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11月11日はポッキーで実験しよう。
「今は、実験中なんだ」
3ヶ月ほど世界を旅して帰ってきた友達と会ったとき、こう言ってた。長く続けていた会社を辞め、世界に飛び出したり、新しく挑戦を始める同世代の友達の姿は、とてもかっこよく見えた。
多くの人の感覚で言うと、30代になって仕事を辞め、好きなことややりたいことに振り切るのは正直怖いんじゃないかと思う。
貯金がゼロになったらどうしよう。
再就職できなかったらどうしよう。
お金の不安を中心に「リスク」という言葉が、お弁当箱の1段めに詰まった白米くらいの密度で頭の隅から隅までぎっしりになる。
もちろん、友達にもそういう感覚は少なからずあるだろう。
一方で、憲法1条から100条までポジティブな言葉しかないポジティブ星からきたんですかあなたは?っていうくらいのポジティブ力を発揮している友達からすると、今やっていることは「実験」という感覚らしい。
お弁当箱の2段目くらい「わくわく」という表現が似合うやつだな、と思った。
世の中のすべてのことを「実験」と表現できるといいなと思う。自由度が増し、失敗もポジティブに受け入れることができそうな気がする。
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「収入がゼロになろうが、貯蓄がゼロになろうが、仕事がなくなろうが、どんな大失敗をやらかそうが、すべては実験。貯蓄がなくなったってたかが知れてる。1億も2億も持ってるわけじゃない。それなら持ってるお金を全額自己投資にぶっ込んだらどうなるんだろう?」
みたいに、すべてを実験と捉えるだけで、リスクを忘れて思い切った行動を取れるようになるかもしれない。
実験なのだ。失敗したっていい。むしろたくさん失敗してたくさんデータを取った方がいいくらいだ。検証を繰り返せば、いつか成功につながるだろう。
もしリスクをまったく考えずに動けるようになったなら、やってみたい実験が山のようにある。
「マレーシアは日本より安い物価、家賃で住める国だからいいよと聞くけど、実際住んだらどうなんだろう」
「好きなことで生きていく、っていう有名なYouTubeの広告があるけれど、本当に好きなことだけで生きていけるんだろうか?」
「多くの人が死ぬまでにやりたいことで挙げがちな「オーロラを見にいく」っていうのがあるけど、オーロラ見て本当にすごい感動するのかな?」
なかにはとんでもなくしんどい思いをすることもあるだろうけど、それもまたよし、と思えそうな気がする。
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「今は、実験中なんだ」
石田月食になりそうなくらい友達の笑顔がまぶしすぎたので、ぼくも真似していろいろと実験してみることに決めた。
手始めに、11月11日でポッキーの日といわれる今日。職場の両隣のひとに、日頃の感謝を込めてポッキーをプレゼントした。
暖房で暖まりきったぼくの部屋に置いてあったもんだから、「ポッキー至上最も細い!」と謳われたポッキーは、ポッキー至上最も太い、1本のポッキーになっていた。
・・・いいのいいの。実験なんだから。
笑顔でごめんって言えば、ぜんぶ解決。次からはちゃんと冷蔵庫に保管してからプレゼントすればいいさ。
さ、次の実験をしようっと。
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