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主導権を自分で握る転職活動

さて、第一弾は大前提の中途採用に関する心構えのお話です。

今日の結論は、

転職活動の主導権は始まりから終わりまで自分で握りましょう!

です。


1.転職活動の始まり

転職をしたい!と思い立ったら、皆さんはまず何をしますか?

とりあえず検索で希望する職種を叩いてみたり…

希望する企業で求人が出ていないか調べてみたり…

履歴書・職務経歴書をまずは書くことから始めてみたり…

転職エージェントと呼ばれる人材紹介に登録してみたり…

転職した知り合いに相談してみたり…

色々始めかたはあると思います。


また転職の仕方も同業界同業種への転職なのか、

異業界同職種への転職なのか、

はたまた全く未経験の職種へのチャレンジなのか

など様々あります。


始め方は様々ですが、その都度主導権は自分で持っていますか?

転職において始まりから終わりまでそのボールを自分で持ち続けるのは

案外難しいことだと思っています。


巻き込まれる人の数が多ければ多いほど様々な事情が絡み合い、

いつの間にか気づいたらあれよあれよ、という間に話は進んでいて、

気づいたら内定をもらっていた、というケースがよくあると思います。


中長期的に考えて、それは幸せな転職でしたか?と私は問いたいです。


2.温度差が引き起こすミスマッチ

企業側はどこのポジションでいつまでに何人、

どんな採用要件で必要なのか、が明確にあります。


一方で求職者側は何がやりたいのか明確で、決め打ちで受ける、

という人は本当に少数だと思います。


というのも同職種での転職をのぞむ際、

現職と同職種で同じ業務内容で働けるのはなかなかなく、

組織の規模が違えば、職種名は同じでも仕事内容が違うことが大半です。

異職種をのぞむ際はなかなか働くイメージ自体もつきづらいですよね。


大多数の求職者の方は今の現状を変えたい、スキルアップしたい、

もっと経験できることを増やしたい、年収をあげたい、という漠然とした

形で転職を検討し始めると思います。


明確に欲しい人材が決まっている企業側と転職はしたい意思はあるものの、

具体的にいつまでにどうなりたいか、がなかなか描ききれない求職者の間に

温度差がとてもあります。


求職者側が具体的になりたい姿を描けないのは当たり前で、

企業の内情は入社してからではないと実態を掴むのは非常に難しいです。


ここで気をつけたいのはこれまでやって来たことを棚卸し、

またこれからやっていきたいことをしっかり丁寧に考えておくことです。


やっていきたいことが思い浮かばない場合は、

やりたくないことやこうなっていたくない、

という像は持ち続けた方が良いです。

例えば、PMを任せてもらえないような仕事は嫌、

小さなプロジェクトから大きなプロジェクトへと段階を踏んでいけない

のは嫌、などなんでも良いです。


近年ではオープンポジションと呼ばれるポジションを企業側が用意し、

希望する職種は決まらずとも、気軽に人事と面談、面接しませんか?という

打ち出し方もとても増えています。

この意図は企業側が欲しい経歴を持っている方を、言葉選ばず記載すると

必要な社内のポジションに当て込みたいという意図があり、

実施しています。


オープンポジションは一見、

双方にとってメリットがあるように感じます。

しかし入社後、しばらくしてこんな経験をしたいわけではなかった。

ここまで要望され、正直ツライ、こんなはずじゃなかったと、

入社後のアンマッチに繋がることが少なくありません。


オープンポジションで入ってしまうと気持ち的には

自分で入る職種を決めた、覚悟を決めたという気持ちが

なかなか持ちづらい現状があります。


また転職エージェントを利用する場合もうまく活用しましょう。

転職エージェントは企業側に人材を紹介し、採用が決定すると

年収の何%かが支払われます。(だいたい30%前後)

仮に想定年収600万円の方を決めると180万円ほどが入る仕組みです。


転職エージェントは、もちろん本人の意向に沿った提案を

してくださる方もいるとは思いますが、

決めやすい職種で決める方が効率がいいので、

決めやすい職に誘導する場合もあります。

大量採用している職種や、書類選考通過率、面接通過率が良い企業に

紹介する方が効率が良いですよね。


なので転職活動においての主導権は

常に自分自身が握るように心がけましょう。


3.自分で決める、を大切に

重ねてになりますが、職種を企業側に決めてもらう、

転職エージェントから提案された職種を素直に受ける、

転職したいのでなんとなく友人の紹介された会社を受ける、

と、自分の手から離れて事が進む場合は要注意です。


もちろん偶然の素晴らしい出会いもこの世には沢山あります。

面接に出会ったマネージャーが素敵で、この人の下で働きたいと思った。

友人の会社は環境がとても整っていて、

こんな環境で働きたいと思っていた。

よくわからないまま受けたけど、やってみたら天職だった。

そういうこともあります。


しかしそれは本当にごく一部で、

一般的には仕事上で何かが上手くいかないと人はこんなはずじゃなかった、

と思ってしまうものです。


そうならないためにも、

自分の舵取りがしっかりできる社会人でいられるためにも、

転職をしたいと思った時からこれまでの経験の棚卸しをしっかりして、

これからのキャリアの関してはこれまでの経験をベースに何がしたいのか、

は一度深く考えるようにしましょう。


4.終わりに

転職活動に限った話ではないですが、

主導権は始まりから終わりまで自分で握りましょう!


よく就職と恋愛は同じと例えられることが多いですが、

結婚相手を友達に任せる人っていないですよね?


しっかり吟味したけど合わなかった、ということももちろんありますが、

その時は何がよくなかったのか?の振り返りができます。


人生100年時代で転職もしやすい世の中になってきました。

また退職代行などのサービスも出てやめることも簡単な世の中です。

しかし合わなかったらやめればいいという形では

また同じことを繰り返してしまいかねませんよね。

時間は有限なので、とても勿体無いです。


履歴書や職務経歴書の書き方がわからない。

またこれまでの経験の棚卸しの仕方がわからない方向けに

coconalaにて出品もしていますので、

お気軽にご相談くださいね。


今後も採用にまつわるnoteを更新予定ですので、

ぜひのぞいてみてください。










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