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読書感想文5 喜ばれる人になりなさい

喜ばれる人になりなさい
母が残してくれたたった一つの大切なこと
永松茂久


永松さんの母からの大切なメッセージは「喜ばれる人になりなさい」。

この本のキーワードとして「おかげさま」があります。

目には見えないし、目の前に存在を現すことはないけど、間違いなくいる神様→おかげさま

そのおかげさまの恩恵とは、自分たちが暮らす、身の周りの全ての事柄。

どこかの誰かが誰かの為に行動して、過去から今につながってきた結果をおかげさまと呼んでいいのではないだろうか?

その誰かのおかげで社会が回る。

自分も小さくてもいいし、見えなくてもいいから、どこかの誰かの為にGiveする人になりなさい。と考えさせられます。


僕も含め人は皆、自分の事が大切でしょう。誰もが大切にしてもらいたい、認めてもらいたいと思っています。そして、人は自分の事を理解し、大切にしてくれる人のことを好きになります。


そしてそして、人を喜ばせることで自分の立ち位置や居場所を認識することにもつながります。
人は関係の中で生きるという言葉を聴いたことがあります。
他人とのつながりが見えた(認識した)時に自分の存在証明になるのではないだろうか?

人を喜ばせることは自分も喜ぶことになる。


人から喜ばれると言うことを人に媚びることのように捉える人もいる。喜ばれないと自分には価値がない
究極的に喜ばれる人になると言う事は嫌いな人に尻尾を振ってでも、とにかく喜ばれないと自分には価値がないんだ、と言うことでは決してない。喜ばれる人になりなさいと言うのは自分を捨てることでは一切ない。自分の声よりも他人の視線とか他人からの指示を大切にすると言う事は喜ばれることではなく人に媚びると言うことだ。
人の目ばかりを気にして自分を生きていない人は、究極的に人を愛する事はできない。
そうではなく喜ばれるとは自分の声を聞くと言う事
本来の愛に包まれた自分に気づくと言う事
自分の人生の指揮権を自分が握ると言う事
自分の人生を生きると言う事
喜ばれる人になると決め自分を生き始めた時から全てが愛に変わる喜ばれる人になりなさいとはつまりは自分の人生を生きなさいと言うことなのだ。


心がポッと温かくなる話でした。

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