「未来の自分と会ってきた」明確に将来像を描くことで、目標は達成しやすくなる。
「未来記憶」という本を読みました。
ざっくりいうと、「過去」とか「現在」じゃなくて、「未来」に焦点を当てることで比較的楽に目標達成というか、成長しやすくなるよ、みたいな話が書いてあります。
人は感情で動く生き物です。
行動を決めるのは、「やった方がいいかどうか」ではなく、「やりたいか」もしくは「やりたくないか」です。
「やりたい」と思ったことは人が止めてもやるでしょうし、「やりたくない」と思ったことはどれだけ人に勧められてもやらないでしょう。
「自分のありたい未来の姿」をちゃんと描くことで、その姿を実現したいと思えるので、自然と目標達成に向けて行動できるよ!みたいなロジックでした。
「なるほどたしかに!」と思うと同時に、いくつか工夫が必要だなとも思ったので、ちょっとこの辺について今回は話したいと思います。
将来像 (ビジョン) はとことん明確に描く
ソフトバンクの孫さんが「ビジョンは、タイムマシンで未来に行って、その世界を見てきたかのように語れる必要がある」とおっしゃっていました。
この考え方は、企業だけではなくひとにおいても同じだと思っています。
タイムマシンに乗って、未来の自分に会ってきたかのように自分の将来像を語ることができてはじめて「そういう自分になりたい」と心から思えるんです。
ドラえもんの 1巻で、はじめてドラえもんと会ったとき、のび太くんは将来のお嫁さんについてこう聞かされました。
「きみの将来のお嫁さんはジャイ子だよ」
たしかそのとき、実際にジャイ子ちゃんとけっこんした写真をドラえもんから見せられていたんじゃないかな・・・
たぶん、よっぽどイヤだったんだと思います。
そこから行動を変えたのび太くんは、みなさんご存知の通り、最終的にしずかちゃんと結婚することになるわけです。
まさにタイムマシンで未来に行って、未来の自分に会った結果、将来を変えたいい例だと思います。
というわけで、「ただ将来ありたい姿を明確にする」だけじゃなくて、「未来の自分と会ってきたレベルで、"超明確"に将来像を描く」のがおすすめです。
写真とか、イラストとか、そういうのも駆使するといいかもしれないですね。
想像力がないとイメージが広がらない
「よし、じゃあ未来のありたい姿を明確にするぞ!」
こう決めても、意外と難しかったりします。イメージが広がらないんです。
これは、想像力が不足していることが要因だと考えていまして、たとえばテレビも本もインターネットもないとき、世界を旅行したことがなければ、ほかの国のことなんてわからない、というのと同じ感じです。
経験したことがないことは、イメージが広がりません。
将来象っていうのは、基本的に自分のイメージできる範囲でしか描けないのですね。これでは「将来こうありたい!」を具体化するのが難し買ったりします。
じゃあどうするかなんですが、結論からいうと「経験を増やすこと」だと思っていて、想像力をあげるのに経験が必要なら、あれこれ経験をすればいいわけです。
直接体験ができれば1番だと思うのですけれど、直接体験するのが難しかったとしても、いまは色々な手段があります。
映画をみたり、小説を読んだり、インターネットで情報を集めたり、スケールの大きな人から話を聞いたり。
目的は「未来の自分とタイムマシンで会ったレベルで将来像を描くこと」なので、それに必要なだけの想像力をつけることができればいい。
同時に、今の自分の想像力の範囲でかまわないので、「現時点で最高だと思う未来の自分」を描いた方がいいかなと思います。
「現時点で最高だと思う未来の自分」を目指して行動を修正しつつ、経験値を増やして「未来の自分」をアップデートしていくイメージです。
というわけで
結論、人生おもしろければなんでもいいと思うのですが、よりおもしろく生きるための手法としては結構効果的だなーと思いました。
もし興味があれば、ぜひ 1度読んでみてください。
今回は以上です!
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