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他人に自分を出世させる能力

"上司のパフォーマンスを150%へ引き上げる"
"上司にとってあなたが必要不可欠な人になり、あなたの役職・役割を引き上げる"

こんにちは、Jinです。

本日は"出世"について執筆しようと思います。
とはいえ、これまでの私のキャリアに関する投稿を見て頂いた方は気が付いているかもしれませんが、
私は出世にそれ程貪欲ではありません。
むしろ、今の社会に必要な能力を満たして出世するより、未来を見据えた能力を身に着けることにフォーカスしています。

とはいえ、家族がいると金銭的な理由やプライドの観点からも出世することが求められる場合があります。

そして、私も以前は出世に興味があり、同期と比べると役職が上だったりします。
そんな私が実践していた、また出世している他の人たちが実践していたテクニックをご紹介したいと思います。

そもそも誰があなたを出世させるのか

いきなり本質ですが、出世するのはあなたでも、出世させるのはあなたの上司です。
どれだけあなたが優秀でも、誰かが推薦してくれないと特別な出世は難しいでしょう。

出世しにくい人にありがちなのが、強くとがってしまうことです。
自分の仕事や他者の仕事に厳しく、論理性や損得勘定で行動しているような人達です。
その中でも、ヒトとのコミュニケーションに難がある人は、絶対に出世できないでしょう。

ですが、よく考えてみてください。
「自分は昔とがっていた」という上司や偉い人が多くないですか?
ということは、その人にとって、"とがっていないこと"が正解なのです。
その人が考えてきたプロセスを理解していないにせよ、尖るべきでは無いという結論は享受することが出来ます。

話を戻すと、出世というアクションをとるのは、あなたではなく他者です。
その時には尖った行動をするのでなく、何か他の方法をとる必要がありそうですね。

他者にあなたを出世させる能力


ここまでの話で、「じゃあ上司に気に入られれば良い」と考えた方はいますか?
それは全然ダメです。

そして、例えば媚びをうるなんてもってのほかです。
媚びを売ってくる人は、短期的には自尊心を満たしてくれるので、良い気分になります。
ですが、中長期的に見て、その人ってあなたにとって価値のある人でしょうか。

あなたが部下に求めることは何かを考えれば、次のあなたのアクションは明確になります。

例えば、手足を動かしてくれる人はどうでしょうか。
手足を動かしてくれる人も必要ですが、そういった人たちは本質的には価値がないです。
なぜなら考えることは自分で実行し、考えなくて済むことしか依頼できないからです。

私が部下に求めることは、「自分のブレインになってくれる人です。」
考えるところから任せられる人です。

考えることには、かなりの労力を使います。
経験上、5人以上「考えない人」が下についたときは、死ぬほど大変になります。
単純に5人以上が毎日8時間考えることを自分一人で実施することに時間がかかります。
自分の考えを説明するのにも時間がかかります。
そして、多くの場合は、複数のことを同時に考える必要があり、どんどん大変な状況に追い込まれていきます。

私の話をすると、電話会議をしながら、5人ぐらいからは常に緊急のチャットが飛んできます。
そして、それぞれに対して答えを説明し、ネクストアクションを説明し、ということを繰り返します。
それにプラスで、自分で考えて手を動かす仕事も同時進行で動いています。
QCDのどこもトレードオフできない程にタスク過多になり、大変な思いをしました。。

ですので、考えることを任せられる部下は非常に価値の高い人材なのです。
一人でも居れはチームワークは非常に有機的で効率的なものになります。

ブレインになるための方法


では、どのように上司のブレインになっていくのでしょうか。
方法は二つあります。

・すべての会話を提案型にする
・上司に150%の仕事をさせる


まずは「すべての会話を提案型にする」について説明します。

簡単に言うと、上司と会話するときには、「AかBかどちらが良いか」という質問の仕方をします。
オープンに「どうすべきか」と質問するのではなく、根拠とロジックに基づいた結論を案として提示するのです。
その結論がたとえ間違っていたとしても、根拠とロジックさえ固まっていれば、上司はあなたの思考を理解できます。
そうすることで、上司はあなたに考えることを任せていくことができます。

これが出来ていない人が非常に多いです。
経験があるかもしれませんが、「XXXが出来ません。」「次に何をしましょうか?」などと部下から聞かれても、「だから何?」って思ってしまいますよね。


そして次に「上司に150%の仕事をさせる」についてです。
この考え方には、「上司の80%を100%に引き上げる」「上司の100%を150%に引き上げる」という2つのポイントに要素分解することが出来ます。

上司の80%を100%に引き上げるということはどういうことでしょうか。
あなたや他者の仕事のレビューを通して、80%から100%に精度を挙げることが上司の役割です。
ここの精度を上げることで、この20%引き上げるための上司の工数を削減することが出来ます。

また、上司が気が付かなかったような穴に気が付くことも重要です。
上司の仕事をレビューし、適切なフィードバックを実行するのです。

品質と工数面で上司に貢献するということですね。


次に、上司の100%をを150%に引き上げるとはどういったことでしょうか。
上司も人ですから、基本的には自分の100%が達成できるパフォーマンスの限界です。
ですが、あなたが上司に何かゴールを決めさせることで、上司は150%のパフォーマンスを発揮できるのです。

例えば、報告資料を作成し、あとは上司が上の人に説明するだけの状況にする。
絶対にとれる営業の仕事の最終調整を上司に依頼する。
などが考えられます。
その時に、上司にゴールを決めさせている感ではなく、最後は上司に任せて確実に仕事を進捗させたいという想いを伝えることも重要です。
そうすることで、上司は自尊心を保ったまま、あなたに頼ることが出来るのです。

上司があなたを出世させる


これまで説明したように、「すべての会話を提案する」「上司に150%の仕事をさせる」が実現できれば、あなたは上司にとって必要な人になります。
上司は上司で、仕事のパフォーマンスが上がっているので、出世していくことになります。

その時、「私にはあの部下が必要だから、出世させて自分のそばに置いておきたい」と考えるようになるのです。

最後に


本日の投稿は如何でしたか?
社内政治の方法にフォーカスしてしまいましたが、
大事なポイントは「他者があなたに何を期待しているか理解すること」です。
これを考え理解できるようになれば、必然的にあなたの信頼が確固たるものになり、
自然に仕事で昇格していくことができます。

本日の投稿は以上になります。
私の投稿を引き続き応援してくれる方は、"スキ"やコメントで教えてくれれば喜びます。
また、こちらの投稿を購入して頂ければ、自分の情報に価値があることに自信を持つことができます!!

有難うございました。
Jin

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