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ジラソフィア(お試し版)  第1回 哲学の捉え方と、ショートケーキ理論からの脱却

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さて、記念すべき1回目ですね。ここから哲学の世界を巡りつつ、様々なものを情報発信に結びつけていきたいと思います。

1回目なので、「哲学というものをどう捉えていくか?」というテーマでコンテンツを書いていきましょうか。




一般的に哲学と言えば、

「何を言っているかわからない」

「自分達には関係ない」

「思想が難しすぎる」

みたいなイメージがあると思うんですよ。
僕も学ぶまでは実際にそうでした。

ただ、ゆっくり紐解いていくと哲学とは、

「人生を良く生きるためのヒントを模索する営み」
「隠された本質を見つけていく旅」

だと言うことができると思うんです。

「どうやって人生を充実させていこうか」
「もっと自分たちのことを知るにはどうしたらいいか?」
「この世界はどうやって作られているんだろうか」
「何が本当に正しいのか」


といったことを、歴代の哲学者たちはひたすら考え続けていたんですよね。


今でこそ先駆者たちが色々な謎を解明してくれたおかげで、僕たちは多くの知識や科学などを当たり前のように使いこなすことができているでしょう。


ですが最初は何もない・何も分からないところからのスタートですので、

「世界の原理は何なのか」
「宇宙の法則はどうなっているんだ」
「人間と神はどういう関わりがあるんだ」

という抽象的で、スケールの大きい話になっているんです。


長い時間をかけて世界の枠組みが今に至るまで形成され、その1番先を生きているのが僕たちな訳です。でもよく考えれば、僕たちも日々哲学を行なっていると思うんですよ。

「明日は何を食べようかな」
「あの人に何をあげたら喜ぶかな」
「自分にとって正しい情報は何かな」
「大学にはいくべきなんかな? 就活はするべき?」


みたいな感じでスケールこそ小さくなりましたが、自分の人生をどうやって良いものにしていくかを考え続けているはず。そういう意味では昔も今も抽象度が変わっただけで、本質的なことは変わっていないような気がしますね。

何もない状態→枠組みや概念を生み出す→より個別具体的なことを考えられるように


という過程で時代は進んできました。




こうやって捉えてみれば、哲学が自分たちと密接に関わっているのが分かると思います。古代で生み出されたものがなければ、僕たちは今こうやって存在していないでしょうからね。

なのでまず、「哲学は難しいものじゃなく、人生を豊かにするための営みなんやなぁ〜」という考えを持ってもらえると、今後の内容が理解しやすくなると思いますよ。





では次に、話を情報発信のフィールドへと移動させましょう。

先ほど哲学の一側面として、「隠された本質を見つける旅」という要素を挙げました。これは情報発信においてめちゃくちゃ重要なんです。


今は世の中に情報が溢れ返り、

「何の情報が自分にとって本当に必要なのか?」


をしっかりと理解できている人は少ないでしょう。人に流されたり自分で考えることを放棄していると、知らぬ間に本質を見失って迷子になってしまいます。



"他人にとっての本質は、自分にとっての本質ではありませんから。"




常日頃から情報を吟味する癖をつけ、自分の軸からブレないようにしていく訓練をしておかないと、一瞬で他人の世界に巻き込まれるんですよね。

哲学はすでにある考えや概念を踏襲することが多いんですが、最終的にみんな自分の結論を導いていくんです。すでにあるものを鵜呑みにするんじゃなく、「もっと本質に近づけないか」「もっと良い考え方があるはずだ」という思考を繰り返し徹底することで、独自の理論を誕生させてきました。


これは僕たちも見習うべきだなと。



何かのノウハウなどを得たとしても、それは他人の世界で成立しているもの。それを自分の世界で適用するには、自分なりのルールに置き換えて使わないと、当然バグが発生するわけですね。なので、

「これを自分の世界で使うにはどうしたらいいか?」
「どうしたら自分の色を付け加えたものができるか?」


を考える必要があります。

哲学を学んでいると、「すでに成立しているものにどうやって自分の要素を融合していくか」という要素が随所に出現するため、自分だけの本質を見つける練習としてうってつけなんですよね。


ここで1つ質問なのですが、

「あなたは、どんな人からビジネスや情報発信を学んでいますか?」

多分、自分より実力がある凄い人ですよね。じゃあ、そのポジションにいる人たちは誰から学んだのでしょうか? 当然、その人よりも実力のある人。


この問いを繰り返していくと、

自分がすごいと思う人の理論→その人がさらに手本としている人の理論→経営者や偉人の理論→数回繰り返されて、哲学者の理論へと到達→アリストテレスや古代の哲学者の理論などをヒントに構築されたもの

という流れが出来上がります。



つまり、僕たちが今受け取っているのは、

「古代ギリシャで確立された理論が、何千・何万倍にも具体化されたもの」なんです。

アリストテレスやソクラテスが土台や生地を作り出し、デカルトやカント、ハイデガー、ニーチェなどがいろんなものを混ぜ合わせてケーキっぽいものが出来上がりました。そして、現代の偉人たちがいちごやクリームをトッピングし、完全なるショートケーキが出来上がったわけですよ。



このショートケーキをチョコケーキに変えたり、モンブランにしているうちはまだ良かったのですが、今僕たちが受け取っているものは、色々な要素がトッピングされすぎて、もはや何の食べ物かわからない状態。

「この状態からさらに何かを付け足して、価値を創造してください」

と言われても、まぁ難しいですよね。

だって選択肢がほとんどないんですから。




それならば、ケーキが作られる前の時代まで遡り、自分で新しい料理を作る世界線を生み出せばいいんじゃないでしょうか。源流まで立ち返り、そこから未開拓のルートを進んでいけば、自分だけの道が完成します。わざわざケーキにしなくてもパンや麺にしたりなど、やり方は無数に存在します。


分かりやすく言えば、

「今は情報が具体化されすぎているので、そこに至るまでの抽象的な枠組みを学び、自分なりの料理方法を考えていきましょう」

ということ。


哲学は難しい抽象概念や枠組みの宝庫なので、そこに今自分の持っている要素を繋げていけば、完全独自のものが次々にできていくわけですね。そういうものを重ねていくことが、オリジナリティの源泉になるのです。

この企画はすでに、その道を進み始めました。これから、未知なる異世界へとあなたをお連れいたしますので、次回以降も楽しみにしてもらえればなと。



さて、簡単に今日の内容をまとめると、

「哲学=難しいものではなく、人生を良く生きるためのヒントを探したり、自分なりの本質を見つけていく旅」

だと捉えてみようということでした。

ではまた第2回でお会いしましょう!



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