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子葉の観察中に

昨日、「子葉の観察中に」というタイトルの小学校の学級通信を持って帰ってきた三女。「今日、名前載ってるねん」と言いながら渡してくれました。

(名前が載ったことが嬉しいのだな)

そう感じた私は、どんな内容なのか意識をしてプリントを読みました。


◉一部抜粋
昨日の理科は、ポットに入ったホウセンカとマリーゴールドの子葉の観察をしました。ノートに絵をかいて、気づいたことを箇条書きにしていきます。書き始めてしばらくすると、「先生、なんか、卵みたいなのがついてる」と下河内さんが言いました。見ると、葉の裏にアゲハチョウの卵を小さくして緑色にしたものがくっついています。「先生、私のには、幼虫みたいなのがいます」と話すのはAさん。黒い幼虫がいました。〜中省略〜 今度は「ナメクジおる〜。ダンゴムシおる〜」と大騒ぎ。

この後、このナメクジやダンゴムシを怖がる人、取ってくれる人、それに感謝する人や驚く人など、子供達の様子と先生の授業の振り返りが書いてありました。


子供が何か言葉を添えて渡す時、それは子供にとってそのプリントに大切なことが書いてあるということです。


ここで皆さんならなんと声をかけますか?


私はこう声をかけました。
「ななの一言でクラス中がいろんなことに気づくキッカケになったんだね。発言できて嬉しいね!」

すごいね!えらいね!すてきだね!と褒めるのではなく、【具体的にあなたの行動が周りにどんな影響をしたのか】そして、【その行動を通して得ると良い感情】を伝える。

おそらく小学3年生の三女には自分の発言からクラスの気づきが深まったとは思っていないか、感覚としては感じていてもそれが何かはわからないでしょう。それを言語化して伝えてあげる。

そうすることで自分の取った行動の価値に気づいてくれると良いな。

そのことを喜んで良いんだと自分に許可を出せると良いな。

自分にはそんな影響力があるんだと知ることでまた次の行動が生まれると良いな。

そんなことを心の中で思いながら一緒にニッコリ微笑みました^^


どんな声掛けが正しいかなんてありません。


100人いれば100通りの声掛けがあるし、そこには100通りの思いがある。
それで良い。正しさを探すより、自分の声掛けでわが子が何に気づき、どんな感情を得て、どんな力に変えて欲しいかを意識することの方が大切だと私は思います。


そして、もう一つ大切にしたいことは、自分が望むような反応や結果をすぐに得ようとしないこと。

子育ては何十年も続きます。その長い人生のどこかで、困った時や悩んだ時、辛いことがあった時に思い出して、また前へ進む力になれば良いな。そんな思いで日々関わり続けること。

それが結果的に自分への関わり方にも影響して、自分で自分の背中を押してあげられるようになりますよ。


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