哲学の醍醐味が詰まった『まんが 哲学入門 -生きるって何だろう?』
哲学者と漫画家がタッグを組んで描かれた哲学入門書。訳あって久々に本棚から引っ張り出した。
本書は、主人公「まんまるくん」が「先生」に矢継ぎ早に質問をしていく中で、時間論、存在論、「<私>概念」あたりまでの哲学のベーシックな概念を中心で狭く深く掘っていくもの。
哲学における基礎的な概念を抜群に分かりやすく学べるだけでなく、掛け合いのダイナミズムというか、対話の中で引っ張られながら思考が展開していく哲学の醍醐味そのものを、ソクラテスの問答法(ディアレクティケー)宜しく体感できる