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費用対効果

一枚当たり何円?ではなく、未来に残したい写真をどうしたら残せるか。の話をしよう。

令和の最強カメラはiPhone。正直iPhoneには敵わない。
コスト、携帯性、利便性、HDRと敵無し。
年間数十万円をカメラ機材に使う身としては
この事実は痛いほど突き刺さるが、事実だろう。
国民ほとんどをカメラマンに変えてしまった。
そこそこのデジカメを持っても、iPhoneと変わらないと感じて辞めてしまう人も多いのではないか。
EOS Kissから何人が被写界深度を理解した?
オススメのカメラは?と聞かれてもiPhoneが良いよ。と答えている。

しかし。ここからが本題。
機種を変えて膨大なデータを引き継ぐ際に、音楽がストリーミングで賄える現代において、最も重い写真データだがよっぽど事がない限り、多くを引き継がれない。正味なところ多すぎて管理しきれず、数が絞れないのだ。
もちろん後でエアドロして手元に残す写真もあるだろう。ここで言いたいのは、数がたくさん有っても残るのは極々一部だと言うこと。
iPhoneで撮った写真をプリントなんて、本気で遺影以外しないのではと考えてる。
何枚でも撮れてしまうコトが反対に1枚当たりの価値を下げてしまっているのだ。

では残したい写真はどうやれば撮れるのか?
最初から残すつもりで撮ればいいのである。
最初から額に入れるつもりで撮る。
最初から未来に残すつもりで撮る。
最初からいつか誰が捨てるのを躊躇うのを想像して撮る。
もちろん日々の偶発的な写真は確率的にiPhoneに勝てないが、それ以外では気持ち次第で撮れる。

何枚でも撮れるiPhoneやデジカメが1枚の価値を下げているなら、何枚も撮れないカメラの方が1枚の価値を上げてくれるのではないだろうか。
中判フィルムカメラはどうだろう?
35mmの3倍とは言わないが、未来に残したい写真が撮れるはずだ。


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