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わたしの手帳会議2024

手で字を書く機会が減っている。もともととても字が汚い。思考のスピードに手が追い付いていかない。なのでノートに手書きで日記を書くということから長く離れていた。
それならパソコンで書くかと、鍵付きブログやNola、Day Oneなどを使ってウェブ日記でも書くかとおもっていたのだが、閲覧性が悪く、結局くりかえして見ることがない。区切りがないのでどこまでも書ける分終わりが決められず、それほど時間をかけることができなかったため、すっかり「日記」というものから離れた。

そもそも日記というものが嫌いだった。宿題としての日記。それは教師にみられるためのものであり、好きなことを十分に書けないものであった。何を書いてもいいよという前提が、嘘であることを小学校の自分は知っていた。塾であったこととテレビ・ゲームの話は書いてはいけないのは皆が知る不文律であった。書くことがないときは嘘を書いた。
自分にとって日記は虚飾のかたまりで、そこには誠実さがまったくなかった。ノートは好きなので、買って日記を書こうと思っても、数日で飽きて後半何も書かれていないノートが残る…という始末。今回の断捨離で何冊もそういうノートを捨てた。リングノートは分解するのめんどくさいのでそれも本当に嫌だった。

そんな私が(比較的)継続して日記を書くようになったのは、——日記によれば——2018年秋からだ。その頃私は心身の調子をくずし、精神科病棟のある病院に入院した。書き始めたのはその頃のようだ。
そのとき使ったのはマルマンのB5ノート。安いし普通のノートだった。
それからしばらく、inspicで写真を貼ったり、絵を書いたり、わりとがんばって書いていた。が、2冊目で飽きたことがわかる。

2020年から、独立することになり、個人事業主になった。準備は2019年の秋から始まったのだが、何をしたか、何を買ったかなど、日誌的なものを書く必要に迫られた。仕方ないので、手元にあって使っていなかったモレスキンに書くことにした。そうしたらそれがなんとなく上手くいったので、しばらくモレスキンを使うようになった。

今年も使う予定でAmazonで買ったモレスキンデイリー

領収書や売上レシート、計画表などを張り付けていると一年でこんな感じになる。
ゴムバンドが必須なのである。
だがモレスキンはあくまで「今日誰が来た」「売上○円」「どこどこへ行った」程度の箇条書きで、「それは日記ではなくて、日誌では…?」と言われたので、日誌なのだろう。

パンパンになっているモレスキン

今年のモレスキンも買って、たしかになんか足りない気持ちはしつつ、でもどうせ長続きしないしな…と思っていたところに、リア友でオタ友のHさんから「文房具屋めぐりしようよ!」と誘いを受けた。日記帳のシールデコにハマっているHさんはいろいろ見たい!!ということだった。
なにせオタク。本屋と文房具屋と画材屋なら何時間でも時間が過ごせるのがオタクというもの。本屋と文房具屋と画材屋がきらいなオタクがいて?(ララァ) それに去年に地元から文房具屋がなくなってしまい、文具屋といえばちょっと離れたイオンにある無印良品か、百貨店にある東急ハンズくらい。
百均ストアの安かろうな文具か蔦屋書店に附属しているような高級文具かしかない。違う。私らがほしいのは、普通のちょっとかわいい文房具だ。
都会のロフトやいろんな雑貨店に私の心は浮かれた。

それはロフトで見かけた手帖だった。

牧野富太郎先生の絵を使ったほぼ日手帳

今年。4月から10月まで、私は朝ドラらんまんにハマっていた。めっちゃいいドラマであった。そんな私がこの手帳を見て買わずに居られるだろうか。いやない(反語)。社会人時代の初期以来、ほぼ日から離れていた私だったが、ほぼ日はさすがに洗練されている。色もデザインも過不足ない(モレ○キンとは大違いだ)。
しかしもうモレスキンは買ってしまっているし、ウィークリーだけでは使わない。まあ、いい。あきらめよう。私は他の文具を買って売り場を去って帰宅した。

Amazonで見かけた牧野先生の表紙のほぼ日手帳

A5/マンスリー/ウィークリーバーチカル/デイリーがついているらしい。
自分は双極性障害なので、ウィークリーバーチカルで睡眠ログをとりたくて、もしあれば別で買おうかなと思っていたのだったが、それもついているという。

使わないと思いつつ、記念に買ってしまいました。

小さい方は使い道がないけど、買ってしまいました…。だってかわいいやん…きれいやん…。

あと私は創作をするので、創作ネタ帳ノートとして、HさんオススメのMDノートのA5版を買いました。

そしてもうひとつ。
読書ノートとしてこちらを。

ならまちの古本屋、慶河堂発行の百冊読書帖

文字通り、百冊分の感想が載せられるノート。
スペイン語で「大の本好き」「本の虫」みたいなことを「図書館のネズミ」というそうで、本に熱中しているネズミくんのことが気になって仕方がないネコちゃん…というモチーフ。
慶河堂ではそれを小話にした栞も配布している。

百冊読書帖中身

こちらを使います。ボールペン付きで1400円(税抜き)。
というか、まあ私が作ったんだ、この読書ノート。興味有る人はkeigadou@gmail.comまで連絡ください。

で、日記のことに話を戻すが、twitter改めXのあまりの治安の悪さに閉口して作ったタイッツーアカで、手書きタイッツーなるタグがあることをしり、手元にあったラクダノートA5スリムに日記を1ページ書いて5日ほど連続で上げてみた。3日ぐらいで飽きるかなと思っていたらギリギリ続いて、11/9現在も続いている。
なぜ長続きしたかというと、1日1ページという枷をつけたからだと思う。最大1ページ。書くことなければ書かなくていいということにする、というルールを決めた。

なので、
・モレスキン:デイリーA5変型→仕事用日誌
・ほぼ日手帳:デイリーA5牧野富太郎版hon→日記
・MDノート:A5版→創作ネタ帳
・百冊読書帖:読書ノート
という感じで来年は走っていこうと思います。まあ、息切れもするだろうが、がんばれよ来年の私。

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