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【シリーズB調達記念】テック人材(ITエンジニア+α)の職種別キャディでの成長機会

こんにちはこんばんは! キャディでエンジニアリングマネージャーをしている平岩です。社内ではドラ◯もんと呼ばれています。

本日の発表にあったとおり、キャディはシリーズBとして約80億円の資金調達を行いました。投資額としては日本のスタートアップの中ではトップクラスと言ってよいと思います。また、投資家としても、既存投資家含め様々な日本の投資家から、DST Globalをはじめとする海外の投資家まで、グローバル展開を意識したものであり、かつ日本発のユニコーン的な企業となることが期待されていることが伺えるのではないかと思います。

グローバルなユニコーン企業に成長していくことを期待されているキャディ、文字面だけ見るとなんだか遠くて現実味のない話のように思えます。しかし、私含めキャディ社員の多くは、少なからずそういった何かを目指して日夜奮闘しているのは本当なんです。

私はエンジニアリングマネージャーとして、テック人材の採用や技術組織作りと運営に携わらせていただいてますが、実際にキャディのエンジニアをはじめとするテック人材は成長意欲が高いですし、キャディには成長機会が顕在的にも潜在的にもたくさんあると思います。そこで、キャディのテック人材の職種別の成長機会についてまとめてみたいと思います。

それぞれ職種名が求人票へのリンクになっていますので、ご興味ある方はぜひカジュアル面談を申し込んでみてください。

アプリケーションエンジニア系

キャディの今の主なビジネスは製造業エンタープライズ向けの特注部品の製造請負ですが、キャディ自身が特注部品の受発注を円滑に行うための受発注プラットフォームとして、見積や生産管理にまつわるプロダクトを内製しています。

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受発注プラットフォームは業務システムです。エンタープライズ向けの特注部品の受発注は、大量の特注部品、様々な顧客要望、加工種別ごとのサプライパートナーへの対応など、業務プロセスがとても複雑です。

フロントエンドエンジニア
ここ最近では案件あたり数千図面など、案件の大型化が進んでおり、その規模が大きく複雑な業務プロセスをいかにスッキリとしたUI/UXで実現するかということが問われています。そういった意味で、フロントエンドエンジニアとしても情報設計から関わる機会が多いと思いますし、実際に生産管理などに関わる現場社員が使いたくなるようなUI/UXを目指してほしいです。それはある意味、機能美の追求といってもいいのではないかと思います。

バックエンドエンジニア
受発注プラットフォームの多くはドメイン駆動設計を用いて設計されていますが、案件の大型化に伴って、ドメインモデルの見直しが行われています。トラフィックについてはゲームなどC向けには及びませんが、複雑な業務プロセスを意味のある形でデータ化していくために、様々な工夫が必要になる機会が多いです。そういった意味で、バックエンドエンジニアがキャディの情報資産や情報価値を定義づけている、といってもいいのではないかと思います。

SRE
わかりやすさのためSREとして求人票を立てていますが、このポジションはC向けサービスのSRE的な意味での可用性だけでなく、開発生産性も含めて横断的に改善していくことがミッションになります。そういう意味でチームとしてもSREチームとしてではなく、プラットフォームチームとして最近発足しました。足元のインフラ構築やコンテナ運用だけでなく、複利で効く開発生産性向上を追求していって欲しいです。

データサイエンス・アルゴリズム系

キャディではデータについて大枠二つの課題があります。
・図面の自動読み取りに関する研究開発
・生産管理データの活用に関する研究開発

前者に関しては、画像データになっている図面データを様々なアプローチを用いて構造化し、図面からの自動見積技術につなげることや、図面管理に関する様々な活用を目指しています。最近では、SaaS事業を立ち上げるなど、一部実用化がはじまっています。
後者に関しては、まだ着手できていない部分も多いですが、原価見積における統計的処理の活用(現状はルールベース)や、サプライパートナーの選定など生産管理の自動化などにつなげたいと思っています。

データエンジニア
データを商用環境で活用するには、データの分析や解析だけでなく、データパイプラインの構築が欠かせませんが、現状そういったものは研究開発担当者が片手間で構築しています。それを本格的なものに変え、データを中心としたエコシステムを作るエンジニアが必要です。

