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海外の方々のふだん使いの単語はいまの中学で習うものが多いので訳さずそのまま聴けそう


はじめに

 最近、時間があるとFMラジオかYoutubeで音楽を聴く。車の運転中はラジオ英会話。ひとりぐらしでしごと場も単独行動ばかりでほとんど日本語を発することはないし、生の会話に接する機会はごくかぎられている。

そんな生活を数か月。いくつか気づきがあった。

きょうはそんな話。

音をくわえる

 ひとりぐらしはつねに外からの音にかぎられる。ひとりごとを発しないかぎり、くらしのなかでみずから声にだして音にすることはない。あくまでもしごとや店での交渉などごくかぎられた場面だけでつかう。すると休日は口やのどをつかわないので休みあけになかなかうまく作動せず、口ごもったり声がかすれたりしがち。

その一方で聴くことは多い。しかも英語のほうが多い。情報があふれているので興味にあうものをみつけて聴く。時間さえゆるせば洋楽を。そして最近は海外進出いちじるしい日本のバンドも。海外でうけているのでファンは欧米だけでなく世界各地にひろがる。

英語が主に

 このバンドは日本語と英語混じりの歌詞をつくることが多い。どうもリスナーはこの部分的にはいる日本語にひかれるという。それはちょうど裏を返せばわたしたちが日本語の歌詞にたまにはいる英語のフレーズをポイントに感じるようなものかもしれない。ところがこのバンドがたまたま英語のみの新曲を出して話題になっている。

海外ファンの交流がさかんでさまざまな情報を交換し合う。参加したライブがよかったとか、新曲を聴いてみたとか会話が飛び交う。たいていが英語。おたがいにたのしそうにやりとり。話の内容に興味をひかれたので最初はついていけずにたよりない自動翻訳にたよっていた。

状況がかわる

 そのうち日ごろのズボラが顔をだした。どうも自動翻訳のボタンを押すのがめんどうに。するとYoutubeの設定がたまたま変わり、画面の歌詞や会話の英語がそのまま出てくる。

それをところどころひろって楽しむように。このほうが快適だと気づいた。なにもわざわざ日本語に訳しなおす必要はなく英語のままでいい。訳すのにやっきになる必要はないし、どうも日本語への翻訳作業とは頭の違う部分を余分につかい疲れてしまう行為だと気づいた。

楽しめれば

 なにも意識せずいつのまにかそうしていた。聴くとはなしに聞き流していると、どうも話すフレーズのところどころのポイントになる単語や句だけひろいだして聴いている自分がいた。もはや画面下の英文すら見ずに、それでどうにか話の内容についていけている。骨子はほぼとらえられている。

もちろんせまいジャンルのしかも話の内容を流れからおのずと推定できるから。つまりはお膳立てできている状況にはちがいない。とはいえ相手はゴリゴリのネイティブの方々でなにも話すスピードなど遠慮なく好き勝手?にしゃべっている。ふだんのままにちがいない。話す表情がくわわると英語の中身を把握しやすいとわれながら納得。

つかう単語は

 それともうひとつ。歌詞や会話につかわれている英単語や熟語はごくやさしいものがほとんど。それでかなりの表現になりそう。むずかしい単語の出現頻度はさほど多くなく、都度そこだけ辞書をひけばことたりるし、しかもそうすることで英文中の使い方もふくめてあらたに覚えやすい。

学習サポートで教えている中学生の教科書の英単語数は以前より1.5倍にふえている。20代後半以降の方々が高校2年生あたりで身につけたもの。わたしがふだん聴く英語(分野によるが)でつかわれる9割ほど(推定にすぎないが)はそれらでことたりる。

なんでこんなことに気づけなかったのか。もっと効率よく身につけられたかもしれないのに。やっぱり楽しみつつならばヒトはそれだけ熱心になれるのかもしれない。

つづけると

 これは関係ないかもしれないがこのnote記事の入力作業に影響が出はじめたっぽい。どうも思考の順序が変わってきたのか、思うままを入力すると主語のあとにすぐ動詞をおきがちに。

これでは日本語としては読みにくいので手直し時に目的語のあとに動詞部分をうしろにまわす作業がめだつように。これってもしかして最初にあたまにうかぶのは英語の語順かも。まさか…。

おわりに

 生活パターンは変わらない。あきらかに英語にかたよった生活。このままつづけるとどうなるか。まさに人体実験をしているかのようで興味深い。とくに困ったことはないのだが。


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