない寄りのスピーディなプロジェクトでした。また、記事作成に生成AIを活用するという、まだ世の中に定石の無い不確実性の高い企画です。新技術で世界を切り開くという点で業界人冥利に尽きますが、デザイナー泣かせと言えるでしょう。ユーザーヒアリングやプロトタイピングでしっかりと検証を重ねる、というやり方ももちろんありえたと思います。しかし僕たちはなんやかんやで圧倒的な速さを求めました。
ただ、速さだけでは坂道を転がり落ちる岩のように、あらぬ場所に追突して砕けてしまいます。鮎さんはその岩にデザイナーとして(すこし超越的なデザイナーとして)足をつけ、着実に理想に向けて歩を進められるようにしてくれました。

見えるものをつくる

正解がぼんやりしている状態で、絶対的な正解は"ものがあること"です。漫画だったらネーム、データ分析だったら出力結果例などが"もの"です。"見えるもの"は霧散する人間たちの思考を繋ぎ止め、現実と接着します。僕たちはものによって有効に批評できるようになるのです。
デザイナーの重要なお仕事である"形にすること"を鮎さんは徹底的におこないました。ワイヤーをつくり、レビューをもとめ、プロトタイプでも同様に細かくブラッシュアップを重ねました。鮎さんがプロダクトに"足"を生やしてくれたことによって、僕たちは自らのコントロールを利かせながら、いくつものチェックポイントを通ることができたのです。

情報を集める

今回の不確実性の高い状態とは、情報が不足している状態です。前述の「見えるものをつくる」ためにはもちろん、正しい方向へ進むためには少しでも多くの情報が必要です。そして今回悲しいことにプロダクトマネージャーは丁寧にドキュメント化して、十分なすり合わせと議論の時間を用意してくれるわけではありませんでした。(ごめんなさい)
鮎さんはそんな状況を嘆くことなどなく、自ら関わりそうな会議見つけて参加しました。プロダクトマネージャーの僕はZoomやHuddleに鮎さんのアイコンを見つけては「助かります…」と心でつぶやいていました。積極的な姿勢は情報の収集だけでなく、機能内部(プロンプト)の改善など、デザイナーを超越していました。
少ない情報からでもなるべく正しい方向に足を向けられたのは、鮎さんのポジティブさのおかげです。

まとめ

爆速かつ不確実という困難なプロジェクトに、鮎さんが着実に進むための足を生やし、最大限正しい方向に進ませてくれました。すごく珍しいことをされたわけではないですが、強い制約の中でもやるべきことを徹底し全うすることが如何に難しいか。あらためて鮎さんのお仕事をふりかえって感服しました。本当に心強い仲間です。これからもよろしくおねがいします。

今回のバリュー

すばやく試そう / Try First

新しいことに取り組む時、まず、すばやく、小さく、試すことからはじめます。大きな問題は分割し、議論が長引きそうなときには、どんどん手を動かして、動くものを前に議論します。大事なのは事業を具体的に前にすすめることです。

クリエイティブでいこう / Be Creative

クリエイティブというのは、ある状況に対して、前向きに楽しく問題を解決しようとする姿勢を指します。どんなに困難に見える課題でも、クリエイティブに解決する糸口は必ずあります。note株式会社のメンバーはそれを追い求めます。


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