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【人体改造カラダコラム vol.26】

人体改造カブ式会社とは、札幌駅前通地区全体の健康=エリアヘルスマネジメントに取り組むプロジェクトです。26回目のコラム執筆者は、シャインの三田智さんです。綺麗なサツマイモの花とともに、今回は休日に取り組まれている農業と、健康についてのおはなしです。

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~ 太陽と大地とカラダのリズム ~

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 今年も残すところあと3ヶ月ですね。二十四節気で言えばもうすぐ寒露、秋から冬へ季節の移り変りを感じる時期となりました。さて今回は土に救われたお話をしたいと思います。

 実は数年前に母が癌になりました。幸い発見が早く命に別状はなかったものの、退院後は定期的な抗がん治療などの通院で生活パターンは以前と大きく変わり、今まで当たり前に出来ていた事が出来なくなったりしてストレスになったのか社交的だった性格も内向きとなってしまいました。特に癌の多い家系という訳でもなく食事にも気を遣っていた母なのですが。

 「ひょっとして毎日口にしている食品に含まれる保存料や使用される農薬も癌の要因のひとつだったのではないだろうか?」そんな漠然とした疑問を懐いていたところ、たまたま無農薬野菜を作っている知人から「畑に遊びに来ないか?」という誘いがありました。知人の野菜作りのコンセプトは、『なるべく人の手を入れず自然の力に任せる』というもの。食の安全に興味があった私に断る理由はありません。

 6月某日ついに農作業開始。農機具の使い方から定植作業、根菜の間引き作業、抜いた方が良い雑草や残した方が良い雑草の見分け方…など何もかもが新鮮でした。そしてほとんど雨が降らない暑い日が続いたこともあり畑近くの水場を何度も往復しての水撒き作業。日が高くなる前に水を撒かなければ根まで届く前に土の表面でどんどん蒸発してしまいます。いつしか気付いた時にはお天道様の動きに合わせた体内時計が出来上がり、真っ黒に日焼けした自分がいました。

 畑作業の合間には靴を脱ぎ裸足となって土や草の上を歩き、オクラやサツマイモの見事な花を愛でる。苦労して育てた分、まるで自分の子供の様です。そしていよいよ収穫です。決して形は良いとは言えませんが大根・人参・ジャガイモ・ズッキーニ・南瓜・バターレタス等、土から獲れたばかり作物たちの何と味の濃いこと!正に太陽と大地のチカラ。人間が出来ることなどほんの僅かなものであることを実感すると共に、栄養をいただくだけではなく精神的にも大いに救われた気がします。

皆さまもレッツ農業!今の食生活を見直すきっかけになるかもしれません。
先ずはミニトマトから。小さくて黄色い可愛い花が咲きますよ。

(シャイン 三田智)

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