ぼくらの幽霊体験(後にも先にもこの1度きり)
この話は、ぼくと2人の友達、3人でみてしまった幽霊の体験談である。
※この記事は有料ですが最後までお読みいただけます。有料部分は体験したスポットの情報になります。
ここは、都内近郊のベッドタウン。そこに住まう、よくある普通の高校生の話だ。
高校時代のある土曜日の夜だった。
僕らは同じ地元の友達で、別々の高校に進学することになっていたけども、週末ともなれば、よく友達の家に入りびたる、いわゆる親友と呼べる仲だった。
この日も、いつものごとく集まって、何をするわけでもなく、みんなでテレビを見たりゲームをしたり、していた。
すると、先輩の一人が『怖い話』をしだしたのだ。
夏になれば、自然と話題が、そっちの方に進み出す。
その話は、隣町のニュータウン。工場地帯にある公園の話だった。そこは必ずと言っていいほどに幽霊に会えるスポットだというのだ。
『行ってみようよ』友達のひとりが言った。
若気の至りである。怖いものは、ほぼない。ただ暇を埋めるテーマが欲しいだけなのだ。
バイク2台で移動することにした。
ぼくの初めてのバイクはエストレアというKAWASAKIの250ccだった。後ろに友達がのる。
もう一人はベスパ150ccだった。
2つのバイクが夜中の公園を目指した。
公園は明るかった
その公園は、街灯が周囲に一定間隔に配置してある。街灯の数も多く、思っていたよりも明るかった。
3人は、着くやいな、バイクを入り口に停めると、植え込みの段に立つと、公園の中央に向かって、並んで立ちションし始めた。
この公園は、中央にグラウンドがあり、公園の外周に沿って一段高い植え込みがある。
ぼくが真ん中にいた。ぼくを挟んで、友達が話し始めた。
あそこに人いるじゃん。あー、ほんとだ。
人がいたら、出ねんじゃね。
ジョロジョロ〜 ボタボタボタ
僕は、なんとなしに、その正面の人を目で追っていた。
僕『あれ、なんかおかしくない?』
横に水平に動くその白い人影は、まるでエスカレーターに乗っているみたいに、横にすーっと移動する。
左右に5mくらい移動を繰り返していた。
右へ。そして左へ。また右へ。左に折り返す。
そしてまた右へ。真ん中付近で、スッと消えた。
見守っていた3人のうち、右にいた友達が
『うそだー』と叫びながら走り出した。
その白い人影が、スッと消えたその地点を目がけて。一直線に。
その後を追いかけるように、僕と、左にいた友達が続く。
3人が、そのグラウンドの中央に来た。つまり、この場所からは、公園のエリアがほぼ同じ距離に見える。なのに、人影も人らしきものも、見当たらない。
左にいた友達が、寒気がする。と言った。
ほら、見てよこの鳥肌。と腕を見せてくる。
これは、早くここから離れた方がよさそうだった。
先輩の話を思い出した。
確か先輩は、こう言っていた。
この場所で野球が大好きだった女の子が亡くなって、その女の子が夜な夜な出る。
きっとぼくらがみた白い人影は、ユニホームを着た女の子だったのだろうと思う。
僕らが見たモノは、白い。色は特になかった。
持論だが、ぼくは霊とは『記憶』なんじゃないかと思っている。
誰かの記憶(肉体だけなくなってしまった)が場所に残っているのではないかと。
怖いものではなかった。
もしも故人が肉親だったならば、会いたいし、すがりたくもなる存在だと思う。
皆さんは、そういう体験ありますか?
ここから以降は、その場所を有料で公開します。
自己責任でお使いください。研究者やどうしても知りたい人だけのモノとしてください。
嘘じゃない証として。
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