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【人体改造カブ式会社 カラダコラムvol.11】

人体改造カブ式会社とは、札幌駅前通地区全体の健康=エリアヘルスマネジメントに取り組むプロジェクトです。このコラムも11回目となります。今月の執筆者は、2期メンバーの渡邊一栄さんです。普段は「健康生きがいづくりアドバイザー」としても活躍されています。

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​コロナ禍の高齢者の「社会参加」 
 今年4月から75歳からの健診に新しく「フレイル(虚弱)予防」が加わり、健康寿命の延伸を目指している。年をとって筋力・認知機能・社会とのつながりなどが低下した状態が「フレイル(虚弱)」で多くの人が健康な状態からこの「フレイル」の段階を経て、要介護状態になっていくと考えられている。フレイルを予防して健康寿命を延ばすには、栄養と運動と社会参加と言われ、家に閉じこもらず外出の機会をと勧めてきた。
ところが、思いもよらぬ正体不明の新型コロナウイルス感染症が発生し、緊急事態宣言が発令され、ステイホームとなった。高齢者が2週間寝たきりのような生活をするとその間に普通なら7年かけて落ちていく筋肉が失われると言われる。寝たきりではないがステイホームで活動量の低下と感染への不安などによりストレスを抱えている方も多いのではないか。フレイル予防啓発に取り組む一人として「社会参加・人とのつながり」の方法を従来の外出の他に考えていかなくてはならないと焦る。ICTを当たり前に使う若い世代と人生経験豊かな高齢者の生きる知恵とのコラボなのか?画面を通したコミュニケーション作りに挑戦することが高齢者には「新しい生活様式」なのだろうか。

社員 渡邊一栄

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