アルゴリズムエンジニア
アルゴリズムエンジニア(CV)

図面の自動読み取りに関して、主に画像処理や幾何的なアルゴリズムを用いながら、研究開発を進めています。すでに一部実用化がはじまっている部分もありますが、キャディが本当に目指す世界に対してはまだまだ解くべき問題が山積みです。図面からの自動見積はもちろん、製造を円滑にするために2D図面を3D化するなど、夢のある課題がたくさんあり、キャディの製造における差別化ポイントを作る立場とも言えます。

ML/データサイエンスエンジニア
上記のように、図面の解析についてこれまでは幾何的なアルゴリズムが中心でした。ですが、生産管理データの活用も見据え、機械学習的なものをより活用していきたいという声が高まってきています。もちろん機械学習そのものは手段でしかありません。しかし、上記のデータエンジニアなどとも連携し、データが集まれば集まるほど、自動的に業務の仕組み化の精度が高まっていく世界を目指したいのです。将来的にはグローバルカンパニー化していく中で大量のデータで製造業を変革することに挑戦したいです。

その他の職種

エンジニアリングマネージャー
これまで述べてきたように、キャディの差別化ポイントはまさにテックにあり、テック組織の成長と拡大はクリティカルパスです。そのため、その事業や組織や人々を支えるマネジメントがもっと必要になります。ぶっちゃけると、記事執筆時点ではEMはまだ二人しかいません、誰か助けて!

プロダクトサポート/TAM
SaaSプロダクトの立ち上げに伴って、SaaS顧客に対するサポートチームを立ち上げようとしています。そのチームを一緒に作ってほしいですし、サポート業務に留まらないSaaSプロダクトをともに成長させる仲間としてjoinしてくださる方を募集しています。

プロダクトマネージャー(PdM)
ここまで述べてきたように、受発注プラットフォームもどんどん拡大していきますし、SaaS事業についても同様です。開発者だけでなく、プロダクトビジネス、プロダクトマネジメントの機会がたくさんあることは想像に難くないのではないでしょうか。複雑な業務プロセスや産業構造に向き合う、骨太なマネジメントにチャレンジしたい方を求めています。

まだ求人票がないけど募集中な職種

QAエンジニア
テック組織やチームの成長・拡大に伴って、今後必要になってくるであろう職種です。キャディのQAチームがどうあるべきか、一緒に考えてくれる方を募集しています。

デザイナー
記事執筆時点で、デザイナーに類される方は二人しかいません。そういった意味で、キャディのデザイナー組織がどうあるべきか考えてくれる方も募集していますし、B向けビジネスをドライブさせるデザインやスタイリングにチャレンジしてほしいと思っています。

SaaS事業エンジニア
こちらのページで紹介している新プロダクトをSaaS事業として立ち上げました。これによりキャディには特注部品の製造請負ではない二つ目の事業が生まれたことになります。今後、この二つの事業を両利きの経営的な感じで、それぞれ成長させていくことになりますが、既存事業に負けないほどSaaS事業をグロースさせていくことに興味のあるエンジニアを募集しています。また、足元のSaaS事業は図面に対する研究開発成果を実用化していくものです。そういった意味で、研究開発の実用化に興味があるエンジニアにもお話させていただきたいです。

さいごに

以上のように、キャディにはテック人材の成長機会がそこら中にあります。シリーズBの調達によって、その成長機会をより多くの人に掴んでいただく手段にも恵まれました。

今回の調達は金額的には多いですが、まだシリーズBなんですよね。実際に、現時点での事業や組織はまだまだシリーズBらしく、まだまだ不確実性が高い状況でもあったりします。

逆に、それだけキャリアとしてもチャンスがあることになると思いますし、今後、投資ラウンドを重ねていく中で、さらに事業や組織をグローバルに成長・拡大させていくことになります。それに一枚噛んでみたい方、がっつりコミットしてみたい方、興味の程度は色々あると思いますが、お気軽に色んな方とぜひお話させていただきたいと思っています。


